2009/04/20 - 2009/04/25
62位(同エリア88件中)
ちゃおさん
726年、時の大唐・玄宗皇帝はこの地において封禅の儀を行い、玉皇頂直下の崖壁にはそれを記念して「紀泰山銘之碑」が建てられた。 日本人留学僧、阿倍仲麻呂が盛唐・長安に滞在していた、今から1300年も前の昔のことである。
山頂直下のここは唐磨崖とも呼ばれ、幾つもの石柱が林立しているが、その中でも「五嶽独尊」の堂々たる石碑は皆の目を引いていた。
ここから十数歩上がったところが頂上の「玉皇頂」で、朱色に塗られた古めかしい建物「玉皇殿」が鎮座している。
すごい人、ごった返すかの人、と言った形容が当っている。お参りもそこそこに皆、玉皇殿の前で記念写真を撮っている。
中庭の石碑の周囲には又もの凄い錠前の数。数千、数万では数え切れない程の錠前が掛けられている。
然し外国人が日本の神社・仏閣へ来てもお賽銭を上げないように、当方も何か気後れがして、中国人と同じ様に、カギを掛けることが出来なかった。
この玉皇殿はもう殆ど観光地化されていて、すごい人波に、始皇帝、玄宗皇帝、等々の古の皇帝を思い起こす静けさも何もあったものではなかった。
しかしこの玉皇殿の奥の薄暗い中にこの山の最高神「玉皇大帝」がじっと目を光らせて、こちら側を見据えているを見ると、この大帝の前では何もウソは言えない、閻魔大王のように、何でも見破られてしまう、という、少しばかりの気後れを感ずるものがあった。
人の波に押されるようして玉皇殿から出てきた前庭には、大きな、何も書かれていない灰色の石碑がドンと立っていて、ここでも又人々は熱心に記念撮影をしている。
これこそ有名な「無字碑」であり、今から2100年前、漢の武帝が、「ここからの眺めの素晴らしさは、言葉では書き表せない」として、石碑の正面には一切の記述はなく、「無字の石碑」として立てられたものであり、今に現存しているものである。
2000数百年、数百万人の人々が眺めたであろうこの石碑の前のテラスから眼下に広がる山並を眺め、漸く2000数百年のロマンに浸ることができた。
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泰山の一番高い場所、玉皇頂に建つ玉皇殿。ここに玉皇大帝が祀られている。
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その隣の峯に建つ神憩賓館とドームアンテナ。
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玉皇頂直下の唐摩崖。
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唐摩崖に幾つも林立する石碑の中で特に目を引く「五嶽独尊」の碑。
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いよいよ最高峰、玉皇頂・玉皇殿に向う。
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石段にはこの様な彫り物も。海抜1540.0Mの表示。
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最後の石段を登り、玉皇殿へ。
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ここも又大勢の参詣客。
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中庭の石柱と錠前。
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錠前を掛けるのは、日本人がお賽銭をするのと同じ様に中国人の慣行となっている。
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「無字碑」。今から2100年前、秦の偉業を受け継いだ前漢劉邦から数えて7代目。漢は武帝に至って強大な権力を持ったが、その武帝により立てられた石碑が今に残っている。
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