2009/07/03 - 2009/07/07
46946位(同エリア54874件中)
めもるさん
バーゲン航空券の予約時には少雪だという話だったので、花も早いと思ったのでバーゲン期間中に夏休みを取ってしまおうと目論んだ。
ところが、4月末の降雪で思いのほか残雪が多く、お花畑はまだまだ雪の下の箇所が多い。しかも、天候も思ったほどすっきり晴れてくれなかったのでなかなか山に登る気力が出てこなかった。
しかし、この日が天気がいちばんいい予報。さすがに山登り0ではすませたくないので、上へと向かう。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ 徒歩
PR
-
ケラ・ピルカを呑んでほろ酔いで「いで湯」号に乗り、
旭岳温泉へ。予想通り、旭岳はまったく見えやしない。
いちばん見えてこの程度である。 -
下の方だけちょっと歩いてみようかと思ったが、
登山道はこのありさま。ロープウェイに乗せようと
いう魂胆なのか。 -
景色も見えないのに高いロープウェイ代を払う気は
さらさらない。かといって、ビジターセンター以外に
施設もない。近くにある高山植物園をぶらぶら。
きれいなトカチフウロの花。 -
マルバシモツケソウ。
-
なかなかいいぼんぼりの形をしているエゾノツガザクラ。
-
露に濡れたチングルマもまた佳きかな。
-
ここに来たら、やはり宿泊は大雪山白樺荘ユース
ホステル。 -
宿では宿泊する先着20人に「温泉湯めぐり
パスポート」を無料でくれる。このパスポートが
あると、近隣の多くの施設の温泉に無料で入る
ことができる。山に行かれない分、ちょうどいい
時間つぶしになる。 -
というわけで、1軒目は敷居の高そうな「ラビスタ
大雪山」へ。 -
無料パスの客に対しても丁寧に応対してくれる
ところはさすがだと思う。いそいそと風呂場へ。 -
樽風呂?
-
まさに酒樽の中につかる感じ。入ってみるけど
なんとなくおちつかない感じもする。 -
こちらが内湯。
-
露天風呂。
-
そして寝湯。
-
眼鏡置き場もあるなど、設備はたいへん整備
されていると思う。 -
ただ、残念ながら若干沸かしているようだ。
-
風呂場の入口にこんなサービスが。厚かましくも
1本いただいてしまう。2本目はさすがにこらえた。 -
2軒目は「湯元 湧駒荘」へ。
-
外にはわき水があふれている(これは温泉では
ありません)。 -
ここはなんといっても正苦味泉がいい。源泉
掛け流し・循環なしの正しい温泉なのに、温度が
ちょうどよく、湯あたりしない。芒硝泉もあるが
やはりこちらのよさについつい長湯してしまう。 -
3軒目はグランドホテル大雪。こちらも正しい
温泉らしいのだが、露天風呂からあふれた水の
排水がうまくいってなくて、清潔感がもうひとつ
だったのが残念。 -
最後は宿に戻っていつもの露天風呂。やはり
ここの露天風呂はいい。 -
湯上がりについつい「ヱビス超長期熟成」を
いただいてしまう。呑みすぎだなあ。 -
食事は揚げもの系だろうなと期待していなかった
けれど、揚げものはなく、かなり改善されたと思う。 -
することがないので20時就寝、4時起床。
支度して5時すぎにロープウェイ乗り場に
向かう。犬がとことこ歩いている。 -
ジロさんへのサービスショットなのだ♪
-
今日はばっちり旭岳が見えている。どうだっ。
-
運行開始は6時からなのだが、ある程度人が
並んだのを見て、5時50分に臨時便を運行して
くれた。ありがたい。 -
姿見駅からちょっと上がると、十勝連峰が
きれいに姿を見せてくれた。 -
準備運動をして6:10スタート。すぐに
キバナシャクナゲや -
満開のエゾノツガザクラが出迎えてくれた。
-
ノゴマの鳴き声がとってもにぎやか。バード
ウォッチャー達が一斉にシャッターを切っていた。 -
夫婦池の擂鉢池はまだまだ雪に覆われている。
-
こちらは鏡池。半分くらいは雪だけれど、
水面に元気な旭岳を映している。 -
見えるうちに写真を撮っておこう。中央が
夕張山地の主峰・芦別岳、左端が夕張岳。 -
夫婦池周辺もエゾノツガザクラが盛り
-
遠くに見える白い点々は全部キバナシャクナゲ。
すごいのひとこと。 -
いいすっねー、十勝連峰。いつか全山を一気に歩いて
見たいものだ。 -
-
トムラウシ山。この時は3週間後の悲しい事故の
ことなんてまったく思いもよらなかった。 -
キバナシャクナゲはこちらでも花盛り。奥には
永山岳・比布岳・安足間岳などの稜線。 -
エゾノツガザクラの段々畑。
-
旭岳の姿を映すのでその名がついた「姿見の池」。
残雪が多く、今は山頂部がわずかに見えているだけ。 -
旭岳温泉の熱の源。蒸気の音がものすごい。何年
たってもこの勢いはかわらないのはすごいなと思う。
もっとも、旭岳にとってはこの10年程度のことなど
一瞬にすぎないのだけれど。 -
花畑のむこうの十勝連峰。やっぱり山はこうで
ないと。 -
日が射してきた。
-
ちょっと休憩。トムラウシにはだんだん雲が
かかってきている。 -
大きく右肩が落ちている姿が特徴の忠別岳。
その奥にはニペソツ山が見えている。こちらも
雲がかかってきたのがちょっと心配。 -
雪解けの水たまりが森のあちこちに。天然の
ゴルフ場のような感じがする。本物のゴルフ場に
ならないことを願いたい。 -
旭岳は思いっきり火山土壌で、花などなくて
つまらない山というイメージがあったけれど、
意外にもキバナシャクナゲがけっこう咲いている。 -
8:20、北海道最高地点・標高2291mの旭岳
山頂へ到着。いつ以来ぶりか忘れるくらいの
年月を経てこの山頂に還ってきた。 -
前回はすっきり晴れていた記憶があるけれど、
すっかりガスに覆われてしまった。ガスの一瞬の
晴れ間に、これから歩くお鉢めぐりの峰峰が
見えてくれた。 -
山頂には一等三角点があり、1900年ちょうどの
設置とのこと。100年以上前にこの山に登頂した
人たちはどのような苦労をしたのだろうか。
ちなみに、三角点の名前は「旭岳」でなくて
「瓊多窟」というそうだ。こんな字、読めないよね。
(正解は「ぬたっく」) -
さて、歩きはじめますか。キバナシャクナゲの
咲く道を引き続き進む。 -
露に濡れた花がきれい.
-
斜度の急な細い道をぐんぐん下る。
-
そして急斜面の雪渓が現れた。とはいえ、自分は
さほど苦にしない道。キックステップで走って下る
のが爽快。 -
振り返ると、やっぱり急だ。この斜面はあまり
登りたくない。 -
一気に下った後、また2,000mの稜線に復帰する
ために登っていく。下って登るのは損した感じも
するけれど、花畑の中を登るのであればなんとか
がんばれる。☆型がかわいらしいミネズオウ。 -
キバナシャクナゲ、そしてその奥にあるエゾノツガ
ザクラはあいかわらず多い。 -
同じ花ばかりにちょっと飽きてきた頃に、いい
タイミングでイワウメが登場。 -
旭岳裏の雪渓とイワウメの花畑。
-
ここは別天地だな…といい気分でいたところ、
またもや花畑に踏み込んでいる輩発見。迷わず
登山道を外れないように注意。
「ロープがないからいいかと思って」などと
ぬかしている。ロープがあろうとなかろうと、
道になっているところ意外は立ち入らないのが
基本的なルール。基本中の基本だ。 -
気を取り直して、イワウメとミネズオウの
コンビネーション。 -
まさにキバナシャクナゲ祭といった趣。
続きはその2へ。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ジロさん 2009/12/13 06:56:27
- サービスショット♪
- おはようでありますなのだ♪
犬のサービスショットありがとうでありますなのだ♪
んっ、、、この犬はジロの北海道散歩2-1であったヤツかも。。。
まだ生きてて元気に散歩してるようでなによりなのだ
旭岳はジロもまた登りたいなぁ、、、ロープウェイで。。。
それから山頂を目指してみたいのだ☆
親犬達が死んじゃってからかなぁ。。。
禁酒令中のジロ
- めもるさん からの返信 2009/12/14 12:47:14
- RE: サービスショット♪
- ごぶさたでござるのだ。
> んっ、、、この犬はジロの北海道散歩2-1であったヤツかも。。。
どうもそやつっぽいのだ。きょろきょろ見回しながら
とことこしていたのだ。一瞬とことこ寄ってこられたので
がるるぅとかまれたらどうしようかと思ったのだが、
しっぽふってくれるようなものをもっていなかったせいか
ほんとの接近遭遇せずにいってしまったのだ。
> 親犬達が死んじゃってからかなぁ。。。
親犬さまを大事にしてくだされ…。
そろそろ旭岳も雪がきれいかのう。たまには滑って
みたいのだ。
週末はアジト潜入かも めもる
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