'09中東３カ国（レバノン、シリア、ヨルダン）の旅　２日目～パルミラ

2009/09/17 - 2009/09/27

本日はシリア観光には欠かすことのできないパルミラへ。
到着したのが昼１２時過ぎということもあり、アラブ城や墓の谷を見て回るのは諦めることに。それでも、砂漠に遺された壮大な遺跡群には十分満足できました。
しかし１つ誤算が。
夕方、遺跡を一通り歩き回ってホムス行きバス乗り場への行き方を聞いたら、その日のホムス行きのバスは14:00が最終だったとの事。セルビスももうないと言われました。「まぁ、14:00じゃ知ってたってバスで帰るという選択肢は無くなっていただろうな」と自分を納得させ、タクシーでホムスまで行くことに。遺跡観光を堪能した後の想定外の出費に、パルミラの思い出は若干トホホなものに・・・。

その夜、活気付いてきたホムスの街へ。これといった観光名所が無いホムスですが、街の活気やフレンドリーな人々の姿から、シリア観光の目的は遺跡巡りだけのつもりだった私にもうひとつのシリアの楽しみ方を教えてもらいました。ちょっと街の雰囲気をみた後、明日に備えて早く寝るつもりでしたが、すっかり夜更かししてしまいました。

エリア パルミラ(シリア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: マレーシア航空

パルミラ遺跡
バールシャミン神殿。

パルミラ遺跡
荒涼とした土地に広がる遺跡群。

パルミラ遺跡
遠くに見えるアラブ城。時間があれば近くで見てみたかったです。

パルミラ遺跡
足場は悪いですが、列柱通りを歩いてみました。

パルミラ遺跡
葬祭殿。

パルミラ遺跡
葬祭殿にあった落書き。書いたのがモラルの無い観光客なのか地元の子供たちなのかは分かりませんが、世界を代表する歴史的遺産にこのような落書きがあるのは残念な気がします。
ひょっとしたら外国人が立ち入って観光地化する前に、本来この地に住む人々が書いたものなのかも知れませんが・・・。
この辺りの人々の落書きというものに対する意識がどういったものなのかが気になります。

パルミラ遺跡
遠くに見える墓の谷。

パルミラ遺跡
この先にあるのはスタンダード神殿です。

パルミラ遺跡
スタンダード神殿。

パルミラ遺跡
スタンダード神殿から撮影。

四面門。

円形劇場は何やら作業をやっていて中に入れませんでした。

列柱の先に記念門があります。
この辺りには、「ラクダは楽だ」と声をかけてくるおっちゃんがいます。

ベル神殿。
ここは保存状態が良いためか、入場料150SPとられます。

ベル神殿の本殿。

帰りはバスが終了していたためタクシーで。
ホムスまで1800SPと言われ、相場はよく分からなかったけれど、片道２時間ちょいでそれくらいならまあいいかと思っていたら、途中でガソリン代1000SP出せと言ってきた。1800SPって言ったじゃないかと言ったら、「それはあくまでタクシー代で、君をホムスまで送り届けたら、僕はまたここまで戻らなきゃならないんだからガソリン代くらい出してよ」だとさ。何でこういう事を出発した後で言い出すんだか。おまけにお釣りまでネコババされるところでした。
長距離でタクシーを利用するときの料金交渉ではこんなところにも気を付けましょう。

夜はホムスの街歩き。
深夜１２時だというのにものすごい活気です。

みんなとても親しげに話しかけてきますが、何かを押し売ろうとするでもなく、本当に人とのふれあいを楽しんでいるような人たちでした。

写真とってくれと言ってきた地元の子供。
撮った写真を見せてあげたら満足して去っていきました。