遥かなるメコン（６９）ビエンチャン・メコンの川原。

2009/04/25 - 2009/05/10

ビエンチャンの西郊をほぼ５キロ以上に渡って流れるメコン川。２年半前にはこの河岸を自転車に乗って、ずっと先の空港付近まで行ったが、今日はその下流の方の、友好橋に近い方向の川原に出た。

あ、友好橋。フレンドシップ・ブリッジ。これは１９９４年にオーストラリアの援助によって建設されたタイとの国境を結ぶ橋で、その先にはタイの国境の町、ノンカイがあり、もう出来たか、間もなくか、この橋を通って、タイとの間に鉄道も引かれることになっている。

このビエンチャンで見るメコンは実に大河だ。水量はそれ程多くはないが、タイとの国境を隔てるその河川敷の広さは広大だ。ルアンパパンではしきりに砂利を採取していたが、ここでは砂利が手付かずで残っているのが良い。川砂利の上を歩いて、タイまで行けそうな気もする。

夕方。陽がまだ落ちる前であるが、人が川原に集まってきている。日本で言う、夕涼みを求めてやって来るのだろうか。人によっては何か川原に生えている草を熱心に採っている。何かの野菜代わりに摘んでいるのだろう。丁度野川公園で見る春先の土筆摘みとかヨモギ摘みのような感じだ。

同じアジア人。夕涼みにしても春菜摘みにしても考えること、やっていることは日本人と変わらない。

エリア ビエンチャン(ラオス)

メコンの川原にもようやく夕方が近づいてくる。

川原近くの公園で遊ぶ子供親。

どこの国でも子供達にはくったくが無い。

みごとなガジュマル。沖縄の名護に天然記念物のガジュマルがあるが、それに劣らない程の見事さ。

遠くで何かを摘んでいる人も見える。

親子連れで摘んでいる人もいる。

一体何の草だろう。

髪を染めて、すこしばかり着飾った人も熱心に摘んでいる。

遠方には川原を散歩している人の姿も見える。

漸く西の空が赤くなってくる。