やさしさと美味しさを求め　タイ　チェンマイにて

2008/01/16 - 2008/01/20

ロングステイ適地探しの旅も、最後の目的地チェンマイに向かった。
行程的に後半となり、多少疲労を感じ始めていたが、憧れのタイ北部の街、チェンマイには大いなる期待感で昂揚し、早朝に起床し荷造りを済ませ、チャーターしたミニバスに乗り込んで、スワナブーム国際空港に向かった。

エリア チェンマイ(タイ)

ホテルを出発し、３５分という計算違いするほどの速さで空港に到着した。
ミニバスのチャーター料金の１２００バーツを支払い
エアーアジアのカウンターにて搭乗手続きを行った。
かねての計量どおり全員２０キロの制限ギリギリでセーフ。

超過料金負担はそんなに高額な訳ではないが、染み付いた貧乏性の根性がそうさせるのでしょう。

空港風景を上の階からノンビリと時間つぶしで眺めていると、忙しなく行き交う旅人の向かう先には、どんなドラマが展開するのだろう・・・と我が身を忘れて思いにふける余裕に笑出だした姿に不思議さを感じた仲間が、「ランチを早めに取りましょう」との声で現実に立ち返った。

上層階にある、飛行機が飛び立つ光景を眺められるレストランは高価なメニューなので、正面に向かい一階の右端にある、フードコート「Magic」は、職員専用食堂状態で、空港関係者で賑わっている事を事前に調べていたので直行した。

現物を選びながら指差しオーダー出来るので、周囲の現地スタッフが食べている中から選んでチケットと交換してテーブルにセルフで運んで、互いの料理を珍しそうに交換し合い食べた。

すっかり御馴染みとなったエアー・アジアをバンコク、チェンマイ間に利用する事にしていた。

価格もさることながら、その徹底したコストダウンに関する企業理念には敬服するばかりです。

航空機材も最新型が多く、多少の運行時間の遅れを計算に入れても、利用者側から見てありがたい存在です。

シンプルなキャビンアテンダントの制服と、レザー張りシートが従来の航空会社にない庶民的な乗客層とのマッチした機内風景です。

飲み物をオーダーして、外の風景を愉しむ間もなく、懐かしのチェンマイ上空に差し掛かった。

３度目の訪問だが、新たなめぐり合いに対する期待が高まってきた。

１４時０８分、一時間のフライトでチェンマイ空港に到着した。

国際空港として、ビルが増築改装されたようで、結構大きくなったようです。

思いのほか入国手続きがスムーズで、荷物を受け取り、エアーポートタクシーに分譲してホテルに向かった。

やはりバンコクとは気温が違って、涼しく感じられるが、雨が少ない季節のせいか、相変わらず空気は悪いようです。

緑の多い車窓の風景にホッとさせられる雰囲気が、ロングステイヤーに人気の理由でしょう。

ホテルはチャンクラン通りの賑やかな繁華街のど真ん中、スリウオンホテルにチェックインをした。

古いホテルだが、格式があるようなつくりのスイートルームは、我が家の居間の倍近くあり、「シャワールームまで、遠いね」と冗談が出るほどです。

各自、お昼寝タイムとして夕方までの3時間あまり過ごしていただき、私達もシャワーし横になり休むも、軽い興奮状態から落ち着かず、ホテル前のカフェテラスで、マンウオッチングしながらコーヒータイム。

夕方、チェンマイ在住の友人の会社の社員と、息子さんが、ミニバスで迎えに来ていただき、クム・カントｋデナーに向かった。

去年、このデナーショウで、突然スポットライトで照らされて、民族楽器の演奏で「ハピーバースデイ」が演奏され、踊り子から大きなケーキが私にプレゼントされた思い出の店です。

粋な手配は在住の友人の配慮で、人生最高の大勢の祝福を頂いた懐かしさを思い出していたら、今回のサプライズは、女性メンバーに踊り子から、花のレイがプレゼントされた。

我妻は気付いたが、他のメンバーは意味が飲み込めず、ポカンとしていたが、優雅な宮廷舞踊には感嘆していた。

ショウが終わり帰りの庭では、妻の大好きなフルーツカービングの実演や、ロイカートンの熱気球が次々に夜空に上がる幻想的な光景に、感動的なチェンマイの第一日目の夜が更けてゆきます。

見事なカービングに、手解きを受けるが、難しいと言いながらも、懸命に教えを受けていた。

夜空に飛び上げって行く様は、我田舎にも残る旧正月の「カンデコ」行事に良く似ている。

ホテルの前のナイトバザールは、大勢の人で賑わいの中を、就寝前に眺めて廻った。

アクセサリーの店を覗き込んで品定めする妻を、待つ間にも人並みで押し出され、脇によっておもちゃ箱をひっくり返したような夜店を、眺めるだけでも楽しいものです。

草臥れて、シャワーだけでベットに倒れこむように潜り込んで、朝までグッスリと眠り込んでしまった。