2009/03/01 - 2009/03/05
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背番号18さん
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「わたしはブレーメンへ行って、そこで町の音楽隊に入るつもりだ。あんたもいっしょに行って、音楽隊に入らないか。わたしはギターをひくから、あんたはドラムをたたきなよ」
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
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ヴォルフスブルクでの絶望から約2時間、ブレーメンに到着。
ここは2005年に一か月ほど滞在した街。ドイツの中で唯一、自信を持って歩ける街…のはずである。
我が愛しのブレーメン、大増量でお送りします。 -
駅は人でごった返し。というのも、この日はヴェルダーブレーメンvsバイエルンミュンヘンというサッカーファン垂涎の好カードがあった日。これも観たかったな…。
晩御飯は駅のスタンドの焼きそばです。 -
何をトチ狂ったか、ブレーメンのホテルは五つ星。…単に適当なホテルに空きがなかっただけなのだけど。
ただ料理は微妙。ベルリンの三つ星の方が断然よかったです。 -
さぁここからは歴史のお勉強だ。
車のナンバーのHB、これはHansestsdt Bremenの略称(らしい)中世のハンザ(ハンザ同盟)都市としての伝統が息づいているんですな。
ちなみに同様のナンバーに、HH(ハンブルク),HL(リューベック)がある。確かこれで全部。近世にハンザの権限を委任され、最後の伝統を守り抜いたのがこの3都市だったわけです。
申し遅れましたが私、修論のテーマは「ハンザ都市ブレーメン」です。 -
ホテル。
なんともまぁ我らには場違いな感じです。 -
中央駅からはトラムに乗ります。
昔、このトラムは無料と勘違いしていて、危うく捕まりそうになったことが。 -
まずはシュノーア地区へ向かいます。
細い路地にお土産屋さんがぎっしり。迷路の様で歩いていて楽しい。 -
これ、実はホテル。客室は1室のみ。ハネムーンでの利用が多いようです。
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こんなお店ばかりです。
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細い路地でも入ってみれば必ず何かがある、それがシュノーア。
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知る人は知っている、私の思い出のベンチ。
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北海へそそぐヴェーザー川。
ブレーメンは他のハンザ都市と違って、内陸にあるものだから、この川を下ってゆかないと国際交易には参加できなかったんですな(12〜14世紀位をイメージしてください)
河口域のオストフリースラントは家畜の市場でありました。 -
そして川を通じた交易は内陸部とも行われておりました。
ゴスラーやブラウンシュヴァイク、ハノーファーなどの都市と鉱物や木材、穀物、ワインをやり取りしていたわけです。 -
中はレストラン。
ちなみに中世の交易船、コッゲ船はブレーマーハーフェンの博物館に展示されています。なんと14世紀の処女航海でいきなりヴェーザーの底に沈んでしまったそうな。 -
ここで航海の安全を祈ったりしたんですかね。
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ヴェーザー川の河川港は、Schlachte(シュラフテ)と呼ばれています。
整備されたのは13世紀ころ。
さて、続いてはブレーメンの観光スポットその2(母曰くがっかりスポット)ベドヒャー通りに向かいます。 -
これはその通りの出口付近なのですが、、、
ここに行かずしてブレーメンは語れない。行ってないけど。 -
ここも土産物屋が並んでいます。
中にはお話の読み聞かせをしている教室もありました(迷い込んだ)。 -
ベドヒャー通りの入り口はこんな感じです。
わずか50メートル。
ただここのロゼリウス博物館にある、Uhr in Buchformは必見です。 -
ブレーメンの象徴ともいえる市庁舎。
建設は1400年頃。建築用材は内陸からもたらされていたそうです。まさに、河川航行で富を築いたブレーメンの誇りですな。
一階では商取引が行われ、2階の会議室(ホール)ではハンザ会議も催されたとか。この会議室にはいつか絶対入ってみたいですな。 -
市庁舎と向かい合うのはギルドホール。商人たちはどんなやり取りをしていたのでしょう。史料がないのが残念なところ。
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大聖堂。内部の紹介は次回。塔には登れませんでした。
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そしてブレーメンの誇る世界遺産、ローラント像。
大司教の支配から脱しようとした市民の自由の象徴です。
当初木造だったこの像が1400年頃に大司教によって焼き払われ、それに対抗した市民により今度は石像になった、というのは有名な話。噂ではさらにこの予備の石像があるとかないとか。
ローラント像のモチーフは「ローランの歌」だそうですな。 -
そして彼の膝小僧は鋭い。
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