2009/09/17 - 2009/09/28
470位(同エリア2780件中)
ありママさん
サンフランシスコでの滞在は4泊5日。
そのうち、3晩をオペラとコンサートに費やしました。
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★9月23日
ヴェルディ作曲【イル・トロバトーレ】
お目当ては、ルーナ伯爵役の、ロシア出身の人気バリトン歌手”ディミトリー・ホロストフスキー”
彼を聞きたい、見たいがために一階最前列の席を予約しました。 -
日本からネットで予約して行ったので、入ってすぐ左にある、このチケットボックスで交換します。
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ヨーロッパの伝統的なオペラハウスのような、重厚なロビー。
開演は20時。
ソワレと言う事もあり、おしゃれな格好の男女や、その中間の人々が中に入っていく様子を眺めるのも、オペラハウスでの楽しみの一つです。 -
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ロビー天井
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地階にはレストランがあります。
その一角に、診療室もあります。
学校の保健室を思い出すような、ベッドが幾つか並んでいて、DR.も待機しています。 -
ロビーからホールに入るには、階段が2段ありますが、そこにも豪華なアイアンデザインの手すりがついています。
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『子はかすがい』と言いますが、私たちのかすがいはオペラです。
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それでは、この扉を開けて中に入りましょう。
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天井の照明は、ペンダントタイプのシャンデリアではなく、シックなデザインの据付型照明です。
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ステージの天井部分ですが、白く細長い物体は字幕スーパーで、英語が映し出されます。
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これは、緞帳。
とっても煌びやかで、豪華な内装なのに、どうしてこんなおどろおどろしい絵なんだろう。
このホールの雰囲気を壊しているような気がするのですが・・・
緞帳にこの絵を使った美的センスは,私好みではないなあ。 -
オーケストラピット(オケピ)では各自チューニングに余念がなく、開演前の緊張のひと時。
いよいよ始まるんだわ・・と期待が高まって来ます。 -
カーテンコールに応える主役級の歌手達。
左が、ホロストフスキー。
白髪ですが、まだ40代。
さすが人気歌手だけあって「ハラショー!!」と声がかかっていましたが、少し硬かったかな。
レオノーラ役のSondra Radvanovskyは、初めて聞く名前でしたが、安定した素晴らしい声と演技でした。
「ブラビッシモ!!!」
手のひらの感覚が無くなりそうな位、拍手しました。 -
★9月24日
プッチーニ作曲『イル・トリッティコ』
いわゆる、三部作と呼ばれるもので、「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」の三作品が一日で上演されます。
しかも、歌手はどの作品にも出演しています。
一作品、1時間未満の1幕オペラ。 -
この日の演目と歌手には、特に思い入れも無かったので、お安い席で我慢しましたが、やはりステージは遠い。
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二演目目『修道女アンジェリカ』のカーテンコールに応えるソプラノ&メゾソプラノ歌手。
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お隣のコンサートホールでは、今日もマーラーフェスティバルの最中です。
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★9月23日 デイビス・シンフォニーホール
サンフランシスコ交響楽団”マーラーフェスティバル” -
隣のオペラハウスと違って、近代的な建物です。
サンフランシスコ交響楽団の本拠です。 -
ホール前の彫刻
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この日のチケットは、予約していなかったので、ネットで空席状況をチェックし、当日券を買い求めました。
チケットボックスは、正面玄関を入るとすぐ目の前にあります。
午前10時のオープンと同時に中に入りました。 -
予め、座席番号を書いたメモを、この檻のような窓口の向こうにいるおじさんに渡しました。
「確認しましょう」と言って調べてくれて、「お〜!よかったねえ、空いてるよ。」と満面の笑みを浮かべ、発券してくれました。
その笑顔がなんとも人懐っこくて、一緒に喜んでくれているようで、とっても素敵なおじ様でした。 -
弾痕
コンサートホールのロビーに残っています。
ヤ○ザの一人や二人住む地域に住んでいる私が、生まれて初めて見る銃の跡。
誰が何の為に、誰を狙って撃ったのか・・・? -
いつ、撃たれたのかわかりませんが、未だに修復されず、残してあります。
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平土間席入り口
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座席は、中央・前から6番目です。
この日の演奏は、後日CDとDVDとしてリリースされるとのことで、ステージ上だけでビデオカメラが8台、マイクもかなり沢山設置されていました。 -
左側面の2・3階席
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1階中央から見た2・3階席
新しいホールなので、すっきりして近代的だと思います。 -
正面のパイプオルガン
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開演前、チューニングをするオケメンバー達
指揮者の登場を待ちます。 -
今日のお目当ては、バリトン歌手”トマス・ハンプソン”
マーラー作曲『さすらう若人の歌』を聞きました。
前日聞いた、”D・ホロストフスキー”も素晴らしいバリトン歌手ですが、私はハンプソンの方が、声が柔らかくて好きです。
4年前、ウィーン国立歌劇場の楽屋口でお会いして「次は日本でお目にかかりましょう。」とお話したのですが、まさかサンフランシスコで再び歌声を聞けるとは思わなかったので、とても素敵な夜となりました。 -
帰りは、ミュニメトロ”シビックセンター”駅まで歩いて行き、そこからメトロで帰りました。
駅までの道路には、ホームレスが何人も寝ています。
夜は治安が悪い地域だそうですが、コンサート帰りの人がぞろぞろ歩いていますから、怖くはありませんでした。
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この旅行記へのコメント (10)
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- ちょんたさん 2010/12/22 22:39:31
- オペラが「かすがい」とは、うらやましい!
- ARICさん
こちらの旅行記を読んでうなりました。
オペラがかすがいのお二人とのこと。なんとも羨ましい。
ところで我が家はと考えて見ましたが・・・。
今も二人が一緒の部屋にいるのですが、私は旅行記にコメントを、隣の机では夫がインターネットの囲碁に夢中。お互いに口も聴かずに手を動かしております。
二人の間にあるもの・・・かすがいになるものか・・・・と考えてふと間にあるものを見つけました!!
プリンター!!
これが、私と夫の「パソコン」をつないでいる「かすがい」
やだ〜〜〜〜。
ARICさんたちとは大違いですね!! ちょんた
- ありママさん からの返信 2010/12/23 14:23:04
- RE: プリンターが「かすがい」とは、面白すぎます。
- 〇んたさん、噴出しましたばい。ε=(>ε<) プッー!
面白過ぎるコメントです。
ちょんたさんご夫妻も共通の趣味をたのしんでいらっしゃるではありませんか!?
羨ましいですよ。
うちらは、オペラがなければ、仮面夫婦ですたい。((((((;_ _)σ‖
専用パソコンが欲しいARICより
- ちょんたさん からの返信 2010/12/23 15:34:32
- 「プリンターがかすがい」の補足
- ARICさん、そんなに気を遣って下さらなくても結構ですよ==!
旅行記に名前が出るなんて、名誉な話ですから・・。
「プリンタがかすがい」というのは、私のパソコンと、夫のパソコンは、このかすがいによって繋がれて、共通に使っているという意味・・・・です。
ね、かすがいでしょ?
〇んたさん、噴出しましたばい。ε=(>ε<) プッー!
>
> 面白過ぎるコメントです。
>
> ちょんたさんご夫妻も共通の趣味をたのしんでいらっしゃるではありませんか!?
> 羨ましいですよ。
ヴェルディの合唱のこと??こんなことはめったにないことですからね〜〜。
> うちらは、オペラがなければ、仮面夫婦ですたい。((((((;_ _)σ‖
では、お二人で、「仮面舞踏会」ですね!ふふ。おしゃれ〜〜〜。
れいめいの写真など、懐かしくて、旨がキュンキュンでした。
れいめいでARICさんと選んで買ったあのワンピース、先日行った台湾でも、「カワイ〜〜」と昨年我が家で預かった台湾の女の子たちに人気でした!!
また行きたい!!れいめい。
ちょんた
- さじたろーさん からの返信 2010/12/27 21:13:04
- RE: 「プリンターがかすがい」の補足
- ARICさん、ちょんたさん、こんばんわ〜〜〜♪
さっそくやってきましたよ〜(^▽^)
ぷぷぷ。
いいですね、この掛け合い。
夫婦漫才のようです。あれ?かしまし娘でしたっけ?
でも、フレンチレストランも気になります〜
ARICさん、オープンしたら行かれるんでしょ?
そのときはお誘いください♪
で、ちょんたさんも、ぜひ、また福岡にお越しください。
で、レイメイに行きましょうよ!
今度は私もご一緒したいで〜す♪
可愛いワンピース、あるかしら。
さじたろー
- ありママさん からの返信 2010/12/28 08:57:28
- RE: RE: 「プリンターがかすがい」の補足
- さじたろーさん、いらっしゃ〜い!!
嬉しいです、来ていただいて。
ちょんたさんと私、ぐるぐる巻きも赤い糸で結ばれとおみたい。
> でも、フレンチレストランも気になります〜
> ARICさん、オープンしたら行かれるんでしょ?
> そのときはお誘いください♪
>
ご案内状を送っていただけるそうなので、もちろんお声をお掛けします。
先日のパッチワーク展にもお声を掛けたかったんだけど、私自身の予定が決まっていなかったので、一人で伺いました。
rimoさんに、さじたろーさんのこと、お話しましたヨ。
> で、ちょんたさんも、ぜひ、また福岡にお越しください。
> で、レイメイに行きましょうよ!
>
> 今度は私もご一緒したいで〜す♪
> 可愛いワンピース、あるかしら。
無いっ(キッパリ!)
だってぇ、この私でさえ「ババくっせぇ〜」って引いてしまう、しかもお値段も可愛くないお洋服ばっかりなんやもん。
そんな中でちょんたさんのワンピは奇跡的に可愛いものでしたよ。
とってもお似合いでした。
私じゃぁ、ああはいかんばい。
また来年も遊んでくださいね。
see you
ARIC
> さじたろー
- さじたろーさん からの返信 2010/12/29 10:07:37
- 吹きました!
- > > 今度は私もご一緒したいで〜す♪
> > 可愛いワンピース、あるかしら。
>
> 無いっ(キッパリ!)
> だってぇ、この私でさえ「ババくっせぇ〜」って引いてしまう、しかもお値段も可愛くないお洋服ばっかりなんやもん。
ぶわっはっはっは。
このくだり、読んだときに吹きました。
職場だったのに。お昼ごはん中だったのに。
すっごく笑いがこみ上げて、止まらなくって、完全に「怪しい人」になっちゃいましたよ〜
> そんな中でちょんたさんのワンピは奇跡的に可愛いものでしたよ。
そうなのですね!
さすが、ちょんたさん。センスのよさでお宝をGETしたのですね
さじたろー
-
- rimoさん 2009/12/03 00:06:02
- 素晴らしい!
- こんばんは ARICさん
お顔は拝見できませんけれど
なんて素敵なかすがいを持ったご夫婦でしょう。
オペラが日常な生活なんて夢見たい♪
rimo
- ありママさん からの返信 2009/12/03 14:19:46
- RE: 素晴らしい!
- rimoさん、こんにちは♪
子どもたちが独立して夫婦だけの生活になり、家の中が静まりかえっていますが、共通の趣味であるオペラのお陰で、何とか会話が途切れずに過ごしています。
老後は、毎日オペラを楽しめるヨーロッパのどこかにロングステイするのが夢です。
夢のまた夢ですが・・・
まだまだ”日常”とは行きませんが、これからもオペラ”だけ”は夫婦で楽しみたいと思います。
(たまには一人旅したいです)
コメントありがとうございました。
とっても嬉しかったです。
ARIC
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- Medinaさん 2009/10/25 18:05:26
- 50回目のご訪問ありがとうございます。
- 初めまして。Medinaでございます。
50回目のご訪問ありがとうございます。
サンフランシスコのオペラ座初めて拝見いたしました。
私の友人がサンフランシスコに在住しており2回ほど行きましたが、この場所には行ったことがございませんでした。旅行記拝見してとても参考になりました。
これからも宜しくお願い申し上げます。
Medina
- ありママさん からの返信 2009/10/25 20:52:51
- RE: 50回目のご訪問ありがとうございます。
- Medinaさん、こちらこそ度々ご訪問いただきましてありがとうございます。
中国が好きなので、Medinaさんの中国各地の旅行記を、興味深く拝見しています。
サンフランシスコ・オペラは、映画『プリティ・ウーマン』の舞台となったところですが、ロケは他のオペラハウスが使われたとか。
また、サンフランシスコ講和条約が締結された場所だと、何かで読みました。
この周辺は、ヨーロッパの都市のような、歴史を感じる建物が多く、落ち着いた素敵な地域です。
機会がおありでしたら、是非行ってみられるとよろしいかと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
ARIC
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