1997/08/03 - 1997/08/12
1219位(同エリア4378件中)
ぱぶさん
ぱぶさんはヨーロッパには10数回来ていて、今回家族を案内する都市として、フィレンツェ、ローマ、パリを選んだのであるが、ぱぶさん自身行ったことの無い都市もひとつ入れて新たな発見を狙った。
その都市としてトルコのイスタンブールがアラビックな雰囲気で良いのでは?
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それで、今日はトルコ航空でローマを発ち、1泊2日でイスタンブールの見学に向かった!(TK862 ローマ11:50-15:25イスタンブール)
予定通りにイスタンブール・アタチュルク空港に着き、タクシーで金角湾を超えた新市街タクシム広場にあるホテルにチェックインする。
このタクシーで、運転手さんが質問する、「こちらには何日滞在で?」ぱぶさん応える、「今晩泊まって明日パリに。」運転手いわく「あほか!はるばるここまで来てたった1日!」ぱぶさんいわく「まあまたゆっくりくるさ!」運転手さんは色々街の案内をしたかったのだ。 -
その今日のこれからの予定は旧市街の見学と、トルコ・ディナー、更には第二ボスフォラス大橋(ファティヒ・スルタン・メフメド・ハン大橋)を渡り・確認することだ。
それで、ホテルからタクシーで旧市街に向かう。歴史的にはイスタンブールの攻防で有名な金角湾に掛かるガラタ橋をわたり、旧市街のど真ん中グランド・バザール辺りで降ろしてもらう。途中の景色も降りたあたりも今までのヨーロッパとは異なる風景だ! -
やがて、ガイドブックに出ている、ブルー・モスク(スルタン・アフメット・ジャーミイ)の正面公園にたどり着く。
寺院の中に入るには今日はもう遅すぎる。この堂々たるイスラム寺院はトルコ最大のしかもいわれある6本のミナレット(尖塔)をもち、その内の4つは3層のバルコニーがついている。
内部を彩るイズミック・タイルは大いに見るべきものがあり、全体としてオスマン建築の最高傑作という。 -
同じく左手後方にあるのはアヤ・ソフィア寺院で、こちらは紀元360年にビザンチン様式のキリスト教会として建てられたものが1453年コンスタンチノープルがオスマン軍に陥落した後、内部を改装して、新たに4本のミナレットをつけてイスラム寺院となったもの。
イスタンブールの波瀾の歴史を物語る内部モザイク画が有名な寺院である。 -
しばらく花も咲き乱れる公園を散策し、イスラム寺院を撮ったりして時間をすごし、ガイドブックを手に今夜のディナー・レストランに向かう。
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旧市街の西のはしっこ辺りにあるダルジーヤフェと言う店を探すのは難しく、苦労する。何人にも聞いたのであるがいまいちはっきりしない。でも、最後に子供の一人がとても親切で、場所まで連れて行ってくれた!お礼に何かあげようとするも、この子は一切受け取らず、とても感銘を受けた。
レストランはモスク(僧院)の食堂を改造したドーム屋根や中庭のあるトルコ料理店である。
お客はほとんどいなかった!(早かったのか?) 借りきり状態で案内されたテーブルにつく。料理は良く解らないので、ガイドブックにより、伝統的トルコ料理という、アダナ・ケバブ、なすのムサカ、肉団子のキョフテのほかにトルコ・デザートを頼んだ。
ゆったり食事を終え、9時半ころホテルに戻る。 -
11時すぎになって、これから第二ボスフォラス橋を渡り・見るためにコンシェルジーにお願いしてタクシーをアレンジしてもらう。
時間がないのでこのようなこととなったのであるが、第二ボスフォラス橋は1991年に日本の融資と技術で作られたもので、ぱぶさんの昔のハワイ大学院の頃の留学生仲間が輸出入銀行に勤めておられ、この融資の仕事にかかわったそうで、トルコに行けば絶対にこの橋を見てくれといわれていたものである。
(何かの集まりの際、この銀行員は「誰よりもトルコ(風呂!?)を愛す!」と言って、皆から、やんやの盛り上がりを得ていたのを思い出す。)
この時のタクシー代(白タク)であるが、トルコは当時ものすごいインフレの時代で、折り合った金額は1、500万トルコリラ!ぱぶさんにとっては天文学的数字!なお、日本円では¥12、000程度である。
真夜中のドライブと言っても、ただ高速道路をひた走りである。やがて橋に着いたが、降りるわけにはいかない(車道専用)それで、いったん橋を渡って、橋が背景に見える場所まで移動して記念・記録スナップを撮る。
しかし、真っ暗なので何かわからない風景である。また少し進んで、橋が遠方にライトアップされて見える場所でも記録スナップを撮るも、なかなかうまくは撮れない。このようなことをしているうちに、運転手さん道を反対側の車線に入ってしまい、大慌てで、U−ターン、ああ、危なかった!
また途中では車がエンストしてしまい、後ろを押す羽目にも!(夜中で誰も助けてくれる人はいない!)それやこれや1時間半位して何とかホテルまで無事に帰りついた。
何しろ、この短時間で第二ボスフォラス橋でヨーロッパからアジアに渡り、アジア側のボスフォラス海峡沿いにひた走りに橋って、それから第一ボスフォラス橋を渡ってヨーロッパに戻ってきたのだ! -
次の日は朝9:30に予約していたツアー・ガイドさんが車で迎えに来てくれた。トプカプ宮殿の見学だ。
スルタン・メフメットII世が1467年に海に面したこの位置に夏の宮殿として建設したものである。その後、ハレムも1588年に移され住居として、また公式行事も行って来てオスマン帝国の公式宮殿となった。
70万平米あり、金角湾とマルマラ海を望む丘の上に立ち、海側は2キロにわたるビザンチン時代の城壁が、陸側はトルコ人により作られた約1400mの城壁が囲っている。
トプカプとはトプ(砲)カプ(門)と言う意味である。もちろん、ボスフォラス海峡側には沢山の大砲が配備されていたことは想像に難くない。 -
日本語の話せるボヤジオールさんの案内で現在の宮殿の入り口である表敬の門から入る。
内部は第二庭園となっており、左手には厩、右側奥には厨房道具・磁器展示室が並んでいる。
厨房は4〜6000人分もの食事を作るので多いときには800人もの台所要員が働いていたと言うことで、銅製の巨大な鍋や釜が並んでおり、規模も大きい。
磁器も青磁や白磁、マイセンやウイーンの陶器、日本の伊万里焼なども展示されていた。 -
幸福の門(別名白人宦官の門)をくぐると、第三庭園に入る。
ここはスルタン一家の私的スペースである。左手には大きなハレム・コンプレックスがあり、右手には宝物殿がある。 -
有名な「トプカプの短剣」、86カラットの「スプーン売りのダイヤ」、「スルタンの玉座」、「宝石飾りの水差し」等々大変なお宝が飾られている。
(この画像はわかりにくいかもしれませんが、有名な「トプカプの短剣」が吊り下げられているものです。) -
更に奥に進むと第四庭園に入る。テラスやコンヤルと言うレストランに至る。
お茶で休憩し、テラスから見る、マルマラ海やボスフォラス海峡を行き交う船や遠景の(第一)ボスフォラス大橋を楽しむ。 -
他にも、昨日夕方で内部を見学できなかった、ブルー・モスクとアヤ・ソフィアも訪問する。
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後は空港へ行くのでタクシーを拾う。
(これはタクシーが来るまで待っている風景である) -
しかし、この運転手なかなかな曲者だ!
まず、空港へ行くのになんと方角が違う!更に時間もかかる!これはやばいなと考えていたら、案の定、支払いになって、いったん、受け取った後、すぐ、金をこちらに見せて、「払った紙幣が十分の一小さいもので違う」と言う!
これは詐欺師だ!それで、ぱぶさん、同じ種類のぱぶさんが持っている残りの紙幣を見せて間違いなく請求どおり払ったことを主張する。
まだしつこく請求してくるもかまわず荷物を持ってタクシーから離れようとすると、今度は「荷物は余計だからその分を払え」と言う。
ぱぶさん答える、「もういい加減にしな、空港までもずいぶん遠回りしてきたではないか?余計な金は払わない。ペリオッド!」タクシー運転手は更にしつこくも追ってこようとするも、タクシーを駐車しないと追えないので、パブさん達は解放された。
と思ったら、なんと後から更に追っかけてくる!
(当時のトルコ紙幣である。100万、50万、10万と言った高額のインフレ紙幣であった!) -
ぱぶさん達は空港内の乗客チェックインまでタッチの差で逃げ切った!ああ、良かった。ひどいタクシー運転手もいるものだと思った。
(これは空港内のバール喫茶でリラックスのスナップである!)
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この旅行記へのコメント (2)
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- topbreederさん 2010/03/19 00:01:47
- 今年こそイスタンブールか?
- ぱふさん、こんにちは!
足跡を辿って来ちゃいました〜、topbreederです。
ぱふさんは色んな所へ行かれているんですね〜。
イスタンブールへは、ぜひ一度行ってみたいと思っていて、
今年の夏から秋頃に行ければなぁと思っていたところなんです。
今年もまた旅行の計画など立てているのでしょうか?
旅の計画を立てている時って、心底ワクワクしますよね!
今後ともどうぞよろしくお願いします。
topbreeder
- ぱぶさん からの返信 2010/03/19 17:26:04
- RE: 今年こそイスタンブールか?
- topbreederさん:
ぱぶさんブログへのご訪問有難うございます。今年はイスタンブール
ですか?とても日本贔屓な国で、楽しいことも多くあると推測されます
ので、大いに期待・プランに励んでください。
ぱぶさんはヨーロッパ大好き、中でもイタリア大好き派ですが、最近は
全く行けてません。今年は7月にハワイを計画中です。
こちらこそどうぞよろしくお願い致します。
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