2007/10/01 - 2007/10/01
166位(同エリア191件中)
蚕さん
ドイツ訪問4回目にして、ついに行きます、あそこへ。
ミュンヘンに来たからには、行かねばならぬ。
ノイシュヴァンシュタイン城!
鉄道で行けなくもないけど大変だし、道中に観光名所がたくさんあるので、もったいない。
そこで、ミュンヘンの旅行会社が出している日帰りバスツアーをネットで申し込んで参加しました!
ガイドさんは英語なんだけど、バスの中で日本語の音声ガイドも用意してもらえました。
リンダーホフ城→オーバーアマガウ→ノイシュヴァンシュタイン城と、名所を周ってくれるツアーです。
朝8時くらいに出発して、夕方6時か7時には確か帰ってこれました。
ここで、どこの会社でいくらだったか書くべきなんでしょうが、なんせ二年前のことで、メモがなくなってしまって・・・;
ただ、『Viator』というサイトを通じて申し込んだことは覚えてます。。。で、ググッてみました。↓これですね。
http://www.viator.com/Germany/d52-ttd
2007年ドイツの旅
フランクフルト→ミュンヘン→リンダーホフ城→オーバーアマガウ→ノイシュヴァンシュタイン城
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ミュンヘン中央駅から観光バスに乗ってやってきました。
最初の観光地、リンダーホフ城(Schloβ Linderhof)です。ガイド本などでは、オーバーアマガウ(Oberammergau)の郊外にある名所として紹介されています。
このお城は、ノイシュバンシュタイン城で有名なルートヴィッヒ2世が建てたお城です。
1864年に18歳でバイエルン国王になったルートヴィッヒ2世は、フランスの太陽王ルイ14世のような絶対君主になることを夢見ていたのに、立憲君主国では思うようにならなかった。失望したルートヴィッヒ2世はミュンヘンを離れて引きこもる為、ノイシュヴァンシュタイン城、ヘレンキームゼー城、リンダーホフ城を作ったそうです。
1878年に完成したリンダーホフ城は唯一完成した城で、3つの城の中で、この城に住むことが一番多かったそうですよ。 -
建物内部はガイド付きで見学します。所要時間40分くらい。入場制限があるので、私達のツアーも前半組・後半組に分かれて入場しました。リンダーホフ城の敷地は広いので、待ち時間に他の場所を見学してきました。
残念ながら、内部の写真撮影は禁止なので紹介はできません。
でも、ノイシュヴァンシュタイン城の内部が意外に地味(主観)なのに比べ、こっちは豪華絢爛です。ロココ調の金ピカの装飾に目を奪われます。
筋金入りの引きこもりだった王ならではの、「魔法の食卓」というものもあります。一人用のテーブルに料理を並べて床下から上がってくるという仕掛けにしていて、給仕すらつけず一人で食事したそうです。
他、部屋が無限にあるように見える鏡の間とか、見所は満載です。Theお城な見かけのノイシュヴァンシュタイン城よりも、ある意味、中身は“お城”っぽいかも。 -
リンダーホフ城の前の庭園。
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金ぴかの像のあたりから、水を噴き上げます。
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リンダーホフ城の裏です。
急斜面に30段もの大きな人工滝がかかっています。
最下層にあるのは、ネプチューンの群像です。
これは自然の地形を利用して造られたそうですよ。 -
敷地内にあるキオスク(Maurischer Kiosk)と呼ばれる建物。近くまで行く気力、もとい時間がなくて遠写。
オリエンタル模様のムーア風の建物です。 -
リンダーホフ城の裏手の庭園内にある(上述の人工滝の最上段よりも上の方へ山を登ります)「ヴィーナスの洞窟(Venusgrotte)」という場所に来ました。
けっこうお城から距離あります。。。
行けばすぐに洞窟内に入れるわけではなく、入場制限してました。行った時は洞窟の入口が塞がってました。
しばらく待ってると開いて、中へ入れてくれました。 -
私、この洞窟に関してまったく予備知識なく入ったのですが、なんじゃこれは!?と思いましたよ。
洞窟に泉がある・・・くらいのイメージだったのが、なんとまぁ!黄金の貝の船が浮かんでいるではありませんか。
これは、ワーグナーのオペラ『タンホイザー』の第一幕を再現しようとして造った人工の洞窟なのです。
誰はばかることなくお気に入りのワーグナーの歌劇に浸り、ファンタジーを実現させようとしたルートヴィッヒ2世の執念を感じます。 -
次の観光地は、オーバーアマガウ(Oberammergau)村です。
小さな村なのですが、ここは10年に一度、村人総出で上演する『キリスト受難劇 Passionsspielen』で有名だそうです。1632年にペストが猛威をふるうドイツでオーバーアマガウは奇跡的に被害が少なかったそうで、それを感謝して1634年以来360年以上も劇を上演し続けているらしいですよ。キリスト受難劇場(Passionsspielhaus)というものがあって、見学ができます。
さらに有名なのが、フレスコ画が描かれた家の壁。この写真の壁もよく見ると、フレスコ画で宗教画と窓飾りが描かれています。 -
「赤ずきん」「ヘンデルとグレーテル」「七匹の子ヤギ」の家が有名なのだけど、この家たちが村の外れにあるため、バスの窓から見るだけになってしまいました。;
他の家々も見事な絵が描かれているので、村を散策しているとまるで大きな美術館を歩いているような気分になります。 -
この家の壁には、「Oberammergau Passionsspiel ****1634」の文字が。(****の部分・・・わかりません;)
キリスト受難劇にまつわる絵なんですね。 -
お土産屋さんも。
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ゆっくり散策を楽しみたい村でした!
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ついに最終目的地へ到着しました!
フュッセン(Fu"ssen)から東に4kmほど行ったところにあるシュヴァンガウという村です。
そう、ノイシュヴァンシュタイン城(Schloβ Neuschwanstein)がある村です。
観光バスはチケットセンター前で降ります。
写真は、メインストリートのAlpsee Str.です。
びっくりするくらい人がいて、さすがドイツのKing of Sightseeing(主観)だと思いましたw
目指すのノイシュヴァンシュタイン場は山の上。(写真でも遠くに写ってます)
そこへ行かねばなりません。
徒歩でも行けるのですが、30〜40分かかるし上りだし・・・ってことで、往路はミニバスで行くことにしました。
ちなみに、私はツアー参加なので、お城の見学ガイドツアーのチケットはガイドさんが手配してくれましたが、個人で行かれる場合はチケットを購入しておく必要があります。 -
Alpsee Str.から撮影したもう一つのお城、ホーエンシュヴァンガウ城(Schloss Hoenscwangau)です。
12世紀にシュヴァンガウ侯の居城として建てられたそうですが、荒れ果てていたのを、1832〜1836年に、ルートヴィッヒ2世の父・マクシミリアン2世がネオゴシック様式で再建したお城だそうです。
ルートヴィッヒ2世が幸せな子供時代を過ごしたお城だそうで、ノイシュヴァンシュタイン城の建築中は、このお城からその様子を見守っていたそうですよ。 -
ミニバスに乗って終点まで行きます。終点からお城まではさらに徒歩で10分なのですが、お城に行く前に『必ず』寄るべきところがあります。
それが、マリエン橋(Marienbru"cke)です!
ガイドブックで見かけるあのお城の姿は、この橋から撮影したもの。ノイシュヴァンシュタイン城の全景を眺めることができる絶景ポイントなのです。 -
はい、これがマリエン橋から撮影したノイシュヴァンシュタイン城です。
まるで、ジグソーパズルのようですwww(←私が初めて見たノイシュヴァンシュタイン城はジグソーパズルでした・・・)
まじめに、感動しました。
本当に、本当に、あのお城が目の前にあるんですもの。
背景とあいまって、本当に素晴らしい眺望です。
それにしても、すごい場所に建ってます。
標高1000m余りの岩山に建ってるんですよ。
そこにもルートヴィッヒ2世の狂気を感じますねぇ。 -
ドンとアップにしてみました。
「この世で最も美しい城」と呼ばれ、ディズニーのシンデレラ城のモデルになったというのも頷けます。
この美しい白い城は、石灰石でできてるそうです。 -
ホーエンシュヴァンガウ城とアルプ湖です。
メインストリートも見えていますが、あんなとこからここまで登って来たんです。
いかにすごい場所にお城が建ってるかわかりますねぇ。 -
ノイシュヴァンシュタイン城に向かう途中で、川へ降りてマリエン橋を下から眺めてみました。
人が小さい・・・・・ -
かわいい先客(^-^*)
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お城が見えてきました〜
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お城の門まで来ました。
近くで見る大きさに圧倒されます。 -
門をくぐって城内へ入りました!
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城内から眺めたマリエン橋。
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城内の見学はガイド付きツアーで、予約番号順になっています。ちょっとやそっとでは入れませんので、早めにチケットを買うことが肝心です。私もマリエン橋で十分見学する時間があるくらいに待ち時間が長かったのです。
ガイドさんは英語かドイツ語ですが、日本語のテープ解説を利用できます。
城内で撮影できないので内部はご紹介できないのですが、まあ見がいのあるものでした。
ルートヴィッヒ2世のオペラ熱、ワーグナー熱には脱帽です。
タンホイザーのヘーゼルベルクをモデルにした鍾乳洞の人工洞窟まであって・・・。すごい;
しかしまあ、かつてはバイエルン王国の財政を傾けた城が、今ではバイエルンの重要な観光収入源になってるというのが、皮肉ですね。 -
お城のテラスからの風景は撮影できたので。
こんなふうに、ルートヴィッヒ2世も城下を眺めていたのでしょうか・・・・・。
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