雑感タイ旅行「マレーに吹く風」（１２）タイのマーメイド「หาดสมิหลา」（サミラビーチ）

2009/09/24 - 2009/09/29

デンマーク、コペンハーゲンの「マーメイド」は世界的に有名だが、ここソンクラーにも同じ様な「マーメイド」像がある。尤も、ここの像は、コペンハーゲンのイミテーションみたいなもので、それだけ世界的な認知度は低くなっているのだが。

その代わり、この浜辺を訪れる「外人客」は殆どいない。マーメイド像をバックに記念写真を撮っているのは、ほぼ地元のタイ人グループに限られている。いや、隣国のマレーシア、シンガポールからの観光客を含めれば、「外人」が皆無とは言えないが・・・

パタヤ、ホアヒン、プーケットその他の離島の、「外人」で溢れ返った浜辺からすると、ここはもう全くの無人の浜辺。

「マーメイド」から２００−３００ｍ離れた浜辺には全く人影もなく、数キロ先まで真っ直ぐ伸びた砂浜には柔らかな波が繰り返し打ち寄せているだけ。時々、遠くを漁船なのか貨物船なのか、小型船が音もなく横切っていくだけだ。

裸になり、波と遊び、貝殻を拾う。人魚一体。人は海から来て、海に帰る。静かな浜辺の1時間。海と空と白い浜辺を借り切った贅沢な1時間だった。

エリア ソンクラー(タイ)

ソンクラーの中心からツクツクで５−６分、サミラビーチ（หาดสมิหลา）には白い砂浜が広がっている。

木陰では地元民がお昼の涼みがてら、昼食を取っている。

目の前に浮かぶ島。御朱印船の時代、タイ湾に入った船は、こうした島影を頼りに、ソンクラーの港に入ってきたに違いない。

遠方に見えるタイのマーメイド像。

記念写真を撮りに集まってきているタイの観光客。

芸術性は兎も角、こういう場所にこういう像があること自体、タイでは珍しい。

タイ人に倣って、自分も記念撮影。

沖ノ島。洋上を走る船影も少ない。

無人の砂浜が数キロ先まで、ずっと延びている。
「ハジャイ」（หาดใหญ่）＝「大きな浜辺」の町の名は実にこの辺りから来ているのか・・

木陰では、尚且つ長閑な昼の宴が続いている。