遥かなるメコン（４０）メコンの町、パークベン（Pakbeng)

2009/04/24 - 2009/05/10

タイとの国境の町フアサーイからルアンパパンまでスローボートで行くには、途中のパークベン（Pakbeng)という村に１泊する必要がある。チェンマイのエージェントで買ったチケットにはこの村での宿泊代及び朝夕の食事は別料金。

ファイサーイを出る前に、この村での宿泊先のゲストハウスの売り込みが激しく、当方、エアコン付きの上等な部屋を３００バーツ、約９００円で予約しておく。

１１時半にファイサーイを出発したスローボートは、途中幾つかの集落に横付けし、その度に何人かのラオス人乗客が下船して行く。結構着飾った人も下船するが、一体どこへ行った帰りだろうか、それとも、久し振りの里帰りだろうか。こんな辺鄙な片田舎、身内総出で歓迎されるだろう。

河岸には所々牛が放牧され、水辺で涼んでいる。山が岸まで迫っていて、集落は見えないが、この山の蔭のどこかに人家もあるのだろう。

焼畑の煙もあちこち棚引いている。煙で視界が曇っているところもある。これだけ斜面が多く、広大な土地。焼畑で耕すほか、効果的な耕作方法もないのだろう。

乗船して６時間、漸く岸辺に近代的な建物が見えてきて、もう間もなくバークベンに到着する。長い拘束の１日が漸く終了することになった。

エリア その他の都市(ラオス)

メコンの岸辺には、あちこちに牛の放牧が見られる。水牛でないのが面白い。

大勢の牛が一箇所に放牧されている場所もある。

空のスローボートが川を往来している。

焼玉か、音の煩いエンジンがフル回転している。

深い山は川の真近まで迫ってきている。

焼畑の煙はあちこちに出ている。

途中の集落で下船する地元の人々。上品に着飾っている。

川沿いに見える集落。

別の集落で下船するラオスの人々。

この辺の集落はどこも貧しい。

船の中で丁寧に髪繕いをしているヒッピー。

漸く開けた町が見えてきた。煙は舗装されていない道路から上がる砂塵。