2009年12月エジプト(36) ホルス神殿３／６

2009/12/12 - 2009/12/19

塔門をくぐると中庭に出ます。正面はこのようになっています。

エリア エドフ(エジプト)

左側には円柱が並んでいて、

右側にも円柱が並んでいます。よく見ると、柱の上の開いた花のような形がそれぞれ違っています。

左側の塔門の裏を見返すと、このようなレリーフがあります。これは、結婚式の様子だそうです。ホルスの結婚式だったと思います（忘れました）。このレリーフのすぐ後ろ側だったと思いますが、

柱にこのようなレリーフがあります。まず、真ん中にスフィンクスの形をしたホルス神がいますが、これはとても珍しいものです。その右には、空白のカルトゥーシュがあります。当時この辺りは首都からだいぶ離れていて、誰がファラオなのかよく分からなかったそうで、まず空白のカルトゥーシュを作っておき、分かったところで名前を入れたのだとガイドさんが言っていました。

正面に進みます。正面の入口の脇に、またホルス像が立っています。

左側はこのような立派なものです。ホルスは冠をかぶっています。写真では上が切れてしまっていますが、この冠は、円筒形の筒のような冠に、とんがった形の冠がのったような形をしていて、二重王冠といいます。塔門に描かれているホルスやハトホルがかぶっているのも二重王冠です。これは、上下エジプト統一の象徴です。古代エジプトの人は、エジプトが上エジプト（ナイル川上流域）と下エジプト（ナイル川下流域）に分かれ、それをファラオが統一しているのだと考えていました。

右側のホルス像は壊れて、上半身の一部だけが転がっています。何となくかわいいです。