2009/11/20 - 2009/11/25
5207位(同エリア6769件中)
わむさん
11月23日(月)
今日も現地オプショナルツアーに参加。
午前中は定番の“ローマ半日市内観光”で、午後からは“ローマの休日半日観光”だ。
同じツアー会社が手掛けるだけあって、この2つの半日観光の訪問先は重ならない。
イタリア初めてのボクにとって、効率よくローマを観光するのにこれほどラクな手段もないし、(前日のカプリ島ツアー同様に)社割が効くならなおさら。
訊けば、ローマは街全体が遺跡だらけだって言うじゃない?
楽しみだったんだよね~今日の市内観光。
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス 船
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-
7:00 起床。
7:30 ホテル内にて朝食を採る。
この朝食、一応ビュッフェスタイルではあるんだけど、メニューはとても少ない。
まぁ、ヨーロッパ風と言えばヨーロッパ風なんだけど、基本的にはデニッシュ数種のみ。
あとはヨーグルトとエスプレッソマシーンが置いてあるのみだった。
ま、もともと朝食は採らない派なんでカプチーノさえ飲めれば十分なんだけどね。 -
08:10、ホテル・レックスにて集合。
今日の半日市内観光は2組計4名の参加。
社割が効く条件は“他に有料のお客様が参加すること”だから、他1組のお客さんに感謝だ。
ん?このお客さん、どっかで見たことが・・・・・・
っと思ったら、行きの成田⇒ローマの飛行機でボクの席のパーソナルモニター・システムが不具合を起こした際、一時的に移動した席の隣に居たカップルだった。
いやぁ、偶然って恐ろしいですね。^^;
(特に会話は交わさなかったけど、向こうも気付いてたんだろうなぁ・・・) -
お!受付スペースにMacintosh classicが置いてある!
コレって、、ただのインテリア!? -
08:30 ホテル・レックス出発
なるほど、“街全体が遺跡だらけ”っていう表現がピッタリくるくらい趣のある街だ。
古い建物がそこかしこにあり、発掘調査中の遺跡もガンガン。
パリとかロンドンとかでも街歩きをしたけど、そのどの都市よりも素晴らしいな。
うん、実に良い。
そーいえば、イタリアって日本・ドイツと共に敗戦国だったよな。
戦争で遺跡が壊されちゃうってシーンはあまりなかったのかな?
(まぁ、アメリカも日本の本土攻撃をする際に、京都は避けたって言うけど。)
08:50 サンタンジェロ城を車窓から見学し、サン・ピエトロ大聖堂へ。 -
サン・ピエトロ大聖堂はイタリア国土内に存在する独立国家、ローマ法王を元首とするバチカン市国にあるんだけど、その国境は、あってないに等しい。
えーっと、どう表現したら良いんだろ。
日本でも公園の入口なんかで、低い鉄杭に柵が張られたりしてるじゃない?
あんな感じのモノがあって、ソレが国境なんだって。(笑) -
さて、サン・ピエトロ大聖堂。さすがに素晴らしかった。
まず、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの手掛けたサン・ピエトロ広場(大聖堂の前のスペースね。)に圧倒される。
正直、ボクは美術系には疎く、ベルニーニという偉大な芸術家の存在も今回のローマ訪問を機にいろいろと下調べをしていて初めて知ったくらいだ。
そんなボクでも、この日・翌日に観て回った数々の遺跡・美術品・街並みに大きな感動を覚えたのは、おそらく“たまたま通っていた幼稚園がマリア様を崇拝する聖母系だった”って影響が強いのだろう。
(幼少の頃に、この手のイタリア芸術が感性に刷り込まれていたと。同じ偉大な美術品でも、壷だの土器だのには全く興味が湧かないのにね。) -
大聖堂の中に入れば、今度は不世出の天才芸術家;ミケランジェロの彫像に魅せられる。
入口はいって右手で、いきなりミケランジェロの(ダビデ像と並ぶ)最高傑作;ピエタがものスゴい存在感を放っているのだ。
いやぁ、感動を通り越して呆然としちゃいましたよ。^^;
ただ手を合わせてしまうというか何と言うか・・・ -
クーポラも見事だし。
クーポラには登れるらしいんだけど、時間が無くて断念。
(ってか、ツアーのコースに組み込まれていない。) -
サン・ピエトロ大聖堂、いや、ホントにスゴいとしか言いようの無い素晴らしさでした。
-
不満といえば・・・ローマ(フィウミチーノ)空港同様、ここのトイレも便座が無かったことくらいかな。(笑)
-
10:00 フォロロマーノを車窓から見学しつつ、コロッセオへ。
※フォロロマーノ=古代ローマの政治経済の中心地とされる遺跡。 -
コロッセオはよく“古代の競技場”と形容されるけど、正確には“闘技場”である。
古代ローマ時代の最大の娯楽は、コロッセオで繰り広げられる闘士どうしの、或いは闘士vs猛獣の戦いだったんだとか。
勝者には栄光を。敗者には死を。。
残虐且つ残酷なショーであったこと疑いようも無い事実なんだけど、考えてみれば現在の総合格闘技ブームだって、この流れを汲んでいることは間違いない。
闘犬とか、闘鶏とかもね。 -
さて、コロッセオ前では闘士のカッコ(コスプレ?)をしたイカついオッサンが何人も屯している。
ガイドさんによれば、このヒト達はほとんどが“詐欺師”なんだそうだ。
一緒に写真を撮るまでは明るく、気さくに接し、撮影が終わると豹変。
「もっとカネを払え」って恫喝する輩が多いらしい。
遠足できたらしき小さな子供が一緒に写真撮ってもらってたけど、あの子達も恫喝されちゃうのかな。(笑) -
コロッセオ前にはコンスタンティヌスの凱旋門が悠然と聳えている。
凱旋門といえばパリの凱旋門(エトワール凱旋門)が有名だけど、そもそもコレは遠征時にコンスタンティヌスの凱旋門を見たナポレオンが感動して、模して造らせたってモノらしい。
(ちなみにエトワール凱旋門はナポレオンの死後に完成。) -
コンスタンティヌスの凱旋門からパラティーノの丘に登ると、そこからはフォロロマーノが見渡せる。
それもまた、遺跡だらけの街ならではですな。(^^) -
11:00 トレヴィの泉に移動。
-
ここには“後ろ向きにコインを投げ入れると願いが叶う”という伝説があるんだけど、それって投げる枚数によって変わるんだって。
ガイドさん曰く、
1枚=ローマを再訪できる。
2枚=好きな人と一緒にいられる。
3枚=イヤな人と別れられる。
なんだそうだ。
へぇぇ、、1枚投げると・・・ってヤツしか知らなかったよ。
(3つ目のヤツは離婚を禁止していたカトリック教の影響によるものなんだって。)
ちなみにボクは・・・2枚投げました。(^^) -
コイン投入後、近くのジェラート屋さんでティラミスのジェラートを食す。美味!
-
さて、このトレヴィの泉のすぐ近くには知られざる観光スポットが在る。
一見すると単なるカバン屋さんなんだけど、これがなんと・・・・・・ローマの休日のロケ地だったりするんだよね〜
この日のために、先週は“2回も”ローマの休日を観たんだ。
思いっきり感情移入できるようにね。
では、どのシーンでロケに使われたかというと、、オードリーヘップバーンが髪を切るシーンです。
その床屋さんがツブれて、今入っているのがこのカバン屋さんだってワケ。
しっかり写真に撮ってきたけど、この映画を知らない人は(知ってるってだけのレベルの人は)何故こんなトコで・・・って不思議だったろうな〜 -
っとまぁ、こんな感じでローマ市内半日観光は終了。
11:40 ローマ三越にて解散。
当初は12:30頃の解散予定だったんだけど、かなりスムースに進行したんで早めに終了できたんだよね。
んで、次に参加する現地オプショナルツアー;ローマの休日半日観光の集合時間は13:45。
まだ2時間ちょっとある。
っとなると、是非行ってみたかった教会があるのです。
ローマ三越から徒歩5分程度のところにある、サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会! -
かの天使と悪魔って映画(ダヴィンチコードの続編ね。)にも登場する、本来無名に近かったハズの教会です。
では、何故この由緒正しいとも歴史的に重要ともいえない教会に行ってみたかったかというと、ここには(前述のサン・ピエトロ広場を手掛けた)ベルニーニの最高傑作とも謳われる彫像があるんだよね〜
その名も“聖テレーザの法悦”!!
事前学習でガイドブックを観てイッパツで魅せられ、是非とも実物を観てみたいって思っていたんだ。
(いや、このタイミングで行けなくても夜には訪問するつもりだったけどね。てか、12時にいったんクローズする教会なんで間に合わないと思ってたんだけど、11:40に解散したから何とかなるかなと。) -
この教会自体は、サン・ピエトロ大聖堂やベニスで観たサンマルコ寺院なんかとは比べようも無いけど、ある意味質素で、それでいて荘厳な佇まいに自然と気分が高揚してくる。
-
そして、祭壇まで進んだ左手に、ソレ(聖テレーザの法悦)はあった。
うぅ〜ん、実物はやはり感動モノだ。
観ていて吸い込まれるような感覚すら憶える。
ある辞書によれば、法悦とは仏法を聞いたり信仰したりすることにより心に喜びを感ずること。又はうっとりするような深い喜び;陶酔を言うんだそうだ。
確かにこの彫像で表現された聖テレーザの恍惚の表情は官能的ですらある。 -
ガイドブックによれば、かのベルニーニの最高傑作ともいえる作品ががこんな名もない小さな教会に造られた理由は、この限りなく迸るエロチシズムにあったという。
そのストーリーも、是非観てみたかった一因。
そして、この彫像がボクの中の“何か”を揺さぶり、大きな感動を与えたことは紛れもない事実だ。
【ローマ編④に続く】
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