初めての小笠原３　（戦跡ツアー編）

2009/08/14 - 2009/08/22

小笠原にはたくさんの戦跡が残っています。
青い海と対象な景色がそこにはありました。

ただ、初めて小笠原に来たのなら触れておきたい部分でしたので
今回は半日という短いツアーでしたがガイドさんにお願いして
大砲や当時の残されたものを見て回りました。

森歩きもしながら植物にも触れつつたくさん勉強になりました。

エリア 東京

今日はボニンブルーシマさんにガイドをお願いして、
半日戦跡ツアーです。
写真は移動中にあった標識
ヤドカリがキュートです。

入り口はわかりにくく狭い感じなのに
中に入るとびっくりするくらい広い。
そしてライトを消すと自分の目の前の手のひらもわからないくらいの闇でした。

水がめだそうです。
ドラム缶以上の大きさでした。

全く生物がいない暗闇にヤドカリだけがここの住人
虫や、コウモリもいません。

入り口は何ヶ所かありますがこんなに小さいんです。

森というか山？歩きもします。
そういう所に戦跡があるので辺りはジャングルのようです。
所々に生えているコケが美しい！

原型がほとんどなくなってしまっていますが
大砲です。
歩いていると突然あります。

何の実でしょうか？

ガイドのシマちゃん
親切で、何でも質問に答えてくれます。

セメントの砂が入った袋はこの状態でセメント状に硬化していました。
触るとガチガチ

オガサワラビロウという固有種
一枚の葉がとても大きいので傘の代わりになります。
2,3ｍの高さで茂っていたので
途中、雨が降りましたがあまり濡れませんでした。

当時、使われていたビンや食器がまとめてありました。

左から読んでヤマサショウユ

右から読んでキリンビール

固有種テリハハマボウ
黄色からオレンジに花色が変わります。

固有種マルハチ
名前の通り樹皮がマルハチ

マルハチは中が空洞になっているそうですが
空洞の中もやっぱりマルハチでした。
不思議〜

マルハチはこんなに背が高くなります。
なんかジェラシックパークに出てきそうな木ですね。

当時使っていたレールと車輪

初めて見たキノコ
ソウメンダケと言うそうです。

今度はかなり急な入り口です。

中に進むとびっくり
かなり大きい大砲がありました。

文字もうっすら残っています。

銃口の先はこんな景色なんですよね・・・
どんな想いでこの景色を見ていたのでしょう。

昨日レンタカーで回った時にビーチから見た座礁船が見えました。

しばらくこの風景に浸っていました。
と言っても一歩踏み外せば転落するほどの崖にいるので（もちろん手すりなどなし）
高所恐怖症の方は無理ですね・・・

調理をするときに使っていたもの

発電所もありました。

大砲はここに置いてあったそうです。

もう一つの大砲
これもかなり大きかったです。

まだ64年しか経っていない。
この大砲はほんの少し前まで本当に構えていたものなんですね。
シマちゃんから硫黄島の話も聞かせてもらいました。
シマちゃんは遺骨収集作業の為、硫黄島に行っています。
そしてまだたくさんの遺骨が眠っているそうです。
そう考えるとまだ戦争は終わっていないんです。

というシマちゃんの言葉はとても印象的でした。
一刻も早くご家族の元に帰る事をお祈りします。

帰り道に野ヤギを発見
実はこの山羊達は駆除対象動物。
外来のヤギハあっという間に増え、大切な植物を食い荒らしてしまうのです。

シマちゃんとは午前中でお別れ。
午後は近所を散策です。

島の唯一の教会　聖ジョージ教会
結婚式もできます。

すごくお気に入りの写真
灼熱の太陽を思い出します。

雲がすごく近くてきれい！

ビジターセンターに行ってみました。

当時のものなどたくさん展示してあります。

食器類もありました。

わかりやすく剥製もありました。
オガサワラコウモリってかなり大きい！

たくさんある海岸の砂達
あ〜私も島一周した時に採取すれば良かったと後悔の嵐・・・

毎日通ったまるひ
お土産など色々揃ってます!

建物がかわいい！

今日もウェザーまで頑張って歩く
30分くらいの急な山道だけど
冷えたビールを持っていき景色を見ながら見るのがくせになってしまった。

鳥たちはけっこうフレンドリー
一定の距離を保ちつつおこぼれ待機

雲が厚かったけど180度以上のパノラマで見る景色は最高でした！