2009/07/15 - 2009/07/16
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harihariさん
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夏といえば恒例の祇園祭。
今年は町家「旅館花屋」(木屋町にも同名の旅館がありますが、別の旅館です)に泊まって、老舗料亭「伊勢長」で食事をして、宵々山を見物して…。
1000年続く夏越の祭りを楽しんできました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 私鉄
-
昼過ぎに家を出て、梅田から阪急電車。
四条烏丸からぶらぶらと歩いて、夕刻、仏光寺通り木賊山町までやってきました。 -
木賊山(とくさやま)の真横に、今回のお宿「旅館花屋」があります。
せっかくの祇園祭ですから、こういう旅館に泊まらなきゃ。 -
玄関入口。
元は呉服問屋の建物だという旅館は、実に夏らしく風雅に装われて。 -
女将のおばあさんに案内されて、長〜い建物を奥に奥に...
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見事に手入れされた坪庭が見えてきて...
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あれが、一晩寝食をするお部屋。
8畳+縁側+床の間の、こじんまりとしたいいお部屋です。 -
襖や障子を開け放すと、結構いい風が通って暑さも和らぐんです。
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1階が僕たちの部屋。2階も合わせて計6部屋のようですが、この日の宿泊は僕たちだけ。
町家一軒貸切りのようなものです。 -
旅館業は1950年から。建物は大正ごろかな。
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では、早速山鉾見学に行きましょうか。
まずは、岩戸山。 -
屋根裏の天井画は、明治を代表する京都画壇の旗手・今尾景年。
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船鉾。
青貝螺鈿細工の舵は1792年の作品。屋根や高欄なども天保年間の制作。 -
伯牙山。
有名な杉本家住宅はこの真横に構えています。 -
通りを避けると、途端に人っ気のない路地に。
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「平将門ノ首ヲ晒シタ所也」。
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今から1000年以上前に、敗死した将門の首が、ここに曝されていたんですね...
静かな路地の片隅に、小さく祀られていました。 -
角を曲がるごとに、面白そうな路地が現れて、つい足を運んでしまいます。
だけど地元の方々の住居ですから、散策は静かにマナーを守って... -
南観音山。
くじ引きで巡行の順番を決めるのが慣例となっている祇園祭にして、くじ取らずで一番最後を締めることが決まっている曳山。 -
そして、今夜の食事のお店は、この南観音山の前にあります。
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創業1715年、京都を代表する老舗料理、伊勢長。
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一瞬、格式の高さに圧倒されそうになりましたが、すぐに和服の女性たちがやってきて、部屋に案内をしていただきました。
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茶室も兼ねた8畳の座敷に通されて。
庭を眺めて、時間や季節の移ろいを感じながら。実にいい。 -
まずは、お茶と水菓子。
久々に、こんなに美味しいお茶を飲んだかも。
たぶん、玉露。 -
先附の一皿。
鱧押し寿司、山芋の梅肉ソース、蓮根で挟んだサーモン、祇園祭に因んで蓬麩の粽。
四角いのは、魚をすり潰して、キクラゲとかと一緒に練り物っぽくした感じ。
さすがにどれも美味しい。 -
子持ち昆布。
鬼灯の入れ物が夏を演出。 -
美味しい料理には美味しいお酒。
伏見のお酒を燗で。キリっとした辛口のいいお酒。 -
お吸い物。どんこ椎茸、小芋、鱧身上。
京料理はだしが命。
飲んだ瞬間、口に広がるだしの香りに、幸せを感じます。 -
鱸のお造りと鱧の湯引き。
京都で夏といえば鱧。
今年も美味しい鱧が食べられて良かった... -
炊合せ。
小芋、お茄子、かぼちゃ(たぶん鹿ケ谷かぼちゃ)、魚と海老のすり身を人参でくるんだもの。
胡麻だれでいただくのが珍しい。 -
器は紅白で。
僕たちの食べるペースが遅いので、それに合わせてゆっくりと持ってきてくれます。
時間をかけて、じっくりゆっくりとお料理を味わいたい僕たちにはとても有難い。 -
名物「宝楽」。蓼酢でいただきます。
蓋を開けると... -
車エビ、鱸、卵、枝豆。
塩の上に松の葉を敷いて、燻されながら蒸し焼きになっているので、松の香と素材の旨みがほどよくブレンドされています。
香り、味ともに最高。 -
揚げ物。
太刀魚、ベビーコーン、蓬麩の上に乗っかっているのは帆立すり身。
あられで包まれているのは、九州の芋で「ホドイモ」というものだそう。
「ホドイモ」は、じゃがいもと小芋を足したようなホクホク感。 -
炊合せ。
どんこ椎茸、胡麻豆腐、とうもころしを葛で固めたもの。
実山椒入りのだしをかけていただきます。
やっぱり、だしの味が最高に美味しい。 -
ご飯、香の物いろいろ。
こんな美味しい漬物だったら、ご飯が何杯あっても足りない… -
デザート。
トマトのジュレ、白桃。
本物の料理屋が作ったちゃんとしたデザート。 -
さすが京都で300年の歴史を誇るだけあって、料理、サービスともに満足のできる時間を過ごさせていただきました。
ロビーに飾られていた額は、今尾景年の画。
女将曰く、昔この辺りに住んでいたそうで、「景年はんやったら、ぎょうさんありますねん」とのこと。 -
伊勢長から見た南観音山。
ちょうど、囃子方の人たちが山車の上で演奏をしているところです。 -
すでに人ごみで大混雑している中を縫うようにして。
小学生ぐらいの女の子たちが、幻想的な蝋燭と提灯の明かりに照らされながら。 -
一旦、宿まで戻ってきました。
旅館前の木賊山にも明かりが灯り、たくさんの見物客が取り巻いたりしています。 -
夜の町家はこんな感じ。
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町家の中はこんな感じ。
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玄関は暗いのでフラッシュを焚いて。
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土間から格子越しに外を覗けば、木賊山が見えます。
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玄関の上がりかまちにも、今尾景年の扇画が屏風となって飾られていました。
景年はん、あちこちに飾られて、なかなかやるなぁ。 -
で、少し東に歩いて保昌山。
ここは四条烏丸から少し離れているために、観光客や若い人たちがあまりいないので、とても落ち着いて見物できるから好きなんですよね。 -
「保」の提灯。
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四条まで戻ってきて、長刀鉾。
祇園祭の一番人気。 -
17日の巡行では、くじ取らずの先頭に決められています。
また、現在では唯一、生稚児が稚児舞を舞うのはこの鉾だけ。 -
長刀鉾のマーク。
旧字体? -
三井住友銀行京都支店。昭和13年建築。
四条烏丸の交差点のど真ん中からの撮影。
おそらく、宵山の夜のみに許された撮影ポイント。 -
橋弁慶山。
義経と弁慶。
宵山の間は、町会所の上で披露されています。 -
PM10:00。
ちょうど門限に合わせて帰宿。障子の向こう側にはすでに布団が敷かれていて。
親戚の家にでも泊まりに来たかのような、心地よい開放感を楽しみながら、本を読んだり話をしたり。
PM12:00 就寝。 -
AM7:00。
坪庭から差し込む明かりで目覚めて。
恒例の朝の散歩にいきます。 -
宿の向かいの、いい感じの路地。あの向こうに何があるのか、気になって仕方がない。
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早朝の、人っ気のない路地。
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京都市中には、こんな狭い路地がいっぱい。
どれも情緒があっていい。 -
道元禅師示寂の地。
永平寺を創った道元の、最期の場所です。 -
菅大臣神社。
この場所は、菅原道真公の邸宅だったそうです。 -
本殿は度々兵火で焼失し、現在のは明治2年に下鴨神社の宮殿を移築したもの。
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境内の長屋の屋根には、しょうきさんと変わったネコの置物。
とてもユニーク。 -
四条通りまでやってきて、長刀鉾。
さすがに早朝は見物客が少ないので、じっくり近づいて見れます。 -
鉾の天井裏には、星座がデザインされています。
いつも上ってみたいと思っているのですが、なにせいつでも混雑しているので...
ちなみに、女性は鉾の上への立ち入りはできません。 -
1時間の散歩を終えて、旅館に戻ってきました。
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片泊まりなので、一泊朝食付。
鰈の一夜干し、冷奴、だし巻き、ひろうす、酢の物、赤だし。
これが日本の美味しい朝食です。
お漬物も美味しいし、ご飯はおかわりしてお腹も満足。 -
朝食は、障子を全開にして。
ほとんど我が家状態で過ごせます。 -
陽ざしもまだ柔らかくて。
町家は開け放っていると、風が抜けて気持ちいいんです。 -
一晩お世話になりました。
初めて町家に泊まりましたが、心地よくてクセになりそう。 -
与謝蕪村邸宅跡。
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蟷螂山。
提灯のカマキリがかわいい。 -
南観音山。
昨日は人だかりでよく見れなかったから、朝の空いてるうちにやってきました。 -
実は、昨日、伊勢長の女将から南観音山に上る拝観券を頂いていたんです。
山車に上がるのは初めての経験。 -
下を見下ろすとこんな感じ。
結構高いかも。 -
昨日お世話になった伊勢長を見下ろして。
美味しかったなぁ…と、思い出したりして。 -
祇園祭には32基の山鉾が巡行を行いますが、長い歴史の中で戦火などにより曳山を失ってしまった山鉾があります。
「休み山」といって、今は巡行を行いません。
これは、「休み山」の大船鉾。
幕末の動乱で曳山を失ってからは、焼け残った装飾品のみ町内飾りで見ることができます。 -
浄妙山。
宇治川の合戦での、浄妙坊と一来法師のエピソードを人形に仕立てています。 -
菊水鉾。
このころから、天気が怪しくなってきました。 -
室町通り、菊水鉾の前。
武野紹鴎(たけのじょうおう)の邸宅跡。
武野紹鴎とは、室町末期の堺の茶人。千利休、今井宗久、津田宗及などの師匠にあたる人です。 -
町会所の2階に祀られている山伏山の御神体。
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ちょうどお昼頃だったので、四条烏丸まで戻ってイノダコーヒー四条店へ。
二人ともエビフライ・オムライスを注文。
食後には名物のホットコーヒー。
午後から少しだけ山鉾見物をしましたが、すぐに雨が降ってきたので、宵山の喧騒が始まる前に早々に引き上げてきました。
1泊2日で町家に泊まって、老舗料亭で食事して、宵々山〜宵山を楽しんで。
今年の祇園祭も楽しさ満載でした。
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