2009/04 - 2009/04
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ドクターキムルさん
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弘前は陸の孤島である。東京から朝一番の新幹線に乗っても午前中には着かない。JR弘前駅から弘前城へのバスも少ない。したがって、タクシーが移動手段である。10数年前の10月の3連休に、車で青森三内丸山遺跡と木造町亀ヶ岡遺跡を巡った際に帰り道に弘前を通った。弘前城に寄るつもりでいたが、時間がなく通過になった。帰ってから弘前のことを調べると、この地にも日本最北の五重塔があるという。最勝院の五重塔である。上野、池上本門寺、下総中山、日光東照宮と五重塔巡りが始まり、弘前にも出かけることにした。電車で5時前に着いて、駅で、「八戸からの最終の新幹線に乗って東京に帰るのには何時の電車がありますか?」駅員はすぐに、「今着いた電車が折り返しますからそれに乗ると八戸からの最終の新幹線に連絡しています。」「え!?このまま引き返さなければならないのですか?」私が絶句していると、駅員さんは、「6時発の盛岡行きの高速バスなら最終の新幹線に間に合う。」と言う。早速、バス停で高速バスの時刻を確認してタクシーに盛り込み、最勝院へと向かう。せめてもの願いで、五重塔は見ておきたい。下には15cm程度の雪が積もり、雪がちらつく幻想的な最勝院の五重塔を初めて目にすることができた。その後、5回ほど最勝院を訪れた。そのうち4回は桜の頃である。最勝院の五重塔がすっかり気に入ったのだ。
最勝院の桜は五重塔の近くに紅枝垂れが植えられ、山門までの短い山道には染井吉野らしき桜が植えられているが、弘前城の染井吉野よりは開花が早いから染井吉野とは異なるかもしれない。紅枝垂れは染井吉野より早く咲く。弘前城の桜が咲き始めでも最勝院では満開の桜を楽しめる。つい数年前までは、弘前城のお堀端で3脚を立てて桜を撮っているカメラマンに、「最勝院の桜は撮ったことがありますか?」と尋ねると、半数は行ったことがないと返事する。確かに、桜が満開の最勝院をいつ訪れてもカメラで写真を撮っている人はいくらもいない。これまでに3回ほどタクシーを拾って、「最勝院まで。」と言っても、この桜の時期でも最勝院までのお客は初めてだと言う。最勝院に着くと、運転手に、「最勝院の五重塔が桜に映えて綺麗ですから、ぜひ目にして、お客さんをお連れしたら喜ばれますよ。五重塔と桜が一緒に見られるところは国内でも何箇所もありませんから。」と声を掛ける。昨年は史上最速と言われる、あまりに早い桜前線の北上で、弘前の桜は見そびれてしまったが、今年は一変していた。拾ったタクシーの運転手も、桜の時期に最勝院までのお客さんは何度か乗せたと言う。最勝院の五重塔の周りにはカメラを構える人たちが大勢いるではないか。3脚も何本か立っている。やっと最勝院の五重塔と桜が素晴しいことが知られるようになったのだ。少し安心した。やはり皆にこの素晴しい最勝院の五重塔と桜を満喫してほしいからだ。
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