【南米旅行】リマ～クスコ

2008/06/06 - 2008/06/15

6月10日（火）

夜遅くリマに到着。飛行機を降りて空港に入るなりすごい列！しかも列が進まない…。なんと入国に１ｈもかかってしまいました。バスに乗り込んだのは夜中です。こちらの空港は夜中が一番混むのだそうです。

翌日早朝クスコへ向けて出発。一番の心配は高山病です。
高山病は体質ではなく体調に左右されるのだそうです。

エリア クスコ(ペルー)

0：30シェラトンリマホテルへ到着。
せっかくの５つ☆ホテルですが
ここシェラトンリマホテルには寝に来ただけって感じです。

窓から見えるリマの町並み

バスはリマ旧市街を通って空港へ向います。
昨日は夜だったのでよく分からなかった景色が今日ははっきりと見えました。

旧市街は高い建物が殆どなく庶民的な町という印象でした。

ワゴンで野菜や果物を売っている人たちの姿。

リマの交通は乗り合いバスが中心で
電車や地下鉄はありません。
タクシーはメーターが無く乗車する際に交渉をして金額を決めるそうです。

空港へ到着。
そして飛行機は一路クスコへ！

クスコ到着。
飛行機を降りて周りの景色を見回して感動！！！！
町中が世界遺産
その町並みが飛行機を降りた私の目に飛び込んできました。

（涙が出そうだぁ）
憧れの地までもう一息なのです！！
おっと油断してはいけない、ゆっくりゆっくり…と。

高山病にならない為の５か条−その１・その２
　１,行動はゆっくりゆっくり
　２,あれ？と思ったら大きく深呼吸
ゆっくり歩いていたにもかかわらず突然心臓がバクバクしだしてびっくりでした。

ホテルへ到着
部屋へは行かず直接ホテル内のレストランへ入り先にランチです。
食事が始まると
どこからともなく現れた二人の男性が演奏を始めました。ケーナやサンポーニャといったペルーの楽器を文字通り駆使して素敵な演奏を聞かせてくれました。　　
こちらでもレストランで演奏を聞かせてＣＤを売って回るミュージシャン？が沢山います。
フォルクローレのＣＤが目的の私はもちろん大歓迎です。

食事の後はクスコ観光です。
私達はまず『サント・ドミンゴ教会』へ向かいました。

現在サント・ドミンゴ教会となっている建物は
インカ帝国時代にはコリカンチャと呼ばれる「太陽の神殿」だった場所です。

ケチュア語でコリとは黄金
カンチャは居所を表します。
「コリカンチャ」にはインカ帝国の黄金が集められていました。

1533年11月15日エクアドルから南下し
第13代皇帝アタワルパを殺したフランシスコ・ピサロ率いるスペイン軍はクスコに入場します。
征服者達は 市街の主要な建物から金銀財宝を略奪し金は延べ棒にして本国へ送りました。

その後めぼしいものがなくなると
今度は神殿を壊しスペイン風の教会を建て始め
太陽の神殿跡には「サント・ドミンゴ教会」が建てられました

「ここが全て黄金だった」と言われても
あまりピンときません。
今はただの石の神殿なのです。

中に飾ってある絵画などは撮影禁止ということで
気を付けながら写真を撮りました。
（どこまでがＯＫか良く分からなかったのです。）

サント・ドミンゴ教会の中から見たクスコの町。

表にはお土産屋さんもありました。

こんな細い路地なのに車がいっぱい！？

この後バスで標高3600メートルまで上がりました。
ここで私は油断をしてしまったのです！！
3200から400メートル上がっただけでそんなに違いがあるのかな、と…。
目指すはタンボマチャイですが途中大きなキリスト像がある場所で一度とまりました。
私は上から見るクスコの町並みを撮ろうとゆっくりとバスをおりたのですが
風がありちょっと歩きづらかったのであわててしまったのかここで異変！
「ちょっとやばいかも…」

それでも根性で撮影したクスコの町並み…

なんとかバスに戻りましたが
座るなり強烈な眠気に襲われました。
バスが発車したのは覚えているのですがその後は寝てしまったようです。

タンボマチャイに到着です。
ガイドさんに「具合の悪い人は無理しないで下さい」と言われましたが せっかくここまで来たのです。
多少無理してでも行きますとも！

うーん標高3765ｍ…。

タンボマチャイの遺跡まで200メートル程でしょうか？
（もっとあるかも…）
まっすぐな道を歩いて行きます。
私は気をつけてとにかく今まで以上にゆっくりと歩きました。ところがあっという間に皆から離れてしまいすっかり置いていかれてしまったのです。
下だけを見て一歩一歩とにかくゆっくりゆっくり
でもちっとも目的地に着きません。
結局断念…リタイアしました。
真ん中位まで行ったのかなぁ？でも戻るのも大変でした…。

この後どこへ行ったのかはっきり言って記憶が曖昧です。
気がつけば夜。
皆さんが夜のアルマス広場へ行っている間
リタイア組の私は停車しているバスからオレンジ色の夜景を眺めながらせつなく過ごしました。
残念ながらこの後のフォルクローレショーもキャンセルです…。