☆日本の滝百選・阿寺の七滝＆湯谷温泉☆

2007/10/05 - 2007/10/07

私たち夫婦は山に登るのが大好きですが、滝を訪ねるのも同じぐらい好きです。前から、阿寺の七滝のある場所がはっきりせず、気になっていました。が、今回鳳来寺山を調べていて、阿寺の七滝が近くにあることを知りました。そこで、鳳来寺山ハイクの翌日、早速訪ねてみました。日本の滝１００選に選ばれているだけあって、素晴らしい滝でした。
　湯谷温泉の方は、鳳来寺山ハイクの日にちょっと立ち寄ってみました。

エリア 愛知

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

　湯谷温泉は歴史のある温泉で、今から１３００年も前、鳳来寺山を開山した利修仙人によって発見されました。利修仙人は、山城国（今の京都）の人で、百済に渡って仏教を学んだ後に、鳳来に来たのだそうです。この説明板は利修仙人像の横にあり、利修仙人について書かれています。

　これは鳳来寺を開山した利修仙人像です。
　利修仙人は湯谷温泉を発見した人で、ここの鳳液泉に浸かって体調を整え、仙人としての力を身につけたと言われています。それにしても、利修仙人は３０９歳まで生きたということで、伝説とは言い、凄いですね！

　湯谷温泉には温泉スタンドがあり、秘湯鳳液泉を売っています。ここの温泉の泉質はカルシウム、ナトリウム塩化物泉で、泉温は５２度です。鳳液泉は昔から万病に効くといわれていますが、リュウマチ性疾患、創傷、慢性湿疹、婦人病、更年期障害に効果があるそうです。値段はなんと　１００リットルでたったの１００円！　だそうです。(@_@)

　私たちが湯谷温泉を訪れた時は１０月だというのに、この辺りではヒガンバナが満開でした。

　湯谷温泉は宇連川に沿って開け、両岸に旅館が建ち並んでいます。宇連川の湯谷温泉を中心にして上下５ｋｍほどを鳳来峡といいます。宇連川のこの辺り、板を敷き詰められたように見えるので、板敷川とも呼ばれています。
　宇連川の川岸に薬師如来石像が祀られており、その説明板がありました。

　湯谷温泉の宇連川(鳳来峡）の川岸に立つこの薬師如来石像は、寛政１２年（１８００年）に作られ安置されたものだそうです。古くからある温泉地にはよく薬師如来が祀られていますが、ここも例外ではないようです。

　天竜・奥三河国定公園で日本の滝１００選の阿寺の七滝は静岡県との県境近く愛知県の下吉田阿寺地内にあります。私たちは鳳来寺山を歩いた翌日、この地を訪ねました。
　ここは阿寺の七滝の駐車場です。ここから、一部が東海自然歩道になっている遊歩道を、９００ｍ(１５分）ほど行った所に阿寺の七滝はあります。

　阿寺の七滝への遊歩道は東海自然歩道になっています。

　阿寺の七滝・巣山部落一帯に分布している巣山礫岩は、２５００万年前に堆積したもので、子抱き石とも呼ばれているのだそうです。

　これは中でも珍しい「くいちがい石」と呼ばれる子抱き石です。東海自然歩道になっている阿寺の七滝への道の端に置かれているというか、祀られているというか、前からそこにあったのか、とにかくそこにありました。

　阿寺の七滝は国指定天然記念物であり、日本の滝100選にも選ばれています。

　阿寺の七滝は阿寺川にかかる滝で、全長６４ｍで七段の階段状になって流れ落ちています。

　阿寺の七滝です。展望台があり、そこからの眺めは最高です。七段になって流れ落ちているのがよくわかります。
　横に見えている道は、滝壷を見に行ける遊歩道です。

　阿寺の七滝の滝の横につけられた遊歩道を登って、滝壷を見に行きました。

　遊歩道の行き止まりの地点から見た阿寺の七滝です。ここまで上がると一段ずつの段差がよくわかります。阿寺の七滝の滝壷は、二番目と五番目の滝壷が深く、巨大な穴になっているのだそうです。

　阿寺の七滝は礫岩にかかる滝として、学術上貴重なものなのだそうです。

　阿寺の七滝の散策を終えた私たちは、国道２５７号線を使って、説楽町を通り、岐阜県方面へと向かいました。

　６日夜は宿の予約を取ってなかったので、飛び込みでお願いして、国道２５７号線沿いの設楽町のペンション「みるく」に泊めていただきました。

　６日泊まったペンション「みるく」です。
　

６日泊まったペンション「みるく」です。
　
６日は豊橋、豊川、新城、設楽と足早に走り回った一日でしたが、三河、奥三河の自然や歴史にふれることが出来て、とても満足です。
　

７日朝、ペンション「みるく」を出発。この日も国道２５７号線を走ります。
　ここは「道の駅　アグリステーション　なぐら」です。まだ朝が早かったので、店開きの準備中でした。

　ここも「道の駅　アグリステーション　なぐら」の一角です。

　続いてやって来たのは、「道の駅　どんぐりの里　いなぶ」です。
　「道の駅　どんぐりの里　いなぶ」は国道１５３号線と国道２５７号線の交わった地点にあります。名古屋からも近く、信州へ続く道の途中とあって、「道の駅　どんぐりの里　いなぶ」は、人で溢れていました。

　ここも「道の駅　どんぐりの里　いなぶ」です。
　ここには豊田市健康増進施設の日帰り温泉・稲武温泉「どんぐりの湯」もありました。

この旅行記へのコメント （2）

• ゆっこさん 2009/09/15 23:35:12

  七段の滝

  ナオさん　こんばんは〜
  旅行記アップ　頑張っていらっしゃいますね！
  
  阿寺の七滝　なんとも綺麗で見惚れてしまいました（*＾＾*）
  岩肌も苔に覆われていて緑がより深く感じられます。
  紅葉の時も綺麗でしょうね♪
  
  湯谷温泉もあるし　一度訪れてみたいです。

  ナオさん からの返信 2009/09/16 03:22:42

  RE: 七段の滝

  >　こんばんは〜
  
  >いつも見てくださってありがとうございます。
  
  >　阿寺の七滝　綺麗ですよ。ぜひ　行ってください。あの辺り、自然がいっぱいで、オススメです。マイナスイオンがいっぱいという感じ。（*＾＾*）
  
  >ところで、アルバムのアップはなかなかです。前には一日二つなんて目標を立てたのですが、全然守れなくって。時間のあるときには一つでもと、頑張ってはいるのですが・・・
  
  >また１８日から福島に行くので、当分お休みになります。
  >今年のは溜まる一方なのにそのままだし。どうなることやら・・・
  >でも、旅に出るのをやめてまでは、アルバムにこだわりたくないし・・・
  
  >困ってしまいますが、マイペースで頑張る他はありませんね。フラニーさんがうらやましい〜です。
  
  >早く余裕を持って、他の人のを見られるようになりたいです。それではまた！