2009/09/26 - 2009/10/04
36位(同エリア70件中)
てつや。さん
旅行3日目、この日はチュニスからドゥッガ遺跡へ日帰りで観光することにした。
午前中はチュニスのメディナめぐり、そして日本にハガキを出すため中央郵便局で手続きをしてたので、チュニジア初の遠出は午後からとなった。
ドゥッガ遺跡は、チュニジアに数多く残る古代ローマ遺跡の中でも、アフリカ最大級の規模と最良の保存状態を持ち、世界遺産にも登録されている。
それでもドゥッガ遺跡は主要な観光ルートから外れた内陸部に位置しているためか、個人で訪れにくい場所ではある。それでも「地球の○き方」に載ってた壮大な遺跡の写真を見て、これは行かないわけにはいかんだろうと思った(笑)。本格的に遺跡を見るのは、僕にとってこれが初めてなのだから。
チュニスのバス・ルアージュの北ステーションから、最寄りのテブルスーク村まで行く便を探す。ルアージュのステーションでは、おっちゃん達がひたすら行き先を連呼して叫んでいる姿は壮観だった。そのうちの「ドゥッガ!!!」と叫んでたおっちゃんについていき、しばしルアージュの中で待つ。時刻はちょうど真昼、炎天下のの中いつ発車するかもわからぬ車の中で待つのは何という修業・・・、やっぱ辺鄙な場所(笑)行きじゃあ人は集まんないよねー・・・。通りすがりの兄ちゃんに教えてもらい、交通手段をバスに変更。30分後にバスが発車すると判明し、ようやく一息つけた。
バスはチュニスより西の国境近くの町ル・ケフへ向けて猛スピードで走っていく。2車線追い越し禁止の道路なのだが、遅い車は容赦なく追い抜かれる。さすがアラブ(笑)
車窓からの風景はなんとも牧歌的でのどかな田園と草原が続いていく。これが砂漠のイメージで凝り固まった北アフリカの景色だとは、大多数の日本人は思ってもみないだろうな~、なんて思いながら。
約2時間弱でテブルスークに到着。ここから地元のワゴン車をチャーターして漸く遺跡へ辿り着く。果てしなく続く草原の丘に、遺跡はそのままの姿で残っている。約2000年前、ここで暮らしていた人々もきっと同じ景色を見ていたであろう。残っているのは時の残照。そして変わらぬ景色。住居跡や神殿、劇場など初めて目にする本格的なローマ遺跡を前に、苦労した甲斐があったとしばらく一休みしておりました。。。
行きが大変なら帰りはもっと大変なもので(笑)、いつ来るやもしれぬバスやルアージュをひとすらに待ち続け、、チュニスに戻ってきたときはもう夜だった。気づけば朝からろくに食事をとってない。日中の暑さの中歩き周ったこともあり体力的にかなり辛かったが、チュニスで一泊休まずに、夜行バスで一気に南に向うことにした。目指すはドゥーズ、チュニジア南部の砂漠の入り口となる町。
やはり、アフリカと言えばサハラ!(笑)
サハラに行かずして、アフリカに行ったなんて言えない!(笑)
・・・とか思っちゃったりして、まぁ短い休みの中でめぼしいとこ全部見ようと欲を出した結果、色々と無理することになるのだが。このときの自分にはそれが「吉」なのか「凶」なのかは分からなかった。午後9時、チュニス発ドゥーズ行のバスが発車、ハイウェイをひたすら猛スピードで南へ駆けていく。これが本当の「深夜特急」?。ただただ、変わらない日常から逃げ出したくて、まだ見ぬ砂漠に思いを馳せながら、狭いバスの中でひたすら体を休めていた・・・
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- エールフランス
-
チュニス駅にバックパックを預けてから、
バルセロナ広場よりバスステーションへトラムで向かいます
トラム:約0.3TD -
トラム下車駅、バブ・サアドゥーンにて
こっから10分ぐらいまた歩く -
バスでドゥッガへ!
車窓からはのどかな田園風景
テブルスークまで約5.7TD -
そのうち道は山の中に入っていく
-
テブルスーク村で下車
ほんっと何にもない村だ・・・ここからおんぼろワゴン車でドゥッガまで行ってもらうことにした。15TDって言われてたっけーと思ったけど、それ以外に交通手段なかったし・・・ -
やがて丘の上に遺跡が・・・!!!
「○き方」に載ってる地図を見るに、どうやらヌーヴェル・ドゥッガ村経由で裏口からきたみたい
・・・なぜ? -
4TDぐらい払って遺跡の中へ
もちろん帰りの迎え時間も決めて。だいたい1時間30分あれば一回りできるかな。 -
-
遺跡からは果てしなく広がる景色を拝める
とんがって見えるのは、リビコ・プニック廟
紀元前3世紀に、土着のヌミディア人が築いたもの。
ドゥッガの歴史はここから始まる。 -
-
この都市がローマによって建設されたのは2世紀ごろ
すでに1900年の時が経過していた -
いま自分が住む街もいずれはどうなるだろう。
何千年後、いずれはこのような遺跡となって大地に残るのだろうか。
※トリフォリウムの家(ローマの売春宿) -
家の中
なんだか人の生活感が残っている気がする -
小高い丘の上に位置する遺跡は、若干歩きづらい。。。が、その分景色は最高★
-
ローマの古代劇場
ローマの支配が及んだ各地に建設された、おなじみの遺跡。でも、生で見るのはこれが初めて!目の前にすると重厚あふれる圧倒的な存在感を感じた。 -
「○き方」に載ってた遺跡の写真みたく☆
-
観客たちはここから劇場を眺めていた。
1900年前、人々は何を思い何を感じていたのだろうか。
遠くに広がる草原と遺跡のコントラストが。
人間の歴史とは、無常であるもの。そして人間の思うことなんて、いつの時代も変わらないんだなって。 -
観客や演者が使う通り道やトンネル通路とか、ホントすごいもの作っていたなぁ、と感激
-
そんなドゥッガも、ローマの衰退と共に、都市も衰退していったらしい。
-
遺跡の外に広がる城壁跡
6世紀ごろ、この都市を占領したビザンツ帝国によって要塞化されていったらしい。
その後7世紀にアラブ人がこの地を征服した際には、破壊や掠奪に晒されることなく、この都市は自然と放棄され、廃墟と化していった。
20世紀になるまで、人知れずその姿を遺したままだったという。
そんな歴史のためか、ドゥッガは大きく破壊されることなく、今日にその姿を留めている遺跡となっている。「アフリカ最良の保存状態」のローマ遺跡というのも頷けます。 -
ここが「風の広場」フォーラム
都市の中心部だったところ -
ローマの神殿「キャピトル」
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今に残している、圧倒的なオーラ
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神殿の中にいると、何だか身震いする・・・
やはり「古代神殿」とはすごい場所です -
神殿の住人
いまでも大切に守ってます(?) -
数人ですが、欧米からの観光客ツアーも来てました。
でもこんな辺鄙な場所、普通あまり観光客は来なさそうだよね・・・
やはりドゥッガは「知る人ぞ知る」遺跡なのでしょうか。 -
どこから撮っても絵になる「キャピトル」
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遠くの村からは、アラブの音楽が大音量で響く
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「リキニアの浴場」
外装のほとんどは残っている。カルタゴに比べて見応えがかなり良し -
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浴場の内部
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こちらも浴場跡
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街につながる水道橋の跡
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住居跡のモザイク床
ローマ人のこうゆうところに生活感が満ち溢れてますよね! -
街の住居跡。悠久の時を越えて
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さわやかな空気の中で楽しい遺跡めぐりでした〜
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ドゥッガ遺跡からの帰り道
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チュニス駅に戻った時はもう夜8時過ぎ
そこからバックパックを背負って、急いで南バスステーションへ移動(南北バスステーションはかなり離れている)体力がかなり消耗する
それでもドゥーズ行きのバス(約27TD)に間に合い、いよいよ砂漠へ出発☆★
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この旅行記へのコメント (3)
-
- ダイサクさん 2009/11/11 04:37:25
- いいねえ。
- てつや
続々と更新されてきていてすごく楽しみにしています。
>まぁ短い休みの中でめぼしいとこ全部見ようと欲を出した結果、色々と無理することになるのだが。このときの自分にはそれが「吉」なのか「凶」なのかは分からなかった。
うんうん、わかるなあ。短い旅程の中ではできるだけ最高の旅をって思っちゃうもんね。
この日も一泊せずに砂漠へ向かった気持ち、わかるなあ。
そうした決断が、また新たな出会いやイベントに繋がっているわけで。そうした一つ一つの決断が出会いやイベントに繋がっているっていうのを旅ではより実感できるよね。
てつやはこんなこと思ってるんだなんて思いながら読むのを楽しみにしてます。
だいさく
- てつや。さん からの返信 2009/11/12 06:44:07
- RE: いいねえ。
- だいさくさん
おはようございます。
そもそもの旅程が短いので、砂漠への行きか帰りどっちか車中泊する必要があったのです。
ただ帰りに車中泊→そのままチュニス空港だと、予定通りいかなかったらリスクがある(日本に帰れない)と感じたので、できるだけ最初に無理をしました(笑)
結論からいってこの時ムリしてよかったなぁと思います。
この時の判断が、後の出会いや思い出につながっていくので(これから更新してきます〜)
旅のときは、普段の仕事以上に頭や感覚を使いますね〜(笑)
てつや
- ダイサクさん からの返信 2009/11/12 06:57:28
- RE: いいねえ。
- おはよう♩
そうなんだ。
たしかに帰り車中泊で空港だったらリスク有るもんね!
うんうん。
おお、その後にまた良い想い出に繋がっていくんだね
たしかに一人旅、しかもアフリカとかだったら、普段の生活や仕事以上に
感覚は解放されてかついろいろ考えたりする面もあるよね。うんうん。
またの更新、楽しみにしてます★
今日も一日お仕事頑張ってね。
だい
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