2009/12/19 - 2009/12/19
687位(同エリア977件中)
がりさん
この旅で目指してきた場所、それは稚内であり、宗谷岬でした。
朝、僕を乗せたバスは日本最北端の岬へ向けて走ります。
今、自分は日本の北の端へ向かっているんだな…。
どこかで波照間島の最南端の情景と結び付くものを感じながら、ひとつの願いを思います。
サハリンを見てみたい、海の向こうの外国を目にしたい!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
東北を経由し、北海道、そして稚内まで辿り着いたこの旅も、ついに最終日の朝です。
朝6時に起きると、外はまだ暗い。
そして雪が降っていました。
昨夜からずっと降り続いているとは…。 -
ホテルには「天北の湯」という天然温泉があるので、朝風呂へ。
ほとんど日本最北に近い温泉じゃないかな。 -
無色透明で匂いもあまりせず、温泉らしさはないけれど、優しい肌触りの気持ちのいい温泉です。
-
この旅も残るは宗谷岬を目指すだけ。
湯に浸かりながら、これまでの旅の道のりが思い出されました。 -
露天風呂もあるので行ってみると…。
さ、さ、寒いぃ〜!
雪が降り注いで…、うひゃぁ〜!!
髪の毛が凍りつく露天風呂でした。
あえなくすぐに退散。
露天風呂に行った人はみんなすぐに戻ってくるので変だな〜と思ってたんですよ(笑)。 -
部屋へ戻ると、外が明るくなってきました。
でも相変わらず雪が降っています。
最終日の今日は晴れてほしかったんだけど…。 -
やはり今日は雪みたい。
このままだと宗谷岬からサハリンを望むことはできないかもしれない。
だけど、まだわからない、とも思う。
函館で吹雪に遭ったときだって、雪が止んで夜景を見ることができたのだから…。 -
テレビでは道内発着の飛行機の情報もやってくれます。
今日は稚内空港を13時55分に発つ便で一気に東京へ帰ります。
冬の稚内空港は欠航が多いことで有名だけど、ここ最近はそういうこともないみたいだし、今日も大丈夫だろう。 -
外へ出てみると、ものすごい雪に圧倒されました!
昨夜の時点でもかなり積もってたけど、それと比べても風景が一変しています。
どうやら夜の間にかなりの雪が降り続いたようです。 -
とりあえず稚内駅へ行って、朝食を食べることにしました。
-
朝食は日本最北の駅そばです。
なぜかナルトが入っていて、素朴な美味しさです。
駅員の人も食べに来ていて、人情を感じます。
新しい駅舎ができたら、このそば屋はどうなるんだろう。
そば屋のおばさんやキヨスクの女性の話を聞いていると、駅の再開発をあまり良く思っていないことがわかります。 -
「昨日の夜は雪投げして、大変だったねぇ」
と、おばさんが言いました。
雪投げ?
なるほど、みんなで雪合戦して遊んだわけか〜、でも夜に何でまた?などと思ってると、
「これだけ雪が積もると、雪投げしないと玄関から出られないものねぇ」
とキヨスクの女性。
どうやら雪投げというのは雪掻きのことらしい。
僕には初めて聞く言葉でした。
確かに雪がたくさん降る北海道の人にとっては、雪は掻くものではなく投げるものなのかもしれない。 -
この雪だもんなあ…。
-
昨夜も行った北防波堤ドームへまた行ってみました。
やはりこれは素晴らしい建築物です。
ここに昔、駅があったんだね。 -
吹雪が襲いかかる…。
なんとか雪よ止んでくれ、と思う。
今日だけでいいから、止んでくれ。 -
朝から街ぢゅうに除雪車が走ってました。
後ろから走ってくると、迫りくるようで怖い。
この朝には、同じ稚内で除雪車にはねられて男性が亡くなる事故が起きており、気を付けないといけません。 -
宗谷バスの乗り場に来ました。
ここから宗谷岬へ向かうバスに乗ります。 -
宗谷岬までは往復で2430円。
最北端到着記念の証明書?を貰えます。 -
雪にまみれたバスがやってきました。
-
8時10分発の宗谷岬行きです。
日本最北のバス路線だろうか。 -
乗客は僕と1組のカップルだけでした。
どうやら僕と同じく、冬の宗谷岬へ行く数少ない観光客のようです。
でもこんなにも乗客、少ないんだねぇ。 -
宗谷岬までは50分ほど。
その間、ただただ雪が止むことを願っていました。
とにかくこんな天気になった以上、もう願うほかないのです。 -
稚内のホームセンター。
こういう所で地元の人が乗ってきたりしました。 -
車窓左手に海が広がるようになります。
これが宗谷海峡か…。
しかしもちろん、海の向こうのサハリンは見えない。 -
確かに今、自分は最北の地へ向かっている…。
-
もうこの旅の運は使い果たしたのかな、と思いました。
振り返ってみるとこの旅はなかなか運に恵まれた旅だった。
函館の夜景も、青空の美瑛も、夕焼けの宗谷本線も…。
これだけ今まで運が良かったんだから、最後はこんなものなのかもしれない。 -
乗客は再び僕とカップルだけになり…。
-
宗谷岬のバス停に到着です。
-
バスを下りると、何度もガイドブックやブログの旅行記で見てきたあの碑がありました。
ここが、この冬の旅でひたすら目指してきた場所でした。 -
北緯45度31分。
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日本最北端の宗谷岬です!
辿り着きました。
辿り着けました。 -
結局、海の向こうのサハリンは見えませんでした。
残念、でも仕方ない。 -
それでもどうしても海の彼方を見つめてしまう。
雪は北から、つまりサハリンの方から降っていた。
雪に打たれながら、確かにこの彼方に存在するサハリンを思い北を見つめました。
この北には、サハリンがあり、そこで暮らす人々がいる。 -
ここは果てではない、地球上のある一点にしかすぎないのだから。
最南端の波照間島で感じた思いを、ここでも感じました。
どこまで行ってもそこは中間点でしかない。 -
波照間島の向こうには台湾があり、この宗谷岬の向こうにはサハリンがある。
どちらも見ることはできなかったけど、でもそれで良かったのかもしれない。
やがてそこへ行く日だって来るはずだから。 -
カップルの男性に頼んで、記念写真を撮ってもらいました。
気が付けば、この旅では3枚もの記念写真を手にしていました。
函館のクリスマスファンタジーでサンタに撮ってもらった写真。
小樽運河で外国人が撮ってくれた写真。
そしてこの宗谷岬で撮ってもらった写真。
これは僕にしては意外なお土産でした。 -
北を見つめる間宮林蔵像。
-
岬の周囲には最北端をうたった店がいくつもあります。
どこも冬期休業中のようですが。 -
最北端のトイレ?
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最北端の自動販売機??
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最北端のポスト???
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最北端到達証明書を発行しているお店。
僕は宗谷バスから貰ったのでじゅうぶん満足なので、ここでは買いませんでした。 -
最北端グッズがいっぱい売ってました。
-
せっかくだし何か買っていこうかと思い、記念にこれだけ手に入れました。
-
この店には無料の流氷館があったので、入ってみました。
店のおばさんが明かりを付けてくれました。
冬は観光客少ないので、普段は消してるようです。 -
これは本物の流氷のようです。
へ〜、これが流氷か。
でもこの殺風景な部屋で見せられてもなんだか…。 -
あまりに寒い部屋ですぐに戻りました。
-
おぉ、こんなに冷やされてたんだ!
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日本最北のガソリンスタンドがあります。
-
宗谷岬灯台。
向こうへず〜っと行けば宗谷丘陵ですが、さすがに冬は行かれません。
稚内は夏に来ても良い場所かもしれませんね。 -
最北端のノート。
あの小繋駅で「最北端を目指している」と書いていた彼らも、ここに再びメッセージを残していたりするんでしょうか。
僕は時間がなくなってしまい書けませんでした。 -
もう一度、海の彼方に目をこらし、やはりサハリンが見えないことを確認してから岬をあとにしました。
-
バスで稚内の街へ戻ります。
これに乗り遅れたら何時間もここに置いてかれることになってしまいます。 -
しかし帰りのバス、途中で雪にはまってしまい、思わぬ立ち往生。
タイヤを何度も空回りして、ようやく危機を脱しました。
地元の運転手でも苦労するほどの雪の日のようだ。 -
先月にオープンしたばかりのマクドナルド。
もちろん日本最北の店舗で、マックは稚内初出店です。
オープン初日には行列ができたとか。 -
街に戻ってきました。
空港へ行くまでは時間があるので、お土産も買いたいし商店街を歩くことに。 -
稚内の商店街。
寂れてはいますが、ネイルサロンなどお洒落な店もあったりします。 -
商店街の風景を見ていると、何かに気付きますか?
-
ロシア語ですね!
稚内がロシアと密接に結ばれた街だということがわかります。 -
独特の異国情緒です。
-
稚内公園の開基百年記念塔。
ここもまた冬は行かれない場所です。 -
日本最北かもしれない書店を見つけたので入ってみました。
ここも北海道関係の本が充実。
単行本がなぜか見つからない…? -
宗谷観光物産。
この地域のいろんなお土産が売ってます。
ここでちょっとだけ買い物しました。 -
これは買わなかったけれど。
稚内ならではですね。 -
稚内の老舗菓子店である香花堂へ。
名物だというどら焼きソフトクリームを食べたかったのですが、冬はやってないんです、とのこと。
確かにこの寒い中、ソフトクリームはないか…。 -
他になにかおすすめありますか?と聞いて頂いたのがこちら。
チーズクリームのどら焼き。
チーズ好きなので美味しいです。 -
「創業130周年のお祝いだから!」
と、店のおじいさんがお汁粉をごちそうしてくれました。
最北の街での嬉しい出来事♪
歴史ある店だけあって、お汁粉もまた絶品でした。 -
「横浜へはこの8月に行ったんだよ〜!」
とおじいさん。
「横浜は暑いね。あんな暑い所居たら俺なんか死んじゃうよ!」
「山下公園ってのは人が多いね〜。田舎者だからびっくりしたよ!」
「中華街ってのはほんとに中国の料理しかないんだね。ラーメン食いたいって思ってもどの店にも無いんだから!」 -
「ここまで来たんだったら、サハリンへも行けばいいのに!」
行ったことあるんですか?とおじいさんに聞くと、
「何度もあるよ!コルサコフへ行ってそこから鉄道で行くんだ」
サハリンってどんな所ですか?
「あそこには戦前の日本の姿が残ってる。素晴らしいところだよ!」
さっきはロシア人は万引きするから嫌と言ってたけど、サハリンは好きらしい。
「サハリンは素晴らしいところだね…」
と、しみじみ言うのを聞いて、いつか行ってみたいなという思いを強くしました。
見れなかったサハリンへ、いつか…。 -
雪降ってますけど、今日飛行機飛びますかね?
「このくらいの天気なら心配ねえ!」
と、力強い言葉を頂けました。
地元の人が言うんだから間違いないのだろう。
この店のもうひとつの名物である「あんころ柿」をお土産に買ってあとにしました。
また横浜へも来てくださいね〜。
「ありがとう!」
稚内の街でいい店に入れたな、と思いました。 -
あいざわという街のスーパー。
-
昼食は北市場へ。
-
ここは市場で、カニなどを売る店が入ってます。
函館のような活気はないけどいい雰囲気です。 -
やっぱり稚内名物は押さえとこう!
北市場2階の夢広場という店でたこしゃぶを頂きます。 -
たこをしゃぶしゃぶ…。
う〜ん、美味しいというものではないかな。
歯ごたえがおもしろいので嫌いではないけど、あんまり箸が進むものでもない。 -
稚内を、北海道を去るときがやってきました。
あと1時間と少しもすれば、飛行機で飛び立ちます。
東京へ向けて、5日かけて来た道を2時間で帰るのです。 -
あれほど疎ましく思っていた雪なのに…。
いざ旅が終わるとなると、雪も寒さも愛おしく思えて仕方ありませんでした。 -
さっきのターミナルから今度は稚内空港へ向かうバスに乗ります。
人のいない稚内の街でしたが、意外にも空港へ向かう客はけっこういました。 -
あとは帰りの飛行機に乗るだけだ、これで旅も終わりだ。
確かにこのとき、疑うことなくそう思っていました。
もう1時間後の今ごろは北海道にはいないのだ、と。
しかしこのあと、この旅最後にして最大のハプニングに襲われることになるのです。
この旅はいつ終わるのだろうか…?
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