2009年12月エジプト(35) ホルス神殿２／６

2009/12/12 - 2009/12/19

塔門に向かいます。誕生殿の右側を回って行きます。左側を見ると、壁があります。当時のままのようで、崩れかかっています（左端に少し写っているのが誕生殿、右端に少し写っているのが塔門です）。

エリア エドフ(エジプト)

右側の壁は最近修復されたようで、きれいすぎます。

目の前にはこのように、塔門が大きく見えていて、これが塔門の左側です。左側のファラオ（プトレマイオス）が、右のホルス神とその後ろのハトホル女神（ホルスの奥さん）に、いけにえを捧げている場面です。左手で奴隷の髪の毛をつかみ、右手でこん棒のようなものを振りあげ、叩きのめしています。こうした場面は、ラムセス３世葬祭殿で見ました。古代エジプトで流行のポーズだったようです。

塔門の右側にも対称的に、同じようなレリーフが描かれています。

塔門の中央に進みます。入口の両脇には、ホルス神（ハヤブサ）の像があります。

こちらが左側の像です。いかにもハヤブサの像です。足の間にいるのは、奥さんのハトホル女神らしいです。

こちらが右側の像です。こちらは側面が写っています。こちらの足の間には誰もいません。

塔門をくぐります。門の上には、有翼日輪という太陽のマークがあって、コブラが左右に飛び出ています。これは、他の神殿の塔門などにも見られます。ホルスが有翼日輪となって戦ったという言い伝えがあります。

塔門の天井には、色つきで絵が残っています。かつてはここに扉があったようです。