2009.9　ケニアサファリ旅行記⑦　アンボセリ編1

2009/09/18 - 2009/09/25

2009年9月のシルバーウィークを利用して、ケニアでサファリをしてきました。
ものすっごく良かったです！何がどう良かったのか、と聞かれるとなんといったらいいのか分からないんだけれど、野生に生きる動物たちと大自然に興奮し、また癒されました。ちょっとバタバタの忙しい旅になってしまったのが残念ではあったけどね。
相変わらずの女一人旅＆今回は初の英語ガイドってことでどうなるかと思いましたが、特に問題なく過ごせて楽しかったです。
ナクル湖からナイロビを経由して、アンボセリへ。ロングドライブの後、アンボセリ国立公園でサファリをしました。


日程
1日目　関空出発　カタール航空にてドーハへ
2日目　ドーハで乗り継いでナイロビへ。ジラフセンター観光（パナフリックホテル泊）
3日目　エアケニアでマサイマラへ　夕方、初サファリ（ムパタクラブ泊）
4日目　半日サファリ（ムパタクラブ泊）
5日目　早朝サファリ後、国内線でナイロビへ。その後、陸路ナクル湖へ（フラミンゴヒルキャンプ泊）
6日目　ナクル湖サファリ後、アンボセリへ。アンボセリサファリ。（アンボセリソパロッジ泊）
7日目　プチサファリをしながら、ナイロビへ。カタール航空でドーハへ。
8日目　関空着

https://blogs.yahoo.co.jp/alice_in_fireland/64702792.html

エリア アンボセリ(ケニア)

ナクル湖からナイロビへの道は快適で、11:00頃、約2時間ほどでナイロビの郊外に到着。でも、この辺からすっかり渋滞に嵌ってしまいました。 しっかし、目に入る車のほとんどが日本車。目の前の車とかRav4だし（笑）。ミルトンに聞いたら、ケニアの車の80％が日本車だそうです。 一番人気があるのがトヨタ。日産が一番安いけど、アフターサービスがいまいちで、ホンダ・三菱は高いんだって。

ナイロビの街中に入るとビルも多いし、普通に都会。ちょうどジャカランタの花が咲き始めてて、綺麗です！ 何とも言えない紫色なんだよね～。
窓から見る外を歩くのはほとんどが黒人。たまにビジネスマンらしき白人はいるけど、観光客らしき影はまったく見あたらない。 「やっぱり治安悪いの？ナイロビは凄く危険だって聞いたけど」ってミルトンに聞いてみたら、「そんなことはないよ。スリや引ったくりは いるけど、それはどこでも同じだろう？殺人なんてそうそうあることじゃない。間違った情報が流れてるんだよ」って。なんだ、そんなに 危なくないのか、って思ったら「ただ、出かける時は手ぶらでね」って。。。やっぱ、危ないには違いないのよね（＾＾；）。

渋滞の中、ナイロビの町を走りますが、なかなか抜けられない。結局、１時間ほどかかってなんとかアンボセリ方面の道に抜けられました。 そして、この道が凄いの。もう、ガッタガタ！未舗装の道を時速60kmで走るもんだから、揺れまくりよ～。ある程度、覚悟はしてたけどこれはちょっとしんどいなぁ（＾＾；）。

そしてナクル湖から走り続けること約5時間半。14:30頃、ナマンガの町外れのお土産物屋さんで やっとランチです！ブーゲンビリアが咲き乱れてて、とっても綺麗！！

ここのオープンテラス（ってほど綺麗でも、オシャレでもないけどね＾＾;)で ボックスランチです。メニューはパンが３つとローストチキン、ミニ春巻もどきのサモサ、バナナ、オレンジ、ジュース、水。味はまあまあかな。 サモサが美味しかったかも。ミルトンはコールドミールは好きじゃないからと、そこのカフェでカレーを頼んでました。(14:30－15:30）

そしてここにはネコがいたの～♪
あれだけ野生動物を見てて、今更ネコ？って思うかもしれないけど、これはこれで可愛いのよ～。 妹が飼ってる猫に似てただけに尚更可愛くて、あんまり毒にならなそうなものをあげちゃいました。人懐こいネコだったわぁ。

お昼とトイレを済ませて、再びアンボセリに向かって出発！ここ、ナマンガはタンザニアとの国境の町で、あの旗のある所が出入国審査場。 あの向こうはもうタンザニアなんだそうです。へぇ～。

そして16:30。ナクル湖を出てから、昼食を挟んで約8時間。ようやくアンボセリ国立公園・ナマンガゲート に到着です！長かった～～。

ミルトンが入園手続きに行ってる間、車の中で待っていると、マサイ族の女性が物売りにやってきました。特に欲しいものはなかったから 無視してたら、窓を叩いて開けろって・・・。しつこいから「Ｎｏ，Ｎｏ！」って言ったら「子供のために水をくれ」と。 まあ、お水くらい構わないので、水とジュースを上げたら、今度は「写真を撮っていいから、お金をくれ」と・・・。仕方がないから寄付のつもりで 300Ksh払って撮った写真がこれです。

そしてようやくアンボセリ国立公園のサファリを開始したんですが、あまりの乾燥状態にビックリ。。。 もちろんここに来る途中も乾燥してたんだけど、公園の中はそんなことはないんだろうと思ってたけど、中に入ってもものすごい乾燥状態。 大地が乾ききってるんです。もちろん動物なんて、影も形もありません。アンボセリ湖に目をやってもただの乾いた地面で、小さな竜巻が あちらこちらで発生してるの。。。ここが国立公園？マサイマラやナクルとのあまりの違いに、正直言ってショックです。。。

しばらく動物は見かけなかったんですが、最初に見つけたのはマサイキリンでした。 こんな所にもキリンが住んでるんだね。

でも、首なんかマサイマラで見たのより細いし、身体も痩せてるし・・・。 マサイマラやナクルのキリンたちと比べると、過酷な生活なんだろうなぁ。でも、頑張って生きてるんだね。。。

そして、このキリンの割と近くで、マサイキリンとゲレヌクが同じ木から葉っぱを分け合って 食べてました！なんか、可愛い～♪でも、あんな半分枯れた木の葉っぱしか食べるものがないのかと思うと、切ないです。。。どこで生まれたかで、こんなに差が出ちゃうんだね。ある意味、人間と一緒なのかな。

ゲレヌクはサンブル国立公園にはいっぱいいるけど、アンボセリでは珍しいそうです。

雄だけど、美人さんだね～

こんな乾ききった大地でも、動物たちは逞しく生きてます。
次に見かけたのは若いダチョウの兄弟。私がイメージするダチョウなんだけど、実はこれはオスで メスはグレー色をしてるのよね。写真は撮りそこなっちゃったけど。メスの方がふわふわでかわいい感じです。

この子はゲレヌクのメスです。 体つきは同じだけど、角がないし、顔も地味ですね～。動物界って、オスの方が綺麗なんだよね。

それにしても走れば走るほど、渇きが酷くなっていく。
この辺なんて、中東で見た半砂漠と何もかわらないじゃない。もちろん、ここまで乾いてて何もないと動物もいないし。 なんでこんな所を国立公園にしちゃったのかしら？それとも国立公園になった後で乾燥が進んじゃったのかな？ これも地球温暖化の影響なのかも・・・。ミルトンに聞いてみたら「確かに最近乾燥が酷くなってきてるけど、雨季には 綺麗な草原になるんだよ」って。雨季に来たら、また違うのかなぁ。

もう草木もありません。もちろん動物なんているはずもなく･･･

「アンボセリってこんなに乾いてるのか・・・」とちょっと呆然としながら、ゲートから３０分ほど走ると、突然周囲に緑の草が。そして 動物たちが姿を現し始めたんです！劇的な景色の変化ですっ！！うわぁぁぁ。。。あの酷い景色を見た後だけに、ここは楽園みたいに 見えてくる。あの乾燥地帯にいた動物たちもこっちに移ってくれば、もっと楽に生きて行けるだろうに。なんかこの落差を目の当たりに すると、ちょっと切ないなぁ。

動物たちがのんびり水を飲んだり、草を食んだりしてる長閑な光景を眺めながら先に進んでいくと、こんどは完全な湿地帯が出てきた！ 「なんでぇ～？？」と思ったら、この辺にキリマンジャロの雪解け水が集まってきちゃうからなんですって。もうちょっとバランスよく、 公園全体に水が行き渡ればいいのにね。

ゾウとサギが仲良しです。

ここからまたしばらく走ると、湿地帯を抜けて、こんどはサバンナっぽい感じ。マサイマラに似てる感じですね。アンボセリは狭いわりに 場所によって全く景色が違うみたいです。そしてこのサバンナ地帯ではお昼寝中のライオンたちを発見しました～！ちょっと遠いけどね（＾＾；）。

道路の反対側にももう1頭寝てる～、と思ったら・・・。

あ、2頭だった！ハネムーン中のカップルなんですって。だから2頭だけプライドから離れてたのね。 ハネムーン中のカップルはあんまり移動しないから、明日の朝も見れるかもしれないって。また、見れるといいな。

ライオンに別れをつげて、更に進むとジャッカルです。それもマサイマラで見たセグロジャッカルじゃなくて、 ゴールデンジャッカルです！ゴールデンジャッカルはセグロジャッカルよりもレアなので、ここで見れて良かった！

さて、暗くなる前に公園を出なきゃいけないので、そろそろロッジのあるキマリゲートに向かいます。もちろんゲートの向かう途中にもたくさんの動物たちが見られます。これはハイエナ親子！ 大分遠いし、暗いから見えにくいけど、ハイエナのお母さんと子供たちです。お母さんが舐めてあげてて、子供も可愛いなぁ。 この旅でハイエナに対する印象は完全に変わったわ。

次に見かけたのがオリックス！初めて見るアンテロープですっ！
オリックスは真直ぐな長い角が特徴。ユニコーンのモデルになった動物らしいです。 確かに角の感じはユニコーンのイメージだよね。でももう暗いから、写真はちょっと辛いなぁ（＾＾；）。

この後、すぐキマナゲートに到着。2時間ほどのサファリでしたが、マサイマラともナクルとも違っていて いろんな意味で印象的なサファリでした。キリマンジャロが見れなかったのが残念だけど、それは明日に期待ね。 （16:30－18:30）
そして、最後にサプライズ！ゲートを出た所にチーターを発見！3頭ほどが寝てるみたいです。 もうほとんど真っ暗だから、見えにくいんだけど。写真を撮ってみたら一応写ってたけど、暗いから露光時間が長くて、その間にチーターが首を動かしたらしくて2重になっちゃった（＾＾；）。

そしてゲートを出てから、真っ暗な未舗装道路を走ること約30分。19:00頃、アンボセリ・ソパロッジ に到着です。ウェルカムドリンクを飲みながら、チャックインして、お部屋へ。

これまた広いお庭を抜けて、私のコテージまで案内してもらいました。 なんか、また迷いそうだなぁ。。。

見た目はシンプルなコテージだったけど、中に入ったら広いっ！

一部屋なんだけど、寝室部分とリビング部分って感じでかなり広いです。お部屋の中はゾウ尽くしで可愛いし、 なかなか良いお部屋です♪

19:30頃、夕食を食べに行くのに外へ出て空を見上げると満天の星。天の川まで見えるよ～。 うわ～、凄いなぁ。しばし夜空を見上げた後で、レストランのあるロビー棟へ向かったんだけど、予想通り迷子になりました（笑）。 あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。来る時は5分ほどだったのに、結局20分も迷っちゃったけど、なんとかレストランには到達しました。 よかった～。本当に方向音痴なんですよね、私。。。

ここはビュッフェなので、席に案内してもらった後は、適当に取りに行きます。洋食メインで一通りのメニューは揃ってます。アルコールは別オーダー。今回は「White Cup」というビール。4種類目の銘柄ですが、これも美味しかったです。

ペンネがいまいちだったけど、あとは肉も魚も野菜も美味しかったです！

デザートはいまいちだけど、酒のつまみに クラッカー＆チーズはオススメですよ～。

明日はいよいよ帰国です。あっと言う間だったなぁ。サファリは想像以上に楽しくて、もっともっとやりたかったし、サファリリゾートで のんびりするはずが、バッタバッタだったし。今度は滞在型でゆっくり過ごしたいな。