2009/06/29 - 2009/07/10
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funasanさん
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今日は旅のハイライト、世界遺産「モンサンミッシェル」(写真)
に行く。
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
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ツールのホテル「レスキュリアル」の朝食(写真)。相変わらず野菜がなく、極めて質素。パンとコーヒーがうまいのがせめてもの救いである。
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朝8時、ツールのホテルを出発し「モンサンミッシェル」へ向かう。牧草地、畑が延々と続き、時折「ひまわり畑」を通り過ぎる。
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11:30モンサンミッシェルに近いホテル・レストランでランチタイム。店内(写真)が非常に洗練されていてGood.
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レストランの裏庭(写真)には花が綺麗に植えられ、その周りにコテージ風の宿泊棟がある。
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昼食は名物「オムレット・モンサンミッシェル」(写真)。写真は4名分であるが非常に大きい。この前菜だけでお腹がいっぱいになりそうである。
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しかし、ナイフを入れて取り分けてみると、中身はフワフワのメレンゲで何も入っていない。これほどまずいオムレツは初めてである。×
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メイン:ポークのマッシュルームソース、しょう油の味がしてGood.ご飯もまずまずの味。
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デザート:チョコレートムース。Good.
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12:30レストラン出発。しばらくすると、前方に「モンサンミッシェル」が見えてきた。車内から歓声が上がり、皆さん一斉にカメラ、ビデオを構える。
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モンサンミッシェルが徐々に近づいてくる。緑の牧草地に白い羊の群れが見える。
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バスの運転手さんの好意で路上停車し、モンサンミッシェルのベストショットをカメラに収める。
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神は我々に幸運を与えてくれた。雨まじりの暗い雲は去り、空一面に青空が広がってきた。天高く聳える「モンサンミッシェル」。
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いよいよ岩山に浮かぶ「モンサンミッシェル」に入る。入口から大通り門をくぐってすぐ左側にレストラン「ラ・メール」(写真)がある。モンサンミッシェル名物のオムレツはここのマダム・プラールの創作。
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修道院の足下と城壁との間にモンサンミッシェルの小さな町がある。町は古い昔(12世紀)、修道院を訪れる巡礼者を迎えるために誕生した。写真:町の郵便局
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巡礼者のための宿屋や居酒屋、それに聖ミカエル像などの記念品を売る売店等、今日の大通り(写真)の賑わいとあまり変わらなかったという。
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モンサンミッシェルの町には木造の家が並んでいる。狭い大通りをまたぐように作られた「アンティチョークの家」(写真)。15世紀に作られたもの。
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モンサンミッシェルの町(大通り)を過ぎ、狭い階段(写真)を登って修道院に向かう。
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モンサンミッシェルの見所は北面の3階建て2棟を含む「ラ・メルヴェイユ(驚異)」で、ゴシック建築の傑作と称えられている。 写真:ラ・メルヴェイユを見上げる
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山の狭い傾斜面に同じような傾斜を持った建物を建てるという難題は、用途によって大きさの違う部屋を幾つも作ることで解決され、「ラ・メルヴェイユ」は1211〜1228年のわずか17年間で完成された。
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長い階段を登ってやっと西側テラス(写真)に着く。狭い山の上にしては意外に広い。ここからの大展望が素晴らしい。
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島の周りに広がる砂丘では1日に2度満潮と干潮が繰り返されるが、この湾の干満の差は15mにも達するという。
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よって、満潮時には非常に早い速さで潮が満ち、以前は島全体が水に囲まれた。このため、修道院を訪れようとした多くの巡礼者が水にのまれて命を落としたという。
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満ち潮の勢いの方が引き潮よりも強いため、海から運ばれてきた砂が入り江や海岸に堆積する。そして、貝殻片や川からの泥と混ざって灰色の泥土(写真)を形成する。
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灰色一色の不思議な光景。「トンベレーヌの小島」がかなたに見える。西のテラスから大きな潮が満ちてくる光景を見てみたいものである。
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10世紀の伝説によると、モンサンミッシェル(聖ミカエルの山)は、アヴランシュ大司教であった聖オベールが、夢の中で大天使ミカエル(サン・ミッシェル)からお告げを聞いたことからはじまる。「ある山(トンベ)の頂に教会を建てよ」と。写真:教会の尖塔に大天使ミカエルの黄金の像が輝く
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聖ミカエルのお告げを受け、オベールはこの地に小さな礼拝堂を建てた。8世紀のことである。10世紀には修道院の建設が本格的に開始され、その後、数世紀にわたって増改築が繰り返された。写真:教会
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メルヴェイユ東棟3階にある「修道士の食堂」。修道士達は食事中一切会話せず、静かに食べる。何か言いたい時はジェスチャーで示す。
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メル・ヴェイユ西棟最上階にある「回廊と中庭」。修道士達の瞑想の場である。
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回廊の円柱は人の高さで、肩の間隔よりやや広めの幅で並んでいる。巨大な空間を通って中庭に至った者にとって、このサイズは安心感を与えられる。修道士達はここでいつの日か天空に迎え容れられることを夢見ていたのであろう‥‥。
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修道院付属教会の内部(写真)。ゴシック建築の技法に熟知した建築家の作で、円柱の台座から天井の要石まで途切れることなく続く縦の線は、ステンドグラスの彼方の「天」へと人の目を導く。
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修道院付属教会内部にある聖ミカエル像(写真)。聖ミカエルは最期の審判を司り、巡礼者は死後、天国に行きたいためにここに来たという。明確な理由あり!
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修道院付属教会の地下礼拝堂と教会を支える太い円柱の柱(写真)
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中世の様式に従って19世紀に復元された「貨物昇降機」(写真)
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この大車輪は、大きな輪を内側から人間が歩いて動かす仕組みになっていて、軸に巻きつけた綱で、修道院南側の入り口階段の斜面(写真)に置かれた荷車を引っ張り上げる。
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12世紀、サンマルテの礼拝堂
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病院として使われた部屋。
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1階の通路(大回廊)、修道士が写本と細密画の製作に従事した部屋である。
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メルヴェーユ西棟地階の「貯蔵庫」の片隅に置かれている「聖ミカエル像(複製)」(写真)
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中世の頃は多くの巡礼者を受け入れたモンサンミッシェルだが、18世紀には牢獄として使われた。牢獄の役目を終えたのは1863年のことである。
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やがて、中世芸術を再評価する動きが出て、モンサンミッシェルの比類ない景観美が注目され、現在ではフランスで最も人気ある観光地となっている。
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