スイス　南半分紀　その10（グリメンツ　ー　ロイカーバート）

2009/07/17 - 2009/07/17

　10日目に入りました。

　楽しかったSaas-Feeを離れて山を下ります。今日の移動はVispの観光バスで運転手はイタリア系なのだろうか、ラファエルという良い名前です。

　シエルを通り過ぎ、グリメンツで古い、興味深い街並を見物。

　Grimentzへ上がるつづら折りの道があまりにもきつくて、バスは一度では廻れません。切り返し、切り返し登って行きます。それでもちゃんとここまでPost Busは登ってきます。

　移動の日はどうも天気が悪く、この街についた時にはザンザン降り。ところが歩き出すとすっきりと雨は上がるというラッキーさ。
　　
　ロイカーバートに着いたのは16時頃なのだけれど、雨。

エリア その他の観光地(スイス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

　Grimentzもやっぱりスキーリゾートらしく、古い町並みに入るあたりにはこんな大きなホテルがあります。

　しかし、この界隈ではSierreから山を登ったCrans-Montanaあたりが高級スキー・リゾートとして有名な場所だといいます。あちらは地図で見てもリフトの数は半端じゃありません。

　なるほど、味のある古い家並みが旨い具合に残してあります。「見に来てください」という受け入れが十分に考えられているといって良いでしょうね。

　のんびり、ゆっくり歩きながら見て歩きます。

　綺麗に飾ってあってお金かかっていますよ。こんなにしておくのは相当に面倒でしょうねぇ。

　窓から顔を出しているうちの人と目が合って、「beautiful ！」とお声をかけると「thank you」と返事がかえってきました。

　これ、ひょっとすると5階建てでしょうか。凄いなぁ。

　こういう雨戸にも必ず何らかの模様に彫ってありますよね。これが可愛らしいですね。

　こんなマメなことを発想するというのが素晴らしいですが、結構大変でしょうねぇ。制作も、メンテナンスも。

　ほうらね、こっちなんてこんな風に飾ってありますよ。

　こっちは工房なのかもしれないのです。売り物のようでプライスシールが貼ってあります。

　こんな煙突ですら、面白いですよ。これって、思い込みですかね。

　こういう村ですけれど、広場のあたりにはこんな具合に分別ゴミ箱が置かれています。でかい！

　とうとう、こんなかんかん照りになってしまいました。

　こうなると傘を畳むかと思いきや、今度は乾かすためにさして歩いています。

　よく見ていただかないとわからないと思いますが、急に強い陽射しが照ったので道路からは湯気が登っているんです。

　お昼過ぎにLeytronという街に到着しました。ここもぶどう畑の中にあって、あるワイナリーの食堂でランチになりました。

　また雨そぼ降る中、温泉、峠で知られたロイカーバートに到着しました。
　
　街のずっと上にある古いリゾートホテルに投宿します。

　いかにも古いっす！といっていそうな部屋の雰囲気です。ところが、このホテルにはちゃんと狭いながらも温泉があるんです。だからバスローブもあるし、バスタオルは4枚ほども置いてあります。洗濯に随分役に立ちました。

　その温泉なんですが、私は入らなかったのですが、入った方のお話によるとかなり深くて170cmくらいは深さがあったというのです。まぁ、温泉というよりもプールですね。

　ここの部屋の鍵が凄いんです。小さいけれど、やたらと重い金属のホルダーがついています。誰も持ち出せない。
　あげくのはてに部屋を出る時も自分で鍵をかけなくてはなりませぬ。時代が随分さかのぼりました。

　見ていただきたいのはこのエレベーターです。4人乗ったらもう一杯一杯です。

　しかもこの扉を開けて入り、扉を自分で閉めてからボタンを押します。到着したら自分で扉を押して開きます。自分でやらないといつまで経ってもそのままです。

　雨の中、ちょっと散歩に出ます。今日はバスに乗っている時間が殆どだったので、歩きたくなります。

　街まで降りて行くと多分15分ほどで行けるのですが、帰り道が確実に登りになるわけですから、なかなか行く気にならないのですよ。

　ビールが旨い！

　このホテルのロビーに子どもが二人、それぞれラップトップのコンピューターを前に相対して座って、オンライン・ゲームをやっていました。

　夏休みだから子ども連れで遊びにきている人たちがいるのかなぁと思っていたら、このホテルの子どもたちでした。

　無線LANで接続できるのですが、ロビーまで降りてくる必要があります。でも、タダですから。

　ここのバーにはピアノを弾く人がいます。ちょっとそのバーでおしゃべりを楽しむ晩となりました。

　直接関係ないですが、Crans-Montanaのスキー場規模がどれくらいか、というところをここに記録しておきましょう。