遥かなるメコン（７２）ターケークよりメコンを渡る。

2009/04/25 - 2009/05/10

ターケークのバスターミナルからメコン河畔にある税関までは４−５キロ程度の僅かな距離であるが、ここにいるツクツクの運転手は皆で協定しているのか、皆全員が３００バーツと言ってくる。

冗談じゃない！誰がそんなに払えますか！こちらから半分の１５０バーツで働きかけたところ、一人乗ってきて、税関のある波止場まで運んでもらう。普通だったら５０バーツも掛からないほどの距離であるが、雲助には適わない。

税関のあるメコン河岸には何店かのレストラン、土産物屋などもあり、目の前には、タイ人観光客を当て込んでの高級ホテルも建っている。しかし泊り客は殆どいないようだ。

丁度お昼。税関も昼休みで閉まっている。勿論フェリーも動いていない。レストランで最後のラオス料理を食べる。と言っても中華風の麺に過ぎないが・・。

土産物屋で、小瓶のラオス焼酎を何個か買う。５個買って２００バーツだったから、１個につき４０バーツ、１２０円程度。しかし、この内１個は後で、成田空港で割れてしまった。

通関を簡単に済ませ、タイから来たフェリーの乗客が降りるのを待って、代わりに乗り込み、メコン川を渡りタイへ向う。いよいよラオスとの別れ。今度来れるのはいつになることか・・

メコン川の中程、タイとラオスの国境を分ける辺り、メコンにも別れを告げる。僅か１０数分の乗船。上流と下流を均等に眺め、今日までの数日間、メコンと共にあった旅を思う。

次はいつ来れるだろうか・・もうこれがメコンとの永遠の別れになるのだろうか・・さようならメコンよ！

エリア その他の都市(ラオス)

ターケークのバスターミナルからツクツクに乗って５−６分、ターケークの町を通り過ぎた突き当たりに、メコンに臨むフェリー埠頭に着く。

悠然と流れるメコン川の対岸にはタイの町、ナコンパノムが見える。

こちら側、ターケーク税関前には、大きな観光ホテルが立っているが、客は少なそう。

今しも対岸のタイからフェリーがやってくる。

タイーラオス国境をピストン輸送しているフェリー。乗船料２０バーツだが、中々モダンなデザインだ。

今到着したフェリーはタイ人観光客を続々下ろしている。

代わりにラオス側から人と物を運んでいく。

ラオス税関ともお別れ！

メコン川の中程で。又、来れるだろうか、これがもう最後になるだろうか・・

タイ側の税関は見た目もリッチでモダンな感じだ。