2009/09/12 - 2009/09/22
848位(同エリア1619件中)
4skさん
米国ユタ州とアリゾナ州の州境にあるレイクパウエルを取り囲むように国立公園や州立公園が集中しています。今回の旅は、この「グランドサークル」と呼ばれるエリアをレンタカーで駆け巡りました。
グランドサークルで見た個性的な景観は、海底にあった大地が数千万年前に地殻変動で階段状に隆起し(コロラド台地)、侵食によって刻み込まれた芸術作品です。地球誕生から約46億年。グランドキャニオンの最古の地層は、約20億年前 の物とか。グランドサークルの旅は、まさに地球の歴史を知る旅。悠久の時間を感じる別世界への旅でした。
2009年9月12日 − 22日 (11日間)
9/12(土)関空 − 成田 − ソルトレイク − ラスベガス
9/13(日)ザイオン国立公園 / ブライス国立公園
9/14(月)ブライス国立公園 / レイクパウエル
9/15(火)ホースシューベント / ロウアー・アンテロープキャニオン / モニュメントバレー
9/16(水)モニュメントバレー
9/17(木)セドナ / グランドキャニオン
9/18(金)グランドキャニオン
9/19(土)グランドキャニオン / ラスベガス
9/20(日)ラスベガス
9/21(月)ラスベガス − シアトル −
9/22(火)ソウル − 関空
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
2009年9月17日(木)
車は、179番からI-17に入り高速で走り続けます。180番から64番と森を抜け、あるいは見晴らしのいい平地をただ北に向かって進みます。グランドキャニオンに近づく頃、西の空に太陽が落ちてきました。まるで、その太陽と競争するように、私達はサウスリムのヤバパイポイントを目指します。 -
公園のゲートを通過後は、園内の案内板を頼りに無事にヤバパイポイントに到着。そこでは、既に夕暮れを待ちわびる人々が。その先客達と共に、太陽の残照に輝く夕暮れのキャニオンを楽しみました。
-
キャニオンの鑑賞会を無事に終えて、チェックインの為ブライト・エンジェル・ロッジに向かいます。途中でエルクも無言の歓迎をしてくれました。
-
ブライト・エンジェル・ロッジは木造でシンプルでしたが、山小屋の温かい雰囲気がありました。ロビーでは、持参したコンピューターが自由に使用できて便利でした。
私達のキャビンは、リム沿いまで2〜3分、シャトルバスのTrailview Overlook乗り場まで1分という便利な場所でした。外観は古いのですが、中は綺麗に改装されていて、バスルームなどはピカピカ。冬に備えて、天井に電気ヒーターも備えられていました。
(写真は、翌朝撮影したブライト・エンジェル・ロッジの玄関です) -
夕食後、夜の散歩を兼ねてロッジに併設されているギフトショップを見に行きました。お土産物の品揃えは豊富です。私達も何か記念になるものを一つ買おうと、その下見の見学でした。
ブライト・エンジェル・ロッジはリム沿いに建っているので、裏からでると私達のキャビンに戻る道はしばらくキャニオンのリム沿いを歩く事になります。この日は、新月で月明かりも無かったので、そこはまさに“星の降る道”でした。ブライスキャニオンより、レイクパウエルより、さらに満天の星空、北斗七星の大きさが今でも忘れられません。
(写真は、翌朝ブライト・エンジェル・ロッジ裏のリム沿いから撮影したものです。) -
2009年9月18日(金)
この日の朝は、ヤバパイポイントから始まり、マーサーポイントへ移動しました。崖の上に朝の光がしのびよると、岩肌の色は微妙に変化し、崖に立体感が生まれます。
主人はそれをレンズで追い、私は自分の目で確認します。様々な肌の色の人達と共に。みんな静かな音の無い世界で、レンズや目で崖の変身を見届けています。心の中は、リムの上を飛ぶ鳥のように、自由にそれぞれの何かを考えているのでしょうね。 -
朝食を済ませると、主人は直ぐにブライトエンジェル・トレイルに出かけました。テニスと登山を趣味とする彼は、中年のおじさんにしては健脚なのです。
5時間後に主人とキャビンで待ち合わせ。それまで観光ツアーで言えば、各自自由行動です。私はこのチャンスにこれまでの旅を書き留める事に。中年のおばさんは、忘れるのが得意ですから。そして、少しだけリム沿いを歩いてみようと。 -
旅のメモを書き終えて、シャトルバスでホピポイントへ行きました。ホピポイントからブライトエンジェル・ロッジまでの短い距離に、ビューポイントが集中していたので、このコースを歩く事にしたのです。
ホピポイントは、広く開けたビューポイントで気に入りました。リム伝いに歩いて直ぐにパウエルポイントに到着、ここはリムが細長く前方へせり出していて見晴らしが良かったです。その後、しばらく林の中を歩きましたが、木は枝が折れたり、枯れたり、倒れたり、気候条件が厳しいせいでしょうか。
次のマリコパポイントは、パウエルポイントと同様、リムが細長くせり出して、先端が細くなっているので迫力がありました。 -
その後また林が続いたのち、リムを歩きTrailview Overlookへ。ここから、ブライトエンジェルロッジへ戻るまでのリム歩きが、とても良かったです。
遠くにホテルやロッジを眺めながら、下方に目を落とせば、トレイルの道が岩山や緑の上をぬって走るのがはっきりと見えました。ブライト・エンジェル・ロッジからTrailview Overlookまでのリム沿いは素敵な散歩コースだと思います。 -
歩き終ってまだ時間があったので、シャトルバスに乗ってグランドキャニオン・ビジター・センターへ。残念なことに、ここには観光の受付とキャニオンについての説明パネルがあるだけでした。パネルは、海底にあった大地が数千万年前に地殻変動で階段状に隆起し、コロラド台地が出来、それをコロラド川が削りとってグランドキャニオンが誕生した、と説明していました。
-
バスを降りてキャビンへ帰る途中、トレイルを終えて帰って来た主人と再会しました。
-
主人から、“ブライト・エンジェル・トレイル”についてです。
[ブライト・エンジェル・トレイル]
出発したのは、日の出を見て、朝食後出発したため、8時を過ぎていました。
情報を持たないまま、5時間で(行き2時間 帰り3時間)帰ってくると、出かけました。 -
どこまでいけるか?歩き始めた時は、3マイルレストハウスかなと思っていましたが、降りていくと、景色が素晴らしいので、ある地点まで行きたいと思いました。その地点は、後でプラトーポイントである事がわかりました。
(写真: 1.5マイルレストハウス(1743m)) -
どんなトレイルか判らず、崖を下っていくのかなと思っていましたが、道はよく整備されており危ない箇所は、ありませんでした。
(写真は、3マイルレストハウス(1439m)) -
ただ、写真のように馬が通るため、階段状の道の中央部がへこんでおり歩きにくかったので角を踏んで歩いていきました。そのため、翌日ふくろはぎの筋肉痛に見舞われてしまいました。
-
圧倒される崖の岩肌を見ながら降りていくトレイルは今まで経験した事のないトレッキングです。
-
どのくらいの落差を降りたのか後でわかったのですが、933mです。
私は、毎週六甲山をトレイルしているのですが、ちょうど六甲山を垂直に上り下りしたのと同じである事が判りました。
(写真:遠くプラトーポイントまで伸びるトレイル) -
写真は、インディアンガーデンの手前から見たレンジャーステーションです。
-
インデアンガーデンまで降りると、小さな小川が流れ緑も多くオアシスの感があります。
(写真:インディアンガーデン(1158m)) -
ここで、昼寝でもしたいと思いました。
(写真:インディアンガーデンの緑) -
インデアンガーデンから少し歩いたところで、2時間20分経過したのでプラトーポイントまで行けず、帰路につくことにしました。帰国後、プラトーポイントまでは、あと30分ほどの所だったと解かりました。
《写真:折り返し地点》 -
降りた崖を見やげて、これからこの崖を登るのかとため息をついてしまいました。妻との約束もあるので、少し気合を入れなおして、登り2時間40分 合計5時間でロッジに到着しました。今までに無い心地よい経験をしました。
もし次回グランドキャニオンに来る機会があったら、サウスリムからノースリムまでトレッキングしたいものと考えています。
(写真:折り返した時点から見上げた崖) -
自由行動が終わり、シャワーを浴びて服を着替え、車でデザートビューを目指します。途中、ヤバパイロッジのカフェテリアでランチをとりました。このカフェはとても広くて、団体客を何組も収容出来そうでした。
昼食後、マーケットプラザにあるGeneral Storeへ。国立公園の中とは思えないほどの品揃え。町のスーパーとなんら変わりはありません。キャンプしている人なら、ここで何でも調達可能でしょう。食品だけでなく、アウトドアーの洋服もお土産もここで買うことが出来ます。まさに至れり尽くせりのお店。私達も帰りに時間があれば、もう一度立ち寄る事にしました。 -
食事して元気も出たので、一気にデザートビューまで走りました。目的地の駐車場は混んでいて、2周目でやっと空きスペースを確保。ここは、インディアンの砦のような建物が残っていて、渓谷を蛇行するコロラド川が見えるので有名です。今は、建物の中でお土産品を売っています。
帰り道に、ビューポイントとして有名なヤキポイント。そして、グランドビューポイントなどに立ち寄りました。私は目の前が大きく開けている場所が好きなので、グランドビューポイントが気に入りました。 -
一旦キャビンに戻り、主人がまだ行っていないホピポイントへ、シャトルバスで出かけます。ホピポイントは、夕暮れポイントとして人気なので、すでに大勢の人が停留所に並んでいました。すぐに乗るのは無理と思っていたら、運良く到着したシャトルに乗った、最後の2人となりました。
ホピポイントに着くと、西の空には沈みかけた太陽と大きな雨雲が。太陽はしだいに黒い影に覆われて、はるか遠くに雷の音が鳴り始めました。それでも私達は、キャニオンの上限と雲の間の隙間から、太陽が顔出すのを待っています。一瞬、ノコギリ状の稲妻が鋭い光を放ちました。みんな一斉に声を上げましたが、その後静かになり、徐々にバス停に引き返して行きました。 -
帰路は、公園のレンジャーが人数をみて、現場でシャトルバスの手配をしています。バス停に並んでさえいれば、取り残される心配は要りません。
夕食後、ブライト・エンジェル・ロッジ内の売店でお土産を買って、裏のリム沿いを散歩して帰りました。頭上には昨日と同じ大きな北斗七星。まだ西の空には薄い雲が残っていましたが、この日がグランドキャニオン最後の日だと思うと、心の中ではキラキラと満天の星が輝くのでした。 -
2009年9月19日(土)
朝食後、キャビンの近くに鹿が遊びに来ていたので、主人は写真を撮りに行き、その間に私は身支度を整えて、二人で朝の散歩へ。
この日は快晴、朝の風も穏やかでした。ブライト・エンジェル・トレイルの入り口近くで、草をかむビックホーンシープの親子を発見。人間に慣れているので、そばによっても、写真を撮っても、気にする様子も無く無視しています。動物との距離が自然で、平和な気持ちになりました。
チェックアウトを済ませて、飽きるほど撮った写真をまた撮りました。最後の一枚は、二人でブライト・エンジェル・ロッジを背景に。車に荷物を積み込んで、最終目的地ラスベガスへ向かいます。 -
グランドキャニオン南口から、ウィリアムス経由で40番へ。出口123で降りてルート66の有名な場所を見学しました。先着の観光客に続いて写真を撮り、有名なお店で買い物。
私達の世代にとって、ルート66はアメリカのTVドラマの題名であり、スタインベックの“怒りの葡萄”に登場する「母なる道」ですが、若い人達には馴染みがないかも知れません。アメリカの高度成長を支えた道も、今はもうその役目を終えて、昔の栄華をひっそりと観光的なお店に残しているようでした。 -
再び40番に戻りキングマン経由でフーバーダムを目指します。グレンキャニオン・ダムと違い、フーバー・ダムは一大観光地となっていて、車は停滞しのろのろ運転となりました。今この状況を打破しようと拡張工事が進んでいるので、尚一層走る速度は遅くなっているのです。フーバーダムからラスベガスは目前。あと30分足らずのドライブでした。
午後2時、無事にアラモレンタカーの返却口へ到着。グランドキャニオンから5時間、この旅で最長のドライブが終りました。主人が無事に全工程を運転してくれてホットしました。道は真っ直ぐですが、地元の車は2車線道路でも100キロでビューン、ビューン走るのですから、私が代わって運転するのは無理でした。
これで、今回のレンタカーの旅は終了。ラスベガスは、徒歩と2階建てバスで観光します。
続きは、
http://4travel.jp/traveler/sakura_kobe/album/10388961/
(別世界への旅 / 米国グランドサークル 最終章: ラスベガス)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
4skさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
29