中欧周遊一人旅 vol.2 ポーランド

2004/09/05 - 2004/09/27

せっかくヨーロッパに行くのだからと、どうしても訪れたかったのがアウシュビッツ。友人からは、「ポーランドはほかのヨーロッパ諸国に比べて治安が悪い。よくよく気をつける事だ。」「旧共産圏では、安全と快適は金で買える」などと脅しを受けていたため、とてもびくびくしていたのだが、いってみてびっくり、とても良い国であったよ。

９月１０日　ワルシャワ
９月１１日　ワルシャワ→クラクフ
９月１２日　クラクフ、ヴェリチカ
９月１３日　アウシュビッツ

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: アシアナ航空

午前６時前にワルシャワ着。寒い。

写真は夜明け前の文化科学宮殿。旧ソ連からの贈り物らしいが、とても権威的な出で立ちで、地元民からの評判はすこぶる悪いとか。

ワルシャワ駅構内のインターネットカフェで情報収集。物価がとても安い事に気がつき、一気に元気になった。

写真はワルシャワ駅切符売り場。たくさん窓口あるのに、開いているのは３つくらいで行列ができている。

無名戦士の墓。運良く兵隊の交代も見られてしまった。

町中の売店でトラム一日乗車券を買う。

西欧のような華やかさはないものの、静謐で落ち着いたたたずまいの町並みに一気に引かれてしまった。

にっぽんのものづくりけんざい！

おんまさんぱっぱかぱー

旧市街中欧広場。

先の大戦でこの場所は灰燼に帰したが、地元の方の熱意でここまでの復興を遂げたとか。

ハーゲンダッツ並みの濃厚でうまいアイスクリームが５０円ほど。ポーランド最高！

暗いイメージを持っていたポーランドだが、この日ワルシャワを歩いてそのイメージは大きく変化した。否、素晴らしさを実感した。モノの豊かさに調和のとれた街並。モノのあふれたドライな都会というわけでもなく、人が身を寄せ合わねばならぬ貧しい街というわけでもない。もちろんそれは、日本人の勝手な解釈かもしらんが。

ポーランドのカツレツを食す。オープンカフェで食べたが、スタッフのおばちゃんが至極親切でうれしかった。

ワルシャワ駅構内。出勤前のビジネスマンらでにぎわう。今日は電車でクラクフに向かう。２時間程度の旅。

６人がけのコンパートメントは満室。外にはのどかな景色が広がります。

クラクフ旧市街の中欧広場。秋の入り口なせいか、平日なせいか、閑散としていた。

長閑な青空である。

結婚式なんか行われていまして。

ヴァヴェル城はポーランドにおけるルネッサンス建築の傑作らしい。割と混雑するので、午前中にいくとよろしい。

手前の女性が破壊的な美しさだった。「ポーランド女性はgoodなのではない。sweetなのだ」とは、現地ポーランド人の話し。

なお、この情報をくれたポーランド人に寸借詐欺に遭いそうになった。日本人はカモになりやすいのでご注意。

ヴェリチカ。ぜんぶ塩でできていると思うと感嘆。

のんびりしすぎて、クラクフへの終電を逃す。
現地の人々には英語が通じない。バス乗り場もわからない。途方に暮れて泣きそうになっていたら、現地のおっさんが身振り手振りでバスの場所を教えてくれた。ポーランド人は本当にいい人がいっぱいだ。

そこらじゅうにある売店で売っている「ぽんちぇく」というお菓子にはまった。ドーナッツにバラのジャムが入っている。なかなか旨い。

「ぴえろぎ」というポーランドの餃子を食べる。ツナみたいなのが入っていて、うまかった。

ポーランドでの一番の目的地、アウシュビッツへ。

展示されているものから想像する当時の状況は、筆舌に尽くしがたい。

第２アウシュビッツ、ビルケナウ。

　To the memory
　of the men, women, and children
　who fell victim to the Nazi genocide.
　Here lie their ashes
　May their souls rest in peace.

ポーランドを訪れる機会があったら、ぜひこの場所をたずねてほしい。写真からではなく、自身の五感で、なにかを感じ取ってほしい。

クラクフの夜景。夜になってもにぎわっていたよ。

夜行で一路プラハへ。わくわくするぜ！