2009/12/27 - 2009/12/27
568位(同エリア1110件中)
ぬいぬいさん
彦根城と言えば、最近話題となっているのは国宝に指定されているお城よりも、ゆるキャラの代表格のひこにゃんのイメージが定着していますね。
でも、ひこにゃんて完全週休5日制で、出勤は土日祝祭日のみ、しかも1日わずか3回、それぞれ30分たらずしかお城に現れないんです。
ひこにゃん目当てに彦根城にお出かけの方、事前にチェックしてから行きましょうね。
そんな訳で、年末の旅、初日に訪れた彦根城でしたが、残念ながらひこにゃんとの出会いはありませんでした。
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
PR
-
長浜を予定よりも早めに出たため、彦根に到着したのは3時30分。
18きっぷを利用しての関西方面の旅では、いつも通過してしまう駅でしたが、今回は長浜と近江八幡に出かけることが決まった時点で、彦根を一泊目の場所として、ホテルを確保し、初彦根となりました。 -
彦根と言えば、真先に思い浮かぶのは国宝に指定されている彦根城。
最近では、ゆるキャラの代表格として話題のひこにゃんを思い浮かべる方のほうが多いかもしれませんね。 -
駅の正面の道をのんびりと15分ほど歩くと彦根城になります。入場は4時までとの事で、多少まだ時間がありますので先に馬屋と佐和口多門櫓から見学します。
-
重要文化材に指定されているL字型のこの馬屋は、元禄時代に建てられたもので、常時10数頭の馬がつながれていたそうで、城内にこれだけの規模の馬屋賀残っているのは彦根城だけだそうです。
-
重要文化財となっている佐和口多聞櫓は、佐和口の桝形を囲むように二度曲折する長屋となっています。
-
重文指定ということで古いものかと思ったら、明治8年に再建されてたものです。
-
天井を見上げると、太い梁がむき出しになっていて小屋組みを見ることができます。
-
櫓の上からの外濠の眺望
-
表門の入口の目の前にあるこの建物も古そうですが、何の建物かわかりません。
-
そろそろ4時になるため入城します。
彦根城は1622(元和8)年、琵琶湖に臨む戦略上の要衝に井伊氏が築いたお城です。
近世初頭の城郭の姿をよく残しているとされ、1992年に鎌倉ともに世界遺産に暫定リストに登録されていますが18年が経過した今も、まだ登録が行なわれていません。 -
入口でひこにゃんの今日の予定が出ていましたが、なんと1日3回、それぞれ30分だけ城内にいるだけのようです。
しかも、週末の土日と祝祭日だけ。
随分と労働条件が優遇されたキャラクターですね。 -
坂道をしばらく登ってようやく石垣が見えてきました。
-
表坂から見上げる廊下橋と天秤櫓
-
廊下橋の手前から見る天秤櫓
この櫓は、秀吉創建の長浜城大手門を移築したといわれているそうです。 -
彦根城の櫓はすべて内部見学できます。
-
天秤櫓は築城の数年後に建てられたもので、400年の長い年月の間に、幾度も修理が行なわれ、嘉永7年(1854)のの大修理では石垣まで積み替えられています。
-
内部はこんな感じ
-
更に坂を上っていくと、もうひとつの櫓が見えてきました。
-
天秤櫓の石垣
-
今でも、1日5回撞かれている時報鐘は、弘化元年(1844)に鋳造したもの。
-
天守閣に出る手前にある太鼓門櫓
この裏側は壁が無く、そこに太鼓をおいて城中に合図したところからこの名が付いたそうです。 -
天守閣は3層3階地下1階の複合式望楼型で、牛蒡積みといわれる石垣で支えられています。
-
2階以上の窓はすべて釣鐘型の華頭窓を配しています。
-
彦根城は小ぶりながらいろんな種類の屋根をかけていて屋根のかなり変化のある外観になっています。
-
千鳥破風、切妻破風、唐破風、入母屋破風と盛りだくさん。
-
天守2階内部
-
この天守閣は、京極高次が築いた大津城を移築したものといわれ、慶長11年(1606年)に完成しています。
-
天守閣の階段は踏面が浅く、尚且つ梯子のような急傾斜になっています。
-
日本に数多くあるお城の中で、国宝に指定されているのは松本城、姫路城、犬山城とここ、彦根城だけだとか。
-
昇りはまだよかったけど、下りはかなり恐いです。
-
彦根城へは女性は、ジーンズなどのパンツスタイルでの見学をお勧めします。
-
奥に見えるのは伊吹山のようです。
-
天守閣から見る琵琶湖の眺望
-
一層部分には武者窓が並んでいます。
-
天守閣の裏側(北西部)にある西の丸三重櫓
-
浅井長政の築城した小谷城の天守を移築したものといわれています。
-
この当時のお城は、他の場所に建っていたものを移築したりして工期を短縮していたようです。
-
西の空がいい感じに染まってきました。
-
夕日を受けた姿は美しさを感じさせます。
-
次に向かったのはお濠の外側に隣接する玄宮園。
-
名勝に指定されている玄宮園は、城の北東にある大名庭園で、琵琶湖や中国の瀟湘八景にちなんで選ばれた近江八景を模して造られた縮景園です。
-
井伊家第四代藩主直興が延宝5年に造営したもの。
-
彦根城天守閣や、うっそうと茂った木々を借景にして、池に突き出すように桧皮葺の臨池閣が建っています。
-
ここは、テレビの時代劇や映画のロケ地としても度々使われているようです。
-
冬桜の花を発見。
-
姉妹都市になっている水戸から贈られたもののようです。
-
閉園までの1時間足らずの散策でお城は充分堪能できましたが、やっぱりひこにゃんに会いたかったなあ・・・
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 滋賀旅行記
0
47