2007/08/14 - 2007/08/22
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いがちゃんさん
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ローテンベルクを後にした私達は列車でヴュルツブルクへと向かいました。スーツケースを抱えながらのドイツ列車のたびは想像以上に窮屈でした。やっぱりコンパートメント型の方が、スペースも情緒もあっていいですね…
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- オーストリア航空
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やってきましたヴュルツブルク。
この街は宿泊せずに通り過ぎるだけです。夕方までの急ぎ足観光です。駅のコインロッカーに荷物を預けて、タクシーに乗り込みます。
目指すはマリエンベルク要塞。タクシーにてひとっ飛びです。 -
マリエンベルク要塞は、司教がかつて住んでいた要塞です。街の発展に伴って、司教は要塞から降りてきて、レジデンツを街の中に構えます。このあたりはザルツブルクと同じですね。
要塞自体には特別にパッとする、見所はありませんが、それでも城や要塞を前にして、登らない観光客はいません。第一、この景色だけでも見る価値は十分にありです。 -
マリエンベルク要塞から市街へは歩いて20分ほどかかります。結構な急勾配ですから、登りはタクシー。下りはのんびり、歩きがいいかと思います。
要塞を降りきると、市街へと入る橋を渡ります。所々に聖人やヴュルツブルクの街にゆかりのある人物の像があります。 -
橋の上から見た景色です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、斜面は一面のブドウ畑になっています。
適度な傾斜は、水はけがよく、日当たりも期待できるのでブドウ栽培にはピッタリです。昔はこの地方がヨーロッパにおけるワインのブドウ栽培の北限だったそうです。 -
橋の上から振り返ると、マリエンベルク要塞が見えます。丘と言うか、高台の上にあり、上から見下ろしても、下から見上げても絵になります。
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聖母マリア礼拝堂です。
地球の歩き方の地図でしか知識を得ていなかった私達は、ヴュルツブルクは小さな街だと思っていました。
ところがマリエンベルク要塞から見下ろす街は、なかなかの都会です。トラムまで市内を走っています。
ローテンブルクの仲間のような街を想像していたので、
驚きですが、ここはそれでも地図を片手に進みます。 -
聖母マリア礼拝堂の側にある広場に、有名なホットドックの屋台があるそうです。ホットドックと言うと、なんかアメリカ名物みたいですが、元々は「ホットダックスフント」と言う名前で売り出したものです。ダックスフントのスペルがアメリカ人には難しすぎて、ホットドックになったとか。
それはともかく、ここの売店のソーセージさばきは見事です。ひっくり返してパンに挟んで。個々の作業が一連の流れとしてつながり、動きとして完成しています。プロを通り越して名人か達人の域です。 -
やってきましたレジデンツ。なんだか入り口で長蛇の列が出来ています。
どうやら、入場制限をしているようです。少しずつしか中に入れてくれません。しかたなく、20〜30分、入り口の前で並びます。 -
すぐ入り口にあるのが、ヨーロッパでも最も大きな天井画がある階段ホールです。あまりの大きさに、完成当初は天井が抜け落ちるのでは、と噂されましたが、現在でも落ちていません。
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レジデンツのほとんどは第二次大戦で爆撃によっては解されてしまいました。現在は修復されていますが、この天井はオリジナルのままです。設計者のバルタザール・ノイマンの天才ぶりがうかがい知れます。
天井画と接する壁には、一部本物の彫刻をあしらっており、絵と見事に一体化しています。 -
庭に出てきました。
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庭の造形は、直線を多用して、左右対称になるようになっていました。
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夏だけあって、花もきれいに植わっています。
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さて、ヴュルツブルクとくれば、白ワインです。ユリウス・シュピタールという、名門のワイナリーが営むワインバーへ立ち寄ります。
フランケンワインと称されるこの地方のワインは、日本でも購入可能ですが、本場では半額以下で飲めます。
やや甘口ですが、スッキリとした喉越しで、おししく飲めます。 -
夏の観光シーズンですが、お店の中は比較的静かで落ち着いた雰囲気でした。おかげでワインをゆっくりと味わえます。
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さて。ヴュルツブルクを後にした私達は、再び列車に。
フランクフルトへと到着です。
晩ご飯にはちょいとはやい、妙な時間帯ですが、
とにかく夕食です。
ビールを頼みます。きっと地ビールです。 -
おなじみ、煮込んだ肉とパスタの組み合わせです。
パスタはドイツ特有の形状です。
ホテルだけあり、レベルが高くて美味しいのですが、やはりローテンブルクのあのレストランの方が美味しかったです…。 -
きました!
スモーク肉にソーセージにサーモンにジャガイモに。
さながら皿の上のドイツ祭です。 -
レストランの雰囲気です。
結構格式ある感じでした。ここでお茶とか洒落込むのも優雅かと思います。 -
時間が少しあるので、フランクフルトを少し散歩です。
泊まったホテルは、「シュタイゲンベルガー・フランクフルター・ホフ」という、5つ星でした。部屋も広くて、満足のいくものでした。
フランクフルトはかなりの大都会ですが、旧市街だけはきれいに残してあり、まるでタイムスリップしたかのように突然古い様式の建物に囲まれます。 -
一夜明け、「もじゃもじゃペーター」の博物館へ行くとこにしました。もじゃもじゃペーターは、19世紀末に、精神科医のハインリッヒ・ホフマンが自らの子供のために書いたお話です。挿絵も本人が描いたものです。
ドイツではかなり有名な寓話で、髪も切らない、爪も切らない、お風呂も嫌い、という不精なペーター少年がたどる結末、という内容です。
日本語にも翻訳されて出版されています。 -
もじゃもじゃペーターの本は世界中で翻訳され、アメリカではトム・ソーヤの作者、マーク・トウェインが英訳版を出版しました。
もじゃもじゃペーターは、全部で10編の超短編からなる絵本で、実際にペーターが登場するのは最初の1話のみです。
どのお話にも共通しているのは、親の言う事を聞くことの大切さや、良識を身につけることの大事さ。
お話はたいてい、分別のない主人公があわれな末路をたどる、というオチで終わります。 -
作者のホフマンは他の作品も手がけているようです。
ドイツ後なので、よくわかりませんでしたが。 -
何の絵だかわかりませんが、シュールが画風になんとなく惹かれてしまいます。ホフマンは医者であると同時に、絵描きだったんですね。
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日本語に翻訳された絵本も展示してありました。
博物館は朝の10時オープンですが、「10時すぎ」におばあさんが一人でオープンさせました。
英語が通じなかったので、あまりコミュニケーションが取れなかったのですが、売店でグッズを買うときにお話(というか意思疎通)を試みました。
大変親切で、人のよさそうな感じのかたでした。 -
博物館は住宅街の真ん中にあります。
博物館自体も、住宅を改装したものであり、
看板は出ているものの、注意して歩かないと、わかりにくいものです。
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