ひとり旅 ［607］ 山頂公園からの素晴らしい景観＜美しい三方五湖＞福井県三方町

2009/08/12 - 2009/08/12

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　梅丈岳山頂公園を走るレインボーラインは、海と山、そして5つの湖が織り成す自然美をたっぷりと堪能できる有料道路です。

　美浜町笹田から三方町海山まで全長11,24キロを海や湖のさまざまな姿を楽しみながら走れ、快適なドライブで山頂下までいけます。

　駐車場に車を置いて、ここからはケーブルまたはリフトで楽々と山頂公園に到着。目の前にはすばらしい三方五湖の景観が広がります。

【手記】

　今回のひとり旅、遠い昔に訪れたことのある、わたくしたち夫婦の想い出の地…能登半島や金沢市内などを軸に、福井県・石川県・富山県・岐阜県の各観光地を訪問してきました。

　豪雨・炎天下の中、18歳の年老いた愛車を操って、1840kmの長〜〜い道のりをのんびりゆっくりと駆け抜けてきました。

　４泊５日（移動に2日、観光地訪問は正味3日間）、Very tired. 走行距離1840ｋｍ、観光写真1201枚となりました。

　妻といっしょに三方五湖を訪れたのは４年と５か月前の2005年3月のことでした。白川郷から直に広島まで帰ろうと思っていたのですが、北陸自動車走行中の帰り道、無意識に敦賀ICで下りてしまい、想い出深い三方五湖方面へ向って走っていました。

≪旅程≫

★４日目　
・北陸自動車道金沢東IC→東海北陸自動車道五箇山IC
　富山県南砺市………●五箇山合掌の里
　富山県南砺市………●菅沼合掌造り集落
　富山県南砺市………●塩硝の館
　富山県南砺市………●五箇山民俗館
　富山県南砺市………●村上家住宅
　富山県南砺市………●相倉合掌造り集落
　岐阜県大野郡………●白川郷荻町城跡展望台
　岐阜県大野郡………●白川郷荻町合掌造り集落
・東海北陸自動車道白川郷IC→北陸自動車道敦賀IC→一般道
　福井県三方郡………●三方五湖→→→→→→→→→→→→→→→★当旅行記
　福井県小浜市………●明通寺
・舞鶴若狭自動車道小浜西IC→山陽自動車道

★５日目
　広島県三原市………▼山陽自動車道八幡PA車中泊
　広島県広島市………●午前7時50分朝方、広島市自宅帰宅（ﾁｶﾚﾀｱ‐）

エリア 美浜・三方五湖周辺(福井)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’レインボーライン＞

・嵯峨隧道
　白川郷から一気に福井県の‘三方五湖’までやって来ました。
　梅丈岳山頂公園を走るレインボーラインは、海と山、そして5つの湖が織り成す自然美をたっぷりと堪能できる有料道路です。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’レインボーライン＞

・嵯峨隧道
　美浜町笹田から三方町海山まで全長11,24キロを海や湖のさまざまな姿を楽しみながら走れ、快適なドライブで山頂下駐車場まで行けます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’レインボーライン＞

・嵯峨隧道
　三方五湖には、三方湖、水月湖、菅湖、久々子湖、日向湖の5つの湖があります。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’レインボーライン＞

・嵯峨隧道
　万葉集に「若狭なる三方の海の浜清みい往き還らひ見れど飽かぬかも」（作者不明　万葉集巻７）という季歌が残されています。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’レインボーライン＞

　サルがいました。お猿のおしりは真っ赤っか。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’レインボーライン＞

　三方五湖は、古（いにしえ）の時代から広く知られており、四季折々の美しさを持つ優雅な湖であったことがうかがい知れます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　若狭湾国定公園ご案内板。駐車場に車を置いて、ここからはケーブルまたはリフトで山頂公園に到着できます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　★2005年３月に妻と訪れたときの写真です。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　駐車場から望む。眼下にすばらしい三方五湖の景観が広がります。

　

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　今から約２万年前の第４氷河期には、日本海の海面が１００メートル以上も下がり、三方五湖は海岸から遠く離れた内陸の湖でした。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　そして、約５千年前の縄文時代前期には、海面が現在より３〜５メートルも高くなり、三方湖は現在の約２倍の面積がありました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　その後、海面が下がり、ほぼ三方五湖の輪郭ができた頃、久々子湖はまだ大きな入江でしたが、耳川によって海に運ばれた砂が入江に堆積し、入口がほとんどふさがれてしまったことで久々子湖（潟）が誕生しました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　このように形成された久々子湖は潟湖であり、他の湖は三方断層の沈降部にできた断層湖とみられています。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　最南部の三方湖は、元々西北の水路で水月湖と通じていましたが、水月湖と久々子湖の間は、１６６２年から開削された浦見川によって結ばれました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　さらに、１７５１年の嵯峨隧道（ずいどう）開通により水月湖と日向湖がつながりました。こうした人工的な開削により五湖が連結され、現在のような三方五湖の形になりました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　駐車場からはケーブルカー・リフトに乗ってへ標高約４００メートルの梅丈岳（ばいじょうだけ）山頂公園に登ると三方五湖が一望できます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　★2005年３月に妻と訪れたときの写真です。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　三方出身の歌手である五木ひろしさんにちなんだ五木の園です。
　日本の歌謡界を代表する歌手の一人である五木ひろしは三方五湖の自然につつまれて育ちました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　石碑のレコードにそっとふれると、彼の思いのこもった「ふるさとのうた」が三方五湖をバックに流れます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　2006年7月、誓いの鍵も含めたレインボーライン全体が「恋人の聖地」に認定されました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　恋人の聖地　♪~~((*^o^*)(o^_^o))~~♪

　背景は水月湖、向こう側が三方湖です。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　鍵・鍵・鍵・鍵・鍵・・・・・・＾＾；）
　多くの方々が架けたたくさんの「誓いの鍵」が輝いています。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　標高約400ｍの梅丈岳（ばいじょうだけ）山頂公園展望台。
　眼下に見渡せる三方五湖の大きさと海水の特質は、次のようになっています。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

・三方湖（周囲９．６ｋｍ、最大水深２.５ｍ、面積３．４５ｋ?）は、完全淡水湖で、コイ、フナ、モロコ、エビ、ワカサギ、ウナギが捕れます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

・水月湖（周囲９．８５ｋｍ、最大水深３８ｍ、面積４．０６ｋ?）は、海水と真水が半々の汽水湖で、魚は湖の中層より上に生息しています。
　

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

・菅湖（周囲４．２ｋｍ、最大水深１４．５ｍ、面積０．９５ｋ?）は、水月湖と同じ汽水湖で、湖辺一帯は鳥類の禁猟区になっています。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

・久々子湖（周囲７．０ｋｍ、最大水深３．０ｍ、面積１．２５ｋ?）は、汽水湖ですが、満潮時には日本海から海水が逆流し塩水にもなります。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

・日向湖（周囲３．６ｋｍ、最大水深３８ｍ、面積０．９２ｋ?）は、完全な塩水湖で、魚類はタコ、クロダイ、ボラ、イワシなどが捕れます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　三方五湖周辺のなだらかな湖岸の風景は、リアス式海岸である若狭湾の切り立った日本海の風景とは対照的な風情があります。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　★2005年３月に妻と訪れたときの写真です。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　メダカ村。始まりはレインボーライン事務所で飼っていた８匹のメダカたちだそうで、小さな池「めだか村」が開村しました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　メダカ村。この黄色い花はコウホネでしょうか？

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　三方五湖は、若狭湾国定公園に位置する代表的な景勝地で、湖周辺と北西に伸びる常神半島を含めた地域は、昭和12年6月15日に名勝「三方五湖」として国の指定を受けています。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　幸福と恩恵をもたらす「友好の鐘」。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　若狭を訪れる方々の幸せと、世界平和と願って、中国古鐘研究会から友好の証として寄贈されたもので、手を触れると古代の音が聞こえてきます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　お茶処。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　山頂公園にあるお休み処。ここに４年半前に妻と入りました。「コーヒーをください」と言ったところ「抹茶しかございません」と言われた記憶があります。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　幸せさがして・・・か。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　梅丈岳「和合神社」
　二人で向かい合ってお参りをすれば、恋が実るそうです。だから和合なのかな。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　リフト発着場の愛や決意を表すための「誓いの鍵」

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　ここでした。妻が美しい湖の景色を眺めていたところです。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　★これがそのとき（2005年３月）の妻の写真です。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　五木の園にて。写真をたくさん撮られていましたが、モデルさんかな？

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　誓いの鍵。多くの方々が架けた「誓いの鍵」が架けられています。
　この山で湖に向かって誓いを立て、証として鍵をかければその誓いは守られるといいます。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　カワラケ投げができるようです。願い事を書いて空高く投げるのだそうです。

【カワラケ】
　神棚に塩や米をお供えするための平皿・塗り皿のことです。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　ここから投げるのでしょうか。気持ち良さそうですが、危なくないのかな。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　出会いを大切に…その通りだと思います。
　

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　空間のメビウスというモニュメント。背景は水月湖と菅湖です。
　無限に続くメビウスの輪のように、世界の平和と二人の愛が永遠に続きますように・・・という意味があるそうです。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　これで梅丈岳山頂公園での想い出さがしは終了です。ふたたびリフトに乗って下山します。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　美しい景色ですね。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　2005年３月、妻といっしょに訪れたときに貰っていたパンフです。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　レインボーラインを下って若狭湾へ出ました。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　途中、2005年３月に梅干しを買ったお店を偶然に発見。当時と同じように立ち寄って梅干しを買いました。ここだったのか、涙そうそうです。

■すばらしい山頂公園からの景観

＜若狭湾国定公園‘三方五湖’＞

　若狭湾にぽっかりと浮かぶ無人島、烏辺島です。
　このあと福井県小浜市の「明通寺」へ向かいました。

■福井県小浜市「明通寺」

　次のファイルは、806年、坂上田村麻呂によって創建されたと伝えられる福井県小浜市の「明通寺」です。

　次のファイルで８月盆休みの「金沢・能登半島・白川郷・福井県旅行記」が、やっとこさ完成でーす。