'09中東３カ国（レバノン、シリア、ヨルダン）の旅　４日目～クネイトラ

2009/09/17 - 2009/09/27

中東の旅４日目。この日は午前中にクネイトラを見学し、午後は一気にヨルダンのワディ・ムーサまで移動します。

先ずはクネイトラへの入域許可を得るために内務省クネイトラ事務所へ。
事務所建物内に待合室みたいなものがあるものかと思いきや、門の内側へさえも通してくれない。
パスポートを渡した係員に「１０分くらい待ってろ」と言われたが、結局３０分待たされた。
仮にも国の機関なのにいい加減だなぁと思ってしまうが、この地域ではこれが常識の範囲内なのだろうか？

クネイトラは、1974年イスラエル軍によって爆撃された街。
潰された建物、壁に打ち込まれた無数の弾痕。
かつてここで人が生活をしていたのか？
目の前に広がる光景は人がもたらしたものなのか？
現在においても様々な問題を抱えるこの地に対して、遠い国の出来事として無関心ではいられないと感じさせるものがあった。


クネイトラ見学後、そこから直でダラーまで行ってヨルダン入国と行きたいところだったが、クネイトラからダラーまでのバスやセルビスは無いとのこと。しかたなく一度ダマスカスへ戻り、セルビスでアンマンへ。アンマンに到着したのは午後４時過ぎで、この時間からワディ・ムーサへ行くバスがあるのか少々不安だったが、何とか滑り込みで最終のバスに乗れた。しかし、バスは乗り込んだときにはすでに席は埋まっており、通路にスーツケースを置いてその上に座らされることに。みんなと同じ金額を払っているというのに何なんだ？これもこの辺じゃ普通のことなのか？とはいえ、ギリギリで乗せてもらえただけありがたいと思うべきなのだろうか？

エリア その他の都市(シリア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: マレーシア航空

病院跡。

内部も完全に瓦礫と化していた。

崩れずに残った壁にも無数の銃弾の跡。

病院から見た街の跡。
至る所に破壊された家屋が。

教会跡。

教会内部。
時間が止まっているかのような、何ともいえない空気が漂っていたのを感じました。

破壊された家屋。

モスク跡。

街の跡。

映画のセットか何かのようにさえ見えた街並みですが、実際にかつて人々の営みがあり、そして人の手によって破壊された跡です。