2009/09/22 - 2009/09/29
880位(同エリア1077件中)
えすてるさん
日程の4日目。毎日がハイライトだけど、今日もハイライト。
午前はポーランド随一の山岳リゾートのザコパネ散策。
午後は世界遺産のテレビ番組で見て、どうしても行ってみたい!と思ったヴィエリチカの岩塩坑。
両方共、今思い出してもわくわくするすばらしいところでした。
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第4日。この朝はキーンと冷えた。日中は日本の同時期と変わらない暖かさでも、朝晩は冷えて、冬の寒さの厳しさを想像させる。
ホテルの駐車場にトチの実そっくりの実をつける木があって、ツアーメンバーが拾っていた。
つやつやした美しい実を2つくださったので、大事に持って帰り、かびないように乾燥させてから「旅の箱」にしまおうと思ったら、無残に縮んでしまった。残念。 -
今日はポーランド南部のザコパネまで3時間半のドライブ。ひたすら田園風景。
時々こんな景色に出くわす。 -
途中、だんだんと山がちになり、丘が続く。
牛や羊、にわとり、あひる、のどかな農園と、こんな自然の風景が延々と車窓に広がる。
たいくつ、という人もいたけど、私はこんな風景を1日中眺めながら、あれこれ考えたり、うとうとしたりするのが、まるで天国のようだ。 -
こんなところに住めたらいいなあ、と無責任なことを考えるが、実際に住むのは大変だろう。
青い空と、緑の牧草地のコントラストが最高。 -
ザコパネはポーランドのスイスと言われる人気の避暑地。近づくにつれ、民家もちょっとスイス風?になってきた。
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ザコパネの街まであと30分くらいになると、民家はこんな感じで、すっかりアルプス風。
ほとんどが新しい建物だけど、中には木片を組み合わせて作ってある古いものも残っている。
ところどころに「民宿」の看板。泊まってみたい! -
いよいよ街が近くなると、向こうの山はスキー場。冬は雪が積もって、スキーリゾートになるという。
さて、着いてから昼食後に自由時間は1時間程度だという。ケーブルカーで眺望のよい山に登るにはぎりぎり。そこで、昼食をスキップすることとする。
お友達を誘うと、一緒に行くというので、バスが止って集合場所を確認したら、すぐ別行動をとる。さっきトイレ休憩をしたガソリンスタンドでザコパネの地図を仕入れてあったが、道がなかなかわかりにくい。
道々お店の人々に「ケーブルカーは?」と聞いて、教えてもらいつつ何とかたどり着く。ばんざーい! -
さあ、来ましたよ!こんなときは、どこに乗ったらよいか目ざとくチェックしてしまう。眺望は進行方向左側に若干だが開けるので、左側に立つのがおすすめ。
でも、実は出発後しばらくしか見えないし、その後は遠くが見えるだけだ。ほんの10分乗れば、もう頂上。 -
頂上に着きました。日本の観光地よろしく、レストラン、みやげ物の屋台、いろいろ並んでいる。
地元のおばあさんが売っていた半生のチーズを早速かって試食する。餃子みたいな形なので、ラビオリかと思ったら、まだ固くなっていない、柔らかいチーズで、とってもおいしかった。 -
ちょっとガスがかかっているが、ふもとの街がよく見える。
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これを見ないで帰るなんて、考えられないでしょう?
でも、ツアー約40人のうち、上った人は10人にも満たなかったです。 -
お友達と、記念に食事をして帰りましょう、ということになり、英語のメニューを見ながら注文する。
中に例の半生チーズが入っている、お砂糖がかかった甘いクレープ。柔らかくて、とってもおいしい。
チーズはザコパネの名物で、硬く熟成したものがおみやげに売っている。よほど好きならいいけど、重いし、もらっても困るかな、と思って買わなかった。 -
お米が具に入っている、トマトのスープ。ポーランドのスープは、どれも本当においしい。
絶景を見ながら、すてきなお食事をしました。お値段は観光地価格で、この2品に珈琲を入れて二千円くらいでした。 -
その後、また写真を撮ってから、「時間がない!」と言いつつ、みやげもの屋を物色する。
すてきなパノラマの絵葉書、いいおみやげです。
なぜか、革製品も沢山あったけど、清潔かなー?品質だいじょうぶかなー?と考えて、手が出なかった。 -
遠くの空がきれいでしょう。空気もおいしくて、短い時間ながら、堪能しました。
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さああ、帰り道。さきほど通ったみやげ物屋街にわくわくします。買うぞー!
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その1。ビーズ。どこのものかわからないけど、色があんまりきれいだし、安いので、2束買いました。
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その2。テーブルクロス。
これは、中国かなーと思いつつ、デザインがなかなかすてきで、手ごろなお値段なので、1枚買う。ちょっと珍しい緑のバラの刺繍がついているナイロン製の安いもの。
テーブルクロスで埋まっていたおばさんの店。 -
その3。木製の台所用品の店。
ここも、小さい屋台のような店一杯に、木でできたナイフ、スプーン、入れ物などが置いてある。
「ザコパネ」と名前が入ったバターナイフを買う。おみやげ品だからなー、実用にはならないかもなー、と思いつつ家に帰ってから使ってみたら、これがとてもいい。水は沁みないし、軽くて使いやすい。よかったです。 -
その4。木でできたお花。この写真を拡大して見てみてください。小さなかわいいチューリップを、思わず何本か買い込みました。
見ないとイメージが沸かないとおもいますが、本当に木でできた、すてきなお花なんです。丈夫で色もきれい。かさばるけど、がんばって持って帰った甲斐がありました。 -
その5。木工細工の壁掛け。造りがていねいで、軽くて、きれいで、一目ぼれでした。右から2つ目の、小ぶりのを1つ買いました。千円くらいだったと思います。
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その6。鳥の羽や、ドライフラワーで作った造花の店。私は小さい頃から、こういうものはあんまり好きじゃない。というわけで、写真だけ撮らせてもらって、素通り。
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その7。やおやさん。くだものも沢山揃っていて、食べてみたかった、ブルーベリー、カシスを買う。大量だけど、安いし、食べ切れなくてもいいと思って。
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ケーブルカーを降りてから見てきたおみやげ屋さんは、ゲーブルカーの駅前広場から続く、言わば庶民のおみやげ屋さん。
それに対し、ハイカラな旧軽井沢っぽいメインストリートもある。ちゃんと、教会もあるし。お値段も、こちらの方が高いし、品揃えも負けている。
おみやげ買うなら、あっちの広場をおすすめします。 -
観光馬車。人待ち顔。
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帰り道は、途中まで同じ道を引き返す。
今度は反対側が見えるので、この丘と谷を繰り返す田園風景を心ゆくまで楽しむ。 -
やっぱり、ポーランドはヨーロッパの壮大な田舎なのだ。
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トイレ休憩をしたガソリンスタンドで会った、ちょっとアル中っぽいおじさん。
しょっちゅう買物に来るみたいで、お店の人と談笑中。私が来たら、言葉はわからないのに、なんだか楽しげにおしゃべりして?写真に写ってくださった。
お店の人はカメラに慣れていないみたいで、手振れがすごい。3回目でやっと、ここまで写った。ありがとうみなさん。 -
ザコパネから2時間のドライブで、ヴィエリチカに着きました。
添乗員さんが入場手続きをしている間に、さっさと買物。(ツアーを楽しむ大切なルールの一つは、買えるときに、さっさと買物をすることだ)
お料理用のミル付き岩塩。これは使いやすくてとってもよかったけど、何しろ重い!おみやげにと4つも買った人がいて、見学の間中持ち歩いていた。
岩塩でできたロザリオ(本当に岩塩のビーズでできている)。小さな十字架の置物。ガイドブック。
その後、ガイドつきでグループごとに坑道に入るので、40分ほど順番を待つ。その間に、今度は敷地から出て通りの向こう側のみやげ物屋を見に行く。
ここでの掘り出し物は、手のひらほどのピンク色の岩塩に、小さな象が乗っている置物。何で象なんだ?と思いながら今もながめている。 -
みんな私が買物を始めたのを見て、我も我もと買物を始めたが、中には「重いから出てきてからでいいわ」と見ている人もいた。
出てきたら結構遅くなるから、きっと店は閉まっているにちがいない、と思っていたら、案の定全部閉まっていた。お客が全員帰っていないから閉まらないという日本式の常識は、世界ではあんまり通じませんよね。
やっぱり、買物は、できるときに、さっさとすることだ。
さて、やっと私たちの入場時間がやってきました。まず、入口から延々と階段を下ります。らせん状の階段の中心は吹き抜け。気が遠くなるほどの長い階段です。目が回ってしまいます。 -
これが見所の一つ、地下に造られた教会です。
岩塩でできているシャンデリアがきれい。正面の祭壇や、左右の壁に、聖書の場面が掘り込まれている。
なんだかほっとします。 -
これは、身重の聖母マリアと、大工である夫ヨセフが、神さまのお告げによって、ヘロデ王の追手を逃れてエジプトに行く場面。
実はこの日の早朝、母が39度の熱を出して入院したと弟から電話があった。意識ははっきりしているので帰国の必要はなかったのだが、何だかもやもやしている心を鎮めてくれた荘厳さだった。
もちろん、帰国時には母はすっかり回復。 -
シャンデリアは近くで見ると、とってもすてき。
教会の入口は広い階段を上がったところにあるので、天井に近い高いところから、教会全体が見渡せる。
沢山の人々が感動してひとときを過ごしている様子も、何だかうれしくなる。 -
坑道のあちこちに貼られていた、順路を示すイラスト。気に入って写真を撮った。
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今回の見学の最下部にある池と、そのほとりにある聖母像。この、木組みの天井がいい。
かなり古くから岩塩の採取が行われていたので、坑道が崩れるなど、事故も多かったそうだ。いのちの危険にさらされて働く人々は、信仰も篤かったのだろう。 -
今まで見てきた教会、坑道、すべて岩塩の地層で出来ている。ここも、岩塩の中を掘りぬいて造られた坑道だ。
試しになめてみると、当たり前だが、塩だ! -
帰りは、売店のあるホールで解散。実は教会で、抜け目なく集合写真撮影があって、集合場所のエレベターホールに写真を売るカウンターがある。
ちょっとの自由行動時間は、つまり、写真の準備をする時間、というわけだ。でも、琥珀の売店が見たかったのでちょうどよかった。
琥珀を張った銀のピルケースと、溶かした琥珀を型に流し込んで作った猫の小さな置物を買う。
帰りのエレベーターを降りたら、係のおじさんが手を振って見送ってくれた。 -
岩塩鉱の入口があるホールの建物。
ちょっとそれらしくて旅情をかき立てられ、暮れなずむ空をバックに撮った。 -
8時近くにやっとクラクフ到着。「世界ふれあい街歩き」を見て以来の、憧れの街だ。考えたら、この番組を見たことが、ポーランド行きを決めたきっかけだ。
この街にも、市電が走っている。その名も「ショパン」という今日のホテル、そのすぐ前の通りを市電が走っているので、明日の朝、早起きして乗ってやろうと決める。電車大好き。わくわくする。 -
今日の夕食は、またまたサーモンのグリル。素朴です。
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ザコパネのくだもの屋で買った、ブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー。あんまり甘くなくて、そのまま食べるより、ジャムにして食べるのだろう。
味見できて、多いに満足です。 -
本日のザコパネ戦利品。皮のスリッパ。木の壁掛け。木のナイフとスプーン。木の引き出し。ガラスのカップ。木のチューリップ。なぜかマトリョーシカ。刺繍のテーブルクロス。3種類のベリー。おめでとうございます。
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