2009/09/17 - 2009/09/27
77位(同エリア574件中)
MARIELさん
- MARIELさんTOP
- 旅行記338冊
- クチコミ18件
- Q&A回答20件
- 4,523,035アクセス
- フォロワー1129人
2009年のシルバーウィークはずっと行きそびれていたモロッコをバックパックを担いで一人旅。
8泊10日の旅程でしたが、往復共にイスタンブールで1泊だったため、現地は6泊となかなかタイトなスケジュールでした。
それでも何とかマラケシュからアトラスを越え、砂漠でキャンプもしつつ、フェズに抜けるというモロッコ1周の旅を楽しんできました!
こちらはフェズ到着からカサブランカを観光してモロッコを出国するまでの旅行記です。
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
PR
-
フェズの街中に入ってきた。
砂漠から来たせいか大都会っぷりにびっくり。新市街は街路樹が綺麗に植えられ、整然としている。
とりあえず旧市街の入り口にタクシーを止め、リヤドを探すというご夫婦とお別れ。
私の安宿もドライバーさんが一緒に探してくれるというので、リヤド探しの間は一人バンの中でお留守番。 -
リヤド探しを終えて戻ってきたドライバーさん曰く、今日は宿が激混みらしい。
私の宿も一軒目は満室で断られ、その宿のスタッフに教えてもらい二軒目をトライ。
それがこの宿、Lamrani。ブー・ジュルード門から近くて立地はサイコー。 -
私の希望は50DHだったけど、80DH=約960円までしか下がらない。部屋はめっちゃ狭く、コンセントもない。しかし今晩は宿の供給が需要に追いついていないカンジがしたので、この部屋で決めることに。
ドライバーさんとはここでお別れ。本当に色々ありがとうございました!最後にボラれるかも・・・ってちょっと思ってたけど、約束通りの200DHしか要求されなかった。疑った自分が恥ずかしい。 -
ところでこの宿、水周りも清潔でいいんだけど、フロントのおじいちゃんが超潔癖。
私が部屋を出る度に「鍵はかけた?」とか、「蚊が入ってくるから窓はあけないで」とか。しかも、それらの要求の理由を事細かにいちいち説明してくれる。もうわかったって!!フロントのコンセントで携帯を充電させてくれと頼んだら、「盗まれると大変だから」と言って、自分の部屋で充電してくれた・・・。 -
とりあえず夜の街に繰り出す。
ランチのお肉で胃がもたれているので、夕飯は抜きで街をぶらぶら。
マラケシュなんかと比べて明らかに外国人が少ない。そのせいか、すれ違う人ほぼ全員に声をかけられ、ちょっとウザくなってしまう。
フェズ、結構ハードな街かも・・・。 -
旅7日目。
とりあえず宿の近所のカフェで朝ごはん。
街行く人を眺めなからハニークレープとミントティー。16DH=約190円。ややボラれているけど、さわやかな朝で文句を言う気分ではないのでOK。 -
まずはブー・ジュルード門の記念撮影。
この角度から撮ると、アーチの中にシディ・ルッザース・モスクとブー・イナニア・マドラサが収まる。 -
さてフェズ・エル・バリ散策を始めよう、と歩き出すと一人のモロカンに話しかけられた。
また、自称ガイド(私的には「勝手にガイドして、チップをねだる輩」のコト)か、と思って最初は適当にあしらっていたんだけど、言葉を交わしているうちに、信頼できる奴だと感じたのでしばらく一緒に歩くことに。 -
タンネリ(なめし革染色人街)。観光地をウロウロしているモロカンのほとんどが「なめし革」という日本語を知っている。なめし革なんて言葉、日本にいたらめったに使わないんだけどな・・・。
モロッコは確かに革で有名。「ヴィトンのバッグはモロッコで3000円で作られている」というゼミの教授の話をふと思い出した(笑) -
朝の街は食べ物やさんが数軒開いている以外は扉が閉まってひっそりしているカンジ。
-
地図を見ていただけでは想像もしてなかったことだけど、フェズ・エル・バリは意外にアップダウンが激しい。
風景に気を取られてうっかりしていると転びそう・・・。 -
メディナの中にあるモスク。
この街のモスクは基本的に信者以外入れないみたい。残念。 -
街のあちこちにタイルの美しいfountainsが。
この辺りの特産なんだろうし、生活に根付いているところが素晴らしい。 -
モロッコ人の女性は子供でもなかなか写真を撮らせてくれない。本当は子供たちの笑顔の写真をいっぱい撮りたかったのにー。
ボケてるけど偶然写っててラッキー。 -
たまに路地の入り口で見かける、この棒。
ロバの侵入を防ぐためにあるんだって。
写真に写っているオレンジ色のパーカーがその彼。
ヒップホップダンサーらしい。本当かどうかは分からないけどダンスは上手かった。 -
モスクの中がよく見えるポイントを発見!
中まで入りた〜い。
ドアにちょっと近づいただけで、「ノン、ノン!」と言われてしまった。 -
ムスリム版お賽銭箱。かわいい!
お金を入れてお祈りすると願いが叶う。 -
通りの看板もすべてお賽銭箱と同じカタチ。
この看板を模したお土産があれば買うのに。 -
この茶色い扉一つひとつがほとんどお店で、10時くらいになると一斉に開店し、一気に通りは活気づく。
お土産屋さんと生活用品を売る店が半々くらいだから、町の人の生活そのものが観光名所になっちゃってる感じ。
そこがフェズの魅力。 -
「どっか行きたいとこない?」
と彼に聞かれたので、スパイス用のミニタジンが買いたいと。
じゃあ、工場に直接買いにいこう!ということで友達に電話してバイクを持ってきてくれた。歩くとちょっと遠いんだって。 -
各国の観光バスが乗り付けるような施設だけど、まあ個人旅行じゃかえって来にくいしよしとするか。
ヤツはお茶を飲みながら待っているとのことで、工場のガイドさんに引き渡された。すばらしくキレイな英語を話すガイドで、こちらの質問にも的確に答えてくれる。
まずは成形を見学。 -
タジンの形が出来上がったところ。
この工場、普段は何十人もの職人さんが働いているそうだけど、ラマダン明けの休暇で今日はガラ〜ンとしてる。
観光客も他におらず、私一人のために説明してくれるのが何か申し訳ない。 -
色付けのコーナー。
ここの工場はすべて手描き。デザインはすべて職人さんたちのイマジネーションに任されているそうな。 -
小さなfauntain。
いくら小さいとは言え持って帰るのが大変そう。でもヨーロッパ人とか喜んで買っちゃうんだろうね。 -
物販コーナー。
街なかにもっと安いものはいっぱいあるけど、確かに質はいい。手造りなのがちゃんとわかる。
カード使用可。多少の値引き可。 -
当初の予定通り、スパイス用のミニタジンをお買い上げ☆
蓋を取ると中にもかわいい絵柄が付いてる。
おっきいタジン鍋も買えばよかったかな?
最近、エコだからとかヘルシーだからとかいう理由で日本でもタジンが流行ってるらしいね。
帰国した次の日くらいの新聞に出てた。 -
買い物の後はバイクで観光♪
最近、海外での観光にはバイクが一番って気がしてる。徒歩じゃ行けないところまで行けるし、車より気持ちイイし。
あのごちゃごちゃしたフェズ・エル・バリ、上から見るとこんなカンジ。 -
風を切って旧市街を疾走!
辺りには何やら白いものがいっぱい。これ全部墓石。
街のど真ん中に巨大墓地。 -
新市街のカフェ。
ミントティーばっかり飲み続けていたので久々にコーヒーを。
モロカンコーヒーはトルコやギリシャ同様めっちゃ濃いタイプでお水が一緒にサーブされる。 -
鉄道駅付近にある新市街のグランドモスク。
正式名称は不明・・・。 -
旧市街に戻ってダンサーの彼とはお別れ。
フェズは魅力たっぷりの町だけど、少し喧騒に疲れてしまったので、午後からはカサブランカに移動するつもりなのだ。
それに今日ここに泊まったら明日は始発でカザに移動しないと飛行機乗り遅れちゃうしね。
うん、やっぱり今日中にこの町を発とう! -
昼間の賑やかなフェズをまだ見ていなかったので、もう一度フェズ・エル・バリをうろつく。
本当にロバが活躍してるんだな〜。 -
お土産を買うなら圧倒的にマラケシュの方をおススメするけど、革製品のみはフェズの方が豊富みたい。
モロッコ土産の代表と言えばバブーシュと呼ばれるスリッパ。 -
これどうやって使うんだろう?入れ物??
買わなかったけどたくさん売ってた。 -
バブーシュを売る店はモロッコに星の数ほどあれど、他店とは一線を画するピカイチなお店を発見!
デザインもすごい凝っていてカラーバリエーションも豊富。
お店側もそのことを自覚しているらしく、「写真は撮らないでください」と張り紙がしてあった。
一足購入して交渉したら撮らせてくれた! -
超お気に入り☆
これはスリッパじゃなくて、外履きタイプ。つまり靴。100DH=約1200円なり。
この店の問題はほとんどの商品がワンサイズでサイズ展開がないこと。でも23.5cmの私はシンデレラサイズだった! -
ローカルエリアに突入。
ここもマラケシュみたいに天井がすのこになっている。 -
生鮮食品のスーク。
生肉のニオイと革のニオイが入り混じって何とも言えないカンジ。
ちょっと気持ち悪くなってきた・・・。 -
主だったところを一周したのでこれにてフェズ観光終了!
12時ギリギリでチェックアウト。
フロントのおじいちゃんが「何か気に入らないことでもあった??」とオロオロして申し訳なかったけど、決めたら即行動なのでごめんなさい。 -
駅までタクろうとしたけど、なかなかタクシーが掴まらない。
地元の子供たちが無理やり一台止めてくれた。「お礼にそのコーラちょうだい」と飲みかけのコーラ缶を指差す少年。飲みかけなのにいいのかな?かわいいのであげちゃう!!
無事カザ行きのチケットを購入。 -
今日は2等でもクーラーのバッチリ効いた快適車両。陽に当たって疲れていたので爆睡。
ガイドブックなどには「海外の電車では絶対に寝てはいけない」なんて書いてあるけど、要領を得ていれば全く問題なし。地元の人も寝てるしね。 -
約5時間でカザ到着。
駅から市街地は多少離れているのでタクでメディナのユースホステルまで。
とてもキレイで開放的な雰囲気のユース。
ドミ70DH=約840円。朝食付き。 -
5つベッドの女性専用ドミ。
私とフランス人のおばさんの2人だけだったので問題なく寛げた。
私が明日に備えて21時くらいにはベッドに入ったら、おばさんもその時間に寝てしまったのにはビックリ。まあ気を使ってくれたのかもだけど。 -
荷物を置いて身軽になったら、夕暮れ時のカザを散策。
完全ヨーロッパとしか思えない街並み。
都会だし、他の町と比べて英語の通用度の高さに驚く。 -
私が泊まっている旧メディナの裏手はカサブランカ港。
目下大規模な再開発中で、完成したらヨーロッパにも負けない一大商業施設が出来上がるらしい。
その頃にもう一度来てみたいな。 -
南国風な街路樹が美しいムハンマド・エル・ハンサリ通り。
「お土産を買いたいならこの通りがいいよ」
とタクシードライバーに教えてもらったので閉店時間前にまず来てみた。 -
ひたすらお土産屋さんが並ぶ。
売っているものは他の都市とそう変わらないかな。
強いて言えば、他ではあまり見かけなかったシーシャをよく見たかも。でも、粗悪品且つあまり安くもないのでおススメはできない。
モロッコ人ってあまりシーシャ吸わないんだよね。 -
国連広場前の時計台からメディナに入った当たりはちょっとしたお土産スークになっている。
「カサブランカ」という地名の入ったグッズも多いのでここでのお買い物はおススメ。
ここで話しかけてきた男の子と近くのカフェでお茶をしたんだけど、ツーリストから学んだという彼の英語もなかなかのもの。 -
彼がアラビア語で値段交渉してくれたおかげで、かなり安く最後のお土産買い。
カサブランカに憧れている(←映画の影響)おばあちゃんのために”CASABLANCA"と書かれたデコレーション用ミニタジンを購入。 -
マラケシュで赤いのを50DHで買って、道中ずっと履いていたんだけど、あまりにも履き心地がよいので色違いで購入。40DH=約480円。
革は伸びるので買う人はワンサイズ下を買うべし。ちなみに23.5cmの私の場合、新品だと8でピッタリだけど、すぐゆるくなってしまう。 -
夕ご飯は時計台そばにある魚フライのサンドイッチ。
何の魚かはわからないんだけど、揚げたてをアラブパンに挟んでスパイシーなソースをかけてくれる。めっちゃウマ!10DH=約120円。 -
旅8日目(モロッコ出国の日)。
ユースでの朝ご飯。
モロッコに来て以来一番こ洒落た食事かも。
この1週間パンはアラブパンオンリーだったけど、何とフカフカのフランスパンにチョコレート入りのクロワッサン。 -
10時過ぎの電車で空港に向かわなくてはならないので、朝からせっせと活動しなきゃね。
海沿いを歩いて、この町一番の観光名所へ。 -
ハッサン2世モスク!!
1993年に完成したというんだから全く歴史はないのだけど、とにかく立派なモスクだ。もちろんモロッコ最大。2万5千人も入れるんだってー。 -
正門とモスクの間にはまるで旧共産圏のような巨大な広場。
ここも含めると9万人も入れるそうな・・・。 -
正面から見たところ。
なんかサイドからの方が美しい気がする。ツアーバスはこの前に止まって、この方角からだけ写真をパシャパシャ撮っては去って行くのでもったいない。
この日もスペイン人のお年寄りツアーが途切れることなくやって来ていた。 -
それにしてもこれだけの施設の維持費を税金でまかなうんだから、国民も大変よね。
観光客に課せられた入場料も何と120DH=約1440円!もちろん私は入ってないけど。 -
モスク付近は軍施設らしきものも多く、水兵さんスタイルの人たちが辺りをウロウロ。
かわいい!と思って写真撮ってもいい?って聞いたらソッコー"Non."
諦めきれずに隠し撮り。 -
宿に戻り荷物をまとめてCasa Voyageurs駅へ。
1週間前、空港からトルコ人のおっちゃんと一緒に電車に乗り、降り立った場所。
私は旅の始めと終わりに同じ場所に立つのが好きだ。
その国を知る前の自分と知った後の自分、何か成長できたかなって考えられるから。 -
無事チェックインを済ませ、余ったディラハムをユーロに替え、後は出発までラウンジでのんびり。
パソコンは日本語を読むこともできない
食べ物は変なクッキーとカナッペのみ
ミントティーは今までで最悪
もちろんアルコールはない
ということでイマイチ。 -
そんなわけで早めにゲートに行ったものの、まだ前のフライトのお客さんが搭乗中。おかしいと思って電光掲示板をチェックすると何と5分違いのフライト!当然私のフライトはディレイ。ゲートが何十もある国際空港なんだから別のゲート使えよ!!
ただ機材は行きと違って成田便と同じ大型機。搭乗率は10%程度で相当楽だった。
さよならモロッコ。
また会う日まで。
この続きは旅行記④ イスタンブール乗り継ぎ編をご覧ください。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- つめこみトラベラーさん 2013/08/09 22:41:36
- モロッコ
- だいぶ前からフォローさせて貰ってますがコメントでははじめまして!
ここ数年モロッコへの憧れが高まってガイドブックまで買ってるのですが、
イスラム圏に一人旅する勇気がなく、タイミングを逃してます。。
ところでこの写真ですが、もうどなたかコメントされてるでしょうか。
モロッコ雑貨のプフだと思います。
中に洋服などを入れて、クッションまたはオットマンのような使い方をするもの。
モロッコに行ったらプフとバブーシュを買いたい!と思ってるので反応しちゃいました。
- MARIELさん からの返信 2013/08/09 23:37:13
- 教えてくださってありがとうございます。
- めいさん、
こんばんは。
書き込みありがとうございます!
プフって知らなかったのでググってみました。
確かにそれで間違いないようです。
めちゃくちゃ可愛いですね。買ってこなかったことを4年経って後悔しました(笑)。
イスラム圏はいつも誰かが手を差し伸べてくれるので一人旅には最適じゃないかと思ってます。
思い切ってお出掛ください!
Mariel
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
フェズ(モロッコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 09SW モロッコ
2
61