2009/06/29 - 2009/07/10
551位(同エリア1160件中)
funasanさん
- funasanさんTOP
- 旅行記621冊
- クチコミ18件
- Q&A回答38件
- 4,146,599アクセス
- フォロワー193人
ルックJTBのツアー「南仏プロバンスとモンサンミッシェル・ロワール古城8日間」(お手頃価格の旅)に妻と二人で参加してきた。6月29日成田発エールフランス利用で旅行代金が229900円、さらに、最終日パリでツアー一行と別れて4泊延泊して、パリ滞在を満喫してきた。延泊代金は1人1泊1万円。よって、国内外の空港税や延泊代金も含めて10泊12日間のフランス旅行代金が30万円以下で抑えられた。(現地での費用は別)
写真:フランス:ニースの海岸
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
PR
-
乗る予定だった12:00発AF275便が突然キャンセルになり、10:30発AF279便に搭乗することになった。パリからAF275便が飛んでこなかったとのことである。
-
パリ行きエールフランスの午前便と昼便の乗客を1つにまとめてAF279便に押し込んだので、機内は超満員(写真)である。おまけに、機種は最近事故があったA330。気分悪し!
-
機内の座席配置は横2-4-2の8列。JTBの地上職員が早めに座席の手配をしてくれて、ペアの客は窓側2席になっていた。不幸中の幸い!
-
待望の食事(ランチ)は‥‥。前菜:胡麻風味のスモークサーモンとスモークツナ、野菜の取り合わせ。レモンをしぼってスモークサーモンに振りかけて食べる。うまい!メインは2種類からの選択で、私は「鶏肉のソテー」を選択。ペンネパスタ、にんじん、ブロッコリーが添えられており、まずまずのお味。
-
妻は「牛肉の胡麻味噌ソース」を選択。かぼちゃ、ほうれん草、椎茸が添えられている。ご飯がイマイチ。しかし、フランスパンとカマンベールチーズの相性は抜群で、エコノミーの機内食としては合格である。
-
狭いエコノミー席でパリまでの12時間をいかに快適に過ごすか?これが難題。映画を2本見て暇をつぶす。
-
到着前の軽めの「ディナー」。前菜:フレッシュサラダ、メイン:パテのパイ皮包み、ハム、パスタサダ、そして、チーズ、フルーツ盛り合わせ。さすが美食の国フランス、手抜きのない食事に満足。
-
長い長いフライトも終盤を迎えフランス上空(写真)にさしかかる。定刻より少し早く現地時間午後5時頃パリ・シャルルドゴール空港に到着。国内線に乗り換える。
-
国内線ターミナル(写真)は乗客であふれかえっている。また、天井から直射日光が入ってきて暑い。時差で、頭の中は深夜時間なのでだるくて眠たい。条件悪し!夫婦で階下の誰もいないゲートに逃げ込んで仮眠する。ここはクーラーがきいていて快適。
-
午後8:10、AF7712便に乗ってコートダジュール・ニース空港に出発。夕陽に照らされた空(写真)が実にきれい。これからはじまる旅に期待が高まり、嬉しさが込み上げてくる。
-
午後9:40ニース空港着。バスに乗り換えてカンヌのホテルに移動。午後10:45「ホリデイ・イン・ガーデンコート・ルカネ」に到着。シャワーを浴びてすぐに寝る。
-
目覚めの朝!。窓から眺めると、外は雲1つない快晴。ヤッター。(注:夏のコートダジュールは晴天が当たり前、喜ぶこともないそうだ)
-
早速、レストランに行き朝食を食べる。フルーツを多めに盛ってヘルシーな朝食にする。カリッと焼かれたクロワッサン、細いフランスパン、濃いめのコーヒーがうまい。
-
朝食後、ホテル「ホリデイ・イン・ガーデンコート・ルカネ」(写真)の周りを散歩する。このホテルはカンヌの海岸からは遠く、客室も狭い。単に寝るだけの格安なホテルである。
-
今日の午前中はニース市内観光。まず、ニース一番の高級住宅街がある「シミエ大通り」を上っていく。プラタナスの並木と概観の美しい高級マンションが続く。圧巻は昔の超高級ホテル「レジナ」(写真)であろう。今は分譲マンション(アパルトマン)になっているという。一体どんな金持ちが住んでいるのだろうか?
-
レジーナを過ぎてすぐの所に古代ローマの円形闘技場跡とオリーブ畑に囲まれた「マティス美術館」(写真)がある。
-
ニースの「プロムナード・デザングレ」(写真)海岸沿いの全長3.5?の大通りには高級ホテルがつらなる。
-
プロムナード・デザングレの反対側はもちろん紺碧の地中海(写真)。この景観は素晴らしい。
-
パブリックビーチは沢山あるが、残念ながら、ビーチは砂ではなく小石ばかり。パラソルもチェアーもなく一般人にとっては楽しみにくい海岸である。
-
高級ホテルのプライベートビーチ(写真)は、パラソル、チェアー、レストラン付で、その差は歴然としている。大金をはたいて海辺の高級ホテルに泊まってみるか?ここで質問。宿泊者でなくてもビジターとして有料でホテルのプライベートビーチの施設が使えますか?
-
プロムナード・デザングレの中心に近い高級ホテル「ホテル・パレ・ドュ・ラ・メディテラネ」(写真)の宿泊代金をネットで調べてみたら1泊1室4.2万円〜、オーシャンビュー指定なら7.54万円(アップルワールド、7月20日以降の値段)ただし、全室満室。
-
プロムナード・デザングレでひときわ威容を誇る「ホテル・ネグレスコ」(写真)まさに宮殿のホテルである。宿泊料金を調べてみたら、1泊1室スタンダード4.3万円〜、オーシャンビュー指定なら6.5万円(アップルワールド、7月20日以降の値段)空室あり。
-
時間があればホテル・ネグレスコ(写真)でランチか、コーヒーの1杯でも飲んで貴族の館の雰囲気を楽しみたいのであるが‥‥。全く時間がない。ツアーは忙しい。余談ながら、ホテル・ネグレスコの現オーナーは子供のいない高齢のおばあちゃんで、資産の引き受け手がいない、という。
-
プロムナード・デザングレ散策の後、「ニース美術館」(写真)に行く。本来は「シャガール美術館」見学だったのであるが、火曜日休館のためニース美術館に変更。外観が素晴らしい。
-
壁一面にかかった大きな絵画を鑑賞する。
-
愛らしい女性の彫刻3点があった。特に、写真中央(Tarnowsky作「Surprise」)は若い女性のはじらいが見事に表現されている。
-
せっかくなので、アップで‥‥。
-
ニースの長距離バスターミナルまでもどり、旧市街にあるレストランへ昼食を取りに行く。写真:バスターミナル周辺の美しい街並み
-
前菜は大盛りになった「ニース風サラダ」(写真)これは4人分なので、各自取り分けて食べる。新鮮な生野菜とオリーブオイルの料理で日本人の舌によく合う。Dood.
-
メインは魚料理で、すずきのバジル、クリームソース煮、いためご飯、サフラン入り。まずまずのお味。
-
デザートのアイスクリーム。1時間のランチタイムの後は早くも次の観光地「アルル」に向かって出発。フランス最大のリゾート地ニース滞在が半日のみとは残念!ニースからアルルまで約260?、バスで3時間半かかる。エアコンの入った車内では皆さんお昼ねタイムである。
-
フランスの大河ローヌ川が地中海に注ぐプロバンス地方には古代ローマの遺跡が沢山ある。写真:アルルの古代劇場、紀元前1世紀に建設された当時は、柱の後ろに舞台の壁が高くそびえていたという。壮大な規模。
-
世界遺産「アルルのローマ円形闘技場」(写真)紀元1世紀頃に建設された2層60のアーチからなるローマ時代の闘技場でほぼ完全な形で残されている。当時はさらに大きく3層まであったという。収容人数は2万人。現在でも闘牛場等の会場として利用されている。
-
アルルの共和国広場(写真)。中央に高いオベリスクが立ち上がり、正面は風格のある「市庁舎」そして、右側に世界遺産「サン・トロフィーム教会」がある。
-
「サン・トロフィーム教会」(写真)は中世の巡礼路にあり、多くの巡礼者が訪れたという。正面入り口の彫刻はロマネスク様式の傑作。
-
「サン・トロフィーム教会」内部(写真)に入る。天井が意外と高く、室内はびっくりするほど涼しい。太陽が降り注ぐプロバンス地方は暑い。巡礼者にとって教会は天然のクーラーの役割をしたのであろう。我々もしばらく休む。アーメン‥‥。
-
アルルと画家ゴッホとの関係は深い。写真:アルル近郊にあるヴァン・ゴッホ橋
-
アルル郊外の、のどかな田舎の風景がゴッホの手によって名画「アルルの跳ね橋」によみがえる。
-
パリでの生活に心身ともに消耗したゴッホは南仏プロバンスの陽光溢れるアルルに移り住み、彼の画作は飛躍的な発展を遂げる。写真:ゴッホ作「夜のカフェ」の前のフォーロム広場
-
ゴッホ作「夜のカフェ」。絵のとおり、今でも黄色の壁・ひさし・椅子やテーブルのある「カフェ・ヴァン・ゴッグ」が営業している。
-
ゴッホは著しい妄想に駆られ自分の耳を切断し、アルル市立病院(現:エスパス・ヴァン・ゴッホ)に入院する。病院の庭(写真)は美しい花々が咲き乱れており、ゴッホは担当医の許可をもらって多数の作品を描く。
-
病院の庭を描いたゴッホの作品「アルルの療養院の庭」(写真)。この作品を描いた翌年、1890年7月、ゴッホはピストル自殺をし、37歳で永眠する。
-
今夜のホテルはアルルの中心部周辺にある「メルキュール・アルル・カマルグ」(写真)。
-
屋外プールもありリゾートホテルの雰囲気がする。JTBのホテルグレードBにしては大変良い。参考までに、JTBのホテルグレードは上から順に「SL・L・A・B・C」となっており、今回のツアーのホテルはすべてBグレードである。5段階評価の2に相当し期待はできない。
-
エアコンの効いた綺麗な客室(写真)にとりあえず満足。真っ先(妻より先)にシャワーを浴びてすっきりし、ベッドに横になる。これが気持ちいい〜。しばし休息。
-
客室の窓からはアルルの中心街(写真)が遠望でき、ホテルの周囲は緑の森で囲まれている。なかなかいいホテルである。期待を持って夕食のレストランへ行く。
-
本日の前菜:野菜のパイ包み、暖かくてうまい。
-
メイン:牛肉の煮込みとライス、肉の味付けがくどくまずい。ご飯は硬いうえにぱさぱさで食べられない。ブーイングの嵐(皆さん上品なツアー客なので文句も言わず食べ残しただけ)
-
デザートはチーズケーキ。甘党の私としてはおいしかったのであるが、少しくどすぎて半分くらい残す。本日の夕食は×。
-
夕食後はプールサイドのチェアーに横になり添乗員さんと旅の話を色々する。夏のヨーロッパの日暮れは遅い。夜10時頃やっと日没(写真)になる。周りが暗くなるとともにベッドに倒れこんで爆睡!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
funasanさんの関連旅行記
ニース(フランス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
50