2009/04/13 - 2009/04/13
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さすらいおじさんさん
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琵琶湖の北にある余呉湖(よごこ)は、日本最古とされる羽衣伝説の地として知られる東西0.9km、南北1.8kmの淡水湖。
琵琶湖とは、羽柴秀吉(はしば ひでよし1537−1598年=豊臣秀吉)と柴田勝家(しばた かついえ1522−1583年)とが織田勢力を二分して織田信長(おだ のぶなが1534−1582年)の継承者となることを争った賤ヶ岳の戦い(しずがたけのたたかい1583年)が繰り広げられた賤ヶ岳(標高422m)で隔てられている。
羽衣伝説(はごろもでんせつ)は日本各地に存在する伝説だが余呉湖畔の樹齢130年、樹高12m、幹周り4mの柳の大木に天女が羽衣を掛けたという伝説がある。現在の木は明治初期に枯れて倒れた後、その根から成長したもので、枯れる前の樹齢は1300年以上と推測されている。
余呉湖の羽衣伝説は「漁師・桐畑太夫(きりはただゆう)が余呉湖で水浴びをしている美しい女性を見つけ、柳の木に掛けてあった衣を隠した。女性は天女だったので羽衣がなくなり途方に暮れているところに桐畑太夫が自宅の着物を差し出し家に連れ帰り結婚し、子どもも生まれた。ある日天女は隠されていた羽衣を見つけ天に帰ってしまった。天女の子どもは右大臣・菅原道真(すがわら の みちざね845−903年)であるといわれている。」というものだ。桐畑太夫は天女をだまして妻にするとはひどい男で天女に逃げられるのも当然だろう。
余呉湖周辺には賤ヶ岳古戦場跡や天女の衣掛柳など歴史や伝説にゆかりがある場所が多く歴史ファンには楽しい場所だ。
(写真は余呉湖の天女の衣掛柳)
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