2009/08/19 - 2009/08/23
767位(同エリア2184件中)
ぶたぴよさん
「Chepelle du Rosaire」
コートダジュールを訪れる旅人の多くは、山上の小さな村VENCE(ヴァンス)の「ロザリオ礼拝堂」を訪れると言います。
画家マティスが芸術家人生の集大成として亡くなる直前まで全身全霊を傾けて完成させた礼拝堂です。
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撮影厳禁の礼拝堂の中はポストカードでご紹介します。マチスは晩年ニースでの療養中に面倒を見てくれたドミニカン修道女のために、このキリスト教(ドミニコ会)の聖堂を4年の月日をかけて完成させました。
中に入ると、まず、3辺の巨大なステンドクラスに圧倒されます。その色の綺麗なこと。真っ白な室内に、黄・緑・そして青の三色がフレンチリビエラの太陽の光で何ともいえない輝かしい色を放っています。 -
使われているのは、太陽を表す黄色、南仏の豊かな野菜たちとサボテンを表す緑色、そして地中海の海とリビエラの空、聖母マリアを表す青色の三色のみ。
そして残りの壁面には、白いタイルに黒い1色で3つの壁画が描かれています。一つは、抽象的な花のイメージと聖母マリアと子イエスキリスト。もう一つはキリストが十字架を背負わされるまでの14ステージ。もう一つは聖ドミニクの大きなイメージ。 -
正面にはマチスによってデザインされた祭壇があり、パンを表す茶色で聖餐台が、そしてキリスト十字架像とキャンドル台がその上に置かれています。この祭壇も写真で分かるように常にステンドクラスの光が当たたるようになっています。
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通り過ぎてもおかしくないほどひっそりたたずんでいる礼拝堂の脇からは、VENCEの街並みが見下ろせます。そして山の斜面に点在する小さな村たちも。
中世から何一つ変わらない姿で今もそしてこれからも静かに生き続ける人々。
海だけではない本当のコートダジュールの姿が垣間見られる瞬間でした。 -
この小さな看板だけが目印です。
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山を降りてくるとそこはVENCEの街です。小さいながらCite Historiqueと呼ばれる街の中心にはカフェやブラッセリーが並び、所々に歴史的建造物を持つ古い街並みも十分楽しめます。村の人も観光客も皆、生バンドの演奏を聴きながら、オープンテラスでカラフェで注文したハウスワインを美味しそうに飲んでいます。
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