2009年12月エジプト(45) アブシンベルに向かう

2009/12/12 - 2009/12/19

２００９年１２月１６日（水）予定通り２時３０分にモーニングコール（モーニングと言うのでしょうか）。２０時ころ寝たので既に起きています（ぐっすり寝ました）。今日はアブシンベル神殿を見に行きます。アブシンベルはスーダンとの国境近くにあって危険なので、警察（軍隊でしょうか）に守ってもらいながら、コンボーイを組んで（複数のバスが連なって）駆け抜けます。出発時間も深夜と早朝に決められているため、こんなに早起きをするのです。ロビーに集合すると、ケーキの箱のようなものを配られます。中を見ると、

エリア エジプト

数種類のパン、ゆで卵、オレンジ（ネーブルでしょうか）、ヨーグルト、オレンジジュースが入っています。バスの中で食べる朝食です。

船に乗ってホテルを出て、向こう岸でバスに乗り換え、

４時ころ、バスは（多分）アスワンの警察署の辺りまで行って、しばらく待ちます（昨日のアスワン観光とは違い、アブシンベルに行くときはちゃんとした大型バスです）。他のバスが続々とやって来ます。

傍らには、見張りをしている人の姿が見えます。しばらくして警察の人（兵隊さんでしょうか）が乗り込んできます。運転手さんの後ろの、通常添乗員さんが座るあたりに座ります。添乗員さんは１つ後ろの席に行きます。４時３０分に出発（もっと遅く起きてもよかったのでは）。

コンボーイが面白そうだと期待していましたが、あいにく先導車だったため、前にバスはいません。（ひどいピンボケですが気にしません。）基本的にひたすらまっすぐな道路が続き（たまに緩いカーブもありますが）、スピードを出して駆け抜けます。向こうからたまに対向車が来ます。右の窓からは、冬の星座がよく見えます。オリオン座や、五角形のぎょしゃ座や、２つ並んだふたご座のカストルとポルックスが見えます。日本では普段見えないような暗い星もくっきり見えます。

そのうち、夜が明けてきます。明けてくるのは左側です。左側の席に座っている人が、写真を撮りだします。わたしは右の座席に座っているし、ベタベタしたパンと格闘しているので、詳しい写真を撮り損ねます。一度だけ、手を休めて左の席に移り、明けかかった空を写真に撮ります。

そのうち右側に、黒い山のようなものが現れてきます。これは１つだけでなく

あちこちにあります。火山性のもの（と聞いた気がしますが、ガイドさんの説明がよく聞き取れませんでした）だそうです。周囲には砂漠が広がっています。

そろそろアブシンベルに到着です。高いところに監視小屋があって、ライフルを構えている人がいます。