2009/09 - 2009/09
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ドクターキムルさん
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奈良元興寺小子房は極楽院旧庫裡であり、もと禅室の北側にあった東室南階小子坊の一部を改築して、北厨房あるいは台所と称されていたが、寛永3年(1663年)に極楽院庫裏として改築された。その後、昭和24年(1949年)に、本堂の南側に移転増築して極楽院保育所建物とし、さらに昭和35年(1960年)に現位置に移動して復旧された。元興寺の公式ホームページでは、「古代僧坊の沙弥寮から近世寺院の庫裏へと変化した歴史、ならびに建築物としての価値を有するものである。」と高らかに謳っている。これほど由緒ある建物であるが、中に入って目を丸くした。照明が吊るされている黒光している梁が大きく畝っているのだ。現代の建築技術、いわゆる大工さんの腕では建築用材には使用できず、打ち捨てられるか、精々焚付けにしかならないだろう。
これほどではないが、かなり畝った松材を梁にしている建物を見たことがある。彦根城天守閣と鎌倉覚園寺境内の内海家移築庄屋住宅と山形城の再建大手門である。彦根城天守閣は400年前の建築であり、移築であるという。鎌倉覚園寺境内の内海家住宅は江戸時代後期あたりの建築であろう。山形城大手門は最近の建造である。3D技術が進んだ今日ではこうした用材も利用できるようになったのであろうか。
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