2009/06/27 - 2009/06/27
1153位(同エリア3400件中)
みにくまさん
数ある大徳寺の塔頭の中で、常時公開している塔頭の一つです。
1502年に大徳寺第72世住職・東渓宗牧を開山として、能登領主・畠山義元が豊後の大友義長らとともに創建しました。
方丈・玄関・表門はいずれも創建当初のもので、方丈は大徳寺山内最古の建物といわれ、禅宗の典型的な形式を示しています。
おまけ↓↓↓
http://minikuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-a3cd.html
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龍源院
釈迦如来坐像 1250年行心作 重要文化財
日本最古の禅院式方丈 重要文化財
附玄関(唐門)及び表門 重要文化財 -
入り口
正面の道は唐門に通じています。
(写真の色を触ったのは失敗か!?昔の写真っぽい雰囲気を出したかったのだが・・・) -
庫裏
こちらが拝観入り口になります。
拝観料350円。 -
火縄銃
下段の火縄銃は、銃床尾に天正11年(1583年)のの年紀があり、火縄銃の中では在銘最古のものです。
戦国期の遺品が極めて少ない中で、原資料は貴重な遺例と言えます。
墨書銘にある「喜蔵」は、金森長近の養子となり、信長・秀吉に仕えた長屋可重の幼名と考えられています。
全長 158.5cm
銃身長 111.5cm
口径 2.0cm -
四季草木蒔絵碁盤
徳川家康が豊臣秀吉と伏見城内で対局した時の碁盤と伝えられ、初代本因坊の奥書があります。
金森長近が秀吉から拝領しました。
榧材黒漆塗の碁盤には、側面四方に梅・柳・燕子花・蝶・菊・松・竹・水仙花の金蒔絵がある。
2個の碁笥には、それぞれ桐と葵の紋が付いています。 -
こ沱底(こだてい)
庫裏の書院南軒先にある”阿吽の石庭”で、吾が宗祖の臨済禅師が住まわれた中国河北の鎮州城の南に流れる滹沱河より名づけられました。 -
こ沱底(こだてい)
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こ沱底(こだてい)
吽の基礎石?(左側の石)
左右にある基礎石は、阿吽の基礎石と呼ばれ、昔、聚楽第のものだったと伝えられます。 -
担雪井
手前の四角いものは担雪井と言い、創建当時より現存している古い野井戸です。
竹の緑色が綺麗に輝いていました。 -
東滴壺(とうてきこ)
方丈の東にある有名な壺庭で、我が国では最も小さく、底知れぬ深渕に吸い込まれそうな感じのする、格調高い石庭です。
庭を照らす一条の光が、何か荘厳さを感じさせます。 -
東滴壺(とうてきこ)
この庭はかなり有名な壺庭みたいです。何しろ日本最小の石庭なんだとか。
私は石庭の定義とか、作庭のルールとかを知りませんが、日本最小と言いきってしまえる根拠がどこにあるのでしょう。
私の家のベランダに、みにくまサイズの石庭を作ったら、もう日本最小ではなくなりますよね。
なんとなく釈然としない謳い文句なので、余計なことを書いてみました -
方丈 重要文化財
礼の間
◎ 方丈
室町時代の禅宗方丈建築として、その遺構を完全にとどめている唯一のもので、我が国の建築史上、最も枢要な存在です。
◎ 礼の間
和尚と修行僧らが一衆和合、公式の恭礼香礼等を行うところ。
また昔は大名公家のお供の控え所でした。
襖絵は室町時代、等春の筆で「列仙の図」です。 -
方丈 重要文化財
室中の間
方丈の中心の間で、住持(和尚)が禅の要の法を説き、あるいは問法し、時には儀式法要をも務めるところです。
室中の間には全面16枚に豪胆な「竜と波」の図が描かれています。(筆者・年代不明) -
釈迦如来坐像 重要文化財
鎌倉時代の傑作で、胎内に建長2(1250)年7月、行心造の墨書があり、京都8釈迦の一体として知られています。
なかなかこういう貴重な仏像を撮影できる機会は少ないです。
国宝クラスともなると、写真撮影は不可能と思わなければなりません。 -
竜と波
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方丈 重要文化財
檀那(だんな)の間
経済面で寺や和尚らを外護し世話をする檀越、檀家の者と和尚が茶などを喫みつつ、親しく会う間です。
要するに和尚の居間ということでしょうか。 -
開祖堂
開祖東渓禅師の塔所で、南北朝・鎌倉・室町初期時代の様式の粋を取り入れた、昭和の唐様木造建築の代表作です。
一重入母屋造、檜皮葺き。
手前の庭は「鶏足山」と言います。 -
鶏足山
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龍吟庭
方丈の北庭、室町時代特有の三尊石組からなる須弥山(しゅみせん)形式の枯山水庭園で、相阿弥の作と伝えられます。
青々とした杉苔は、洋々と果てしない大海原を現し、石組が陸地を表しています。
真ん中に聳え立つ奇岩が「須弥山(しゅみせん)」です。
◎ 相阿弥
室町後期の絵師・香人(相阿弥流の祖)。
三代に渡り将軍足利家に仕え、同朋衆(どうぼうしゅう)となる。また唐物奉行として唐物の書画・茶器・什物などを管掌。茶の湯・生花にも通じ東山文化の代表的人物。
銀閣寺の庭園や、龍安寺の石庭も手掛ける。 -
龍吟庭
記念撮影(・o・) -
龍吟庭
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一枝坦(いっしだん)
当院開祖の東渓禅師(1454〜1518)が、釈尊の拈華微笑という一則の因縁によって大悟せられ、その師、実伝和尚より賜った室号の、霊山一枝之軒より銘されました。 -
一枝坦(いっしだん)
写真中央の円い形の苔山が亀島で、右手奥は鶴島、そして中央奥が蓬莱山です。
白砂は海原を現しており、この雑物一つなきそのままの端的な独創性の作庭は、おそらく他に類をみない庭園であろうかと思われます。 -
附玄関(唐門) 重要文化財
方丈と同時代の建立で、我が国最古のものです。
一重切妻造り、檜皮葺き。 -
附玄関(唐門) 重要文化財
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龍源院の瓦
◎ おしまい
ここにはたくさんの庭園があり、見応えがありました。
重要文化財の建造物に触れられるのも珍しく、それらの写真撮影も自由にできたところも、居心地が良かったです。
また何年かしたら、再訪してみたいですね。
その時には、同じ庭を見たとしたら、また違った感想を抱くのでしょうか。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ガーネットさん 2009/07/10 21:18:22
- 162回目の訪問ありがとうございます!
- みにくまさん、こんにちは。
私も大学時代に4年間京都に住んでいましたので、そこそこの名所にはちょこちょこ行っていました。
今でもやはり京都が好きなので年に何度か訪れています。
一時期、東寺が好きでよく行っていました。
先日は二条城へ行き、見事な襖絵を見てきました。また、清水寺のご本尊のご開帳や、六波羅蜜寺のご本尊ご開帳などにも行ってきました。何度行っても本当に新たな発見があり、伝統あるものは保存されていて、古さと新しさの二極がうまいコントラストを奏でていますね。
春夏秋冬いつ行ってもすごい人人人です。皆同じように魅力を感じているんでしょうね。
また是非良い情報があればアップしてください。
- みにくまさん からの返信 2009/07/10 22:33:14
- RE: 162回目の訪問ありがとうございます!
ガーネットさん、こんばんは〜。
162回記念のメッセージ、ありがとうございます<(_ _)>
京都は何度行っても飽きないいい街ですよね〜。
私も出来ることなら何年か移住したいくらいです(^_^;)
近所に住んでいれば、期間限定の公開とか、しらみつぶしに回れるんですけど、さすがに大阪からだと、平日日帰りは難しいので諦めています。
これからの京都はもの凄く暑くなりそうですね。
去年はこの炎天下の中、世界遺産巡りをして、倒れそうになりました(+_+)
今年はゆっくりのんびり、楽めなスケジュールで観光してきます。
では〜(^O^)/
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