2009/06/27 - 2009/06/27
1023位(同エリア3400件中)
みにくまさん
龍寶山=りゅうほうざん
寶は宝の旧字です。
◎ 大徳寺
鎌倉時代末期の正和4年(1315)に大燈国師宗峰妙超禅師が開創。室町時代には応仁の乱で荒廃したが、一休和尚が復興。
桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、信長の菩提を弔うために総見院を建立、併せて寺領を寄進。それを契機に戦国武将の塔頭建立が相次ぎ隆盛を極めました。
七日間にわたる大葬礼を取り仕切ることで、信長亡き後の天下人をアピールしました。そのことは、同時に大徳寺に対する、武士の尊宗を一気に高めることとなり、大徳寺に塔頭寺院をもつことは、戦国武将のステータスシンボルになったそうです。
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大徳寺
京都でも有数の規模を有する禅宗寺院で、境内には仏殿・法堂をはじめとする中心伽藍のほか、20か寺を超える塔頭が立ち並んでいます。
一歩境内に踏み込んだものの、あまりの広さに、ウロウロ・・。
とりあえず、総門を探して歩きました。 -
大徳寺
この旅行記のトップ写真。
境内を歩いていた時の、一風景。 -
大徳寺MAP
メインゲート(総門)までやっと辿り着きました。
これは、総門前の案内所にあったマップです。
英語でも書いてあって、どんな訳がしてあるのか興味深く読みました。
写真の中で赤線が引いてあるのが、公開している塔頭です。
◎龍源院
▲大仙院 拝観可能ですが、写真撮影不可です。
◎高桐院
×瑞峯院 普段は拝観可能ですが、今は修復工事中のため、拝観不可になっていました。
基本的にはこの4院が常時公開。この他、期間限定の公開もありますので、事前の情報収集を忘れずに(^O^)/ -
総門
総門を背景に記念撮影〜〜〜(・o・)
・・・って、みにくまデカすぎで、門映ってないしw -
黄梅院 非公開
大徳寺の塔頭の一つで、織田信長が父・信秀の追善菩提のため、1562年に羽柴秀吉に命じて建立した小庵が始まりです。
1586年には秀吉により本堂と唐門が、1589年には毛利元就の子・小早川隆景により庫裏・表門が改築され、この年に「黄梅院」と改められました。
庫裏は日本の禅宗寺院において、現存する最古のものと言われています。 -
黄梅院 非公開
非公開ということで、門のところまでしか入れませんが、ここから写真を撮るのは問題なかろう、ということで、緑の綺麗な庭をカシャカシャ。 -
黄梅院 非公開
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龍源院 公開
大徳寺の塔頭の一つで、大徳寺南派の本庵です。
1502年に大徳寺第72世住職・東渓宗牧を開山として、能登領主・畠山義元が豊後の大友義長らとともに創建しました。
方丈・玄関・表門はいずれも創建当初のもので、方丈は大徳寺山内最古の建物といわれ、禅宗の典型的な形式を示しています。 -
龍源院 公開
こちらの旅行記は↓
http://4travel.jp/traveler/minikuma/album/10352722/ -
勅使門 重要文化財
前後唐破風、左右切妻、屋根桧皮葺の四脚門。
慶長年間(1596年〜1614年)建立の御所の門を御水尾天皇より下賜され、寛永17年(1640年)に移築されたものです。 -
勅使門 重要文化財
この勅使門を正面に、三門〜仏殿〜法堂〜庫裏と、伽藍が直線で並んで配置されているのが特徴です。
写真左端に少しだけ映っているのが三門(金毛閣)です。 -
勅使門 重要文化財
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勅使門 重要文化財
細部に施された細かい彫刻は、派手さはありませんが気品が漂っており美しいです。 -
興臨院 非公開
大徳寺の塔頭の一つで、大永年中より天文2年間(1521〜1533)に、能登の戦国大名・畠山義総が仏智大通禅師を開祖として建立し、自らの法名を寺号としました。
方丈は創建後に火災に遭いましたが、天文年中(1532〜1555)に再建され、畠山氏が衰退した後も、前田利家によって修復が行われました。
方丈玄関の唐門(重要文化財)は室町時代の禅宗様式を見事に表しており、創建当時のものといわれる表門(重要文化財)は「興臨院の古門」として有名です。 -
三門(金毛閣) 重要文化財
応仁の乱後、一休禅師の参徒連歌師宗長等が一階部分を寄進、のち千利休居士により二階部分が設けられ金毛閣と名づけられました。
利休は上層に自身の木像を安置した(つまり、門をくぐる者は利休の下を通ることになる)が、これが豊臣秀吉の怒りを買い、秀吉はこのことを楯に利休に自決を迫ったという。 (金毛閣事件) -
三門(金毛閣) 重要文化財
ほぼ横からの撮影。 -
三門(金毛閣) 重要文化財
後方からの撮影です。 -
正受院 非公開
天文年間(1532−1555)、伊勢の関民部盛衡、美濃の蜂屋出羽守頼隆が壇越となり、清庵和尚を開祖として建立されました。
堂宇は明治維新に焼失し、今の本堂は昭和に至って山口玄洞によって再建されたものです。 -
仏殿 重要文化財
当山第一世大現国師により創建されましたが、応仁の乱で消失。
一休和尚等によって再建された後、寛文5年(1665)那波常有によって改めて建造されました。 -
仏殿 重要文化財
仏殿と法堂は写真のような渡り廊下でつながっています。
左手にある法堂の方が、1段高い場所にあるんですねー。 -
法堂 重要文化財
寛永十三年(1636年)小田原城主稲葉正勝の遺命により、その子正則が寄進したと伝えられます。
内部は床瓦敷とし、天井には狩野探幽が三十五歳の時に描いた活力あふれた丸竜図があります。 -
本坊
この建物の東側には国宝の方丈と、唐門があります。
しかし、こちらからは行けなくなっており、今は非公開なのかなと思いました。
唐門は聚楽第の遺構と伝えられ、仔細にわたって観賞すれば、一日では足らないことから、日暮門とも呼ばれています。
これが見られなかったのは、とても残念です。 -
大仙院 公開 (写真撮影禁止)
大徳寺の塔頭の一つで、大徳寺北派の本庵です。
1509年に六角近江守政頼の子、古嶽宗亘(大徳寺76世住職)を開祖として創建されました。
本堂(方丈)は創建当時の建物で、内部の床の間と玄関は日本最古と言われ、方丈建築としても最も古い遺構の一つとして、国宝に指定されています。 -
芳春院 非公開
当院は、1608年、加賀の前田利家の夫人芳春院が、玉室宗珀を開祖として建立した大徳寺の塔頭で、前田家の菩提寺でもあります。
建物はその後火災に遭い、現在の本堂は明治初年に建てられたものです。
本堂背後には、飽雲池を前にした二重の楼閣「呑湖閣(どんこかく)」があり、金閣・銀閣と同様、楼閣山水庭園として有名です。 -
芳春院 非公開
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芳春院 非公開
緑色のモミジ?と真っ赤なモミジ?の共演。
夏なのに紅葉が観られるんですねー。 -
芳春院 非公開
壁は瓦が埋め込まれているタイプでした。 -
芳春院 非公開
先ほど門の前から見た様子を逆側から。 -
高桐院 公開
大徳寺の塔頭の一つで、江戸時代初期の武将で茶人としても有名な、細川忠興(三斎)が、父幽斎の弟・玉甫紹を開祖として建立した細川家の菩提寺です。
三斎は、千利休の七人の高弟(利休七哲)の一人に数えられる名手で、書院は利休の邸宅を移築したものと言われています。 -
高桐院 公開
旅行記は↓
http://4travel.jp/traveler/minikuma/album/10353156/
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この旅行記へのコメント (4)
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- せちさん 2009/07/07 21:13:07
- 惹かれます!
- とっても素敵な所ですね!
すごく惹かれます…(きらりん♪)
- みにくまさん からの返信 2009/07/07 23:20:30
- RE: 惹かれます!
yokoさん、こんにちは〜。
大徳寺は、とっても大きなお寺で、今は3か所の塔頭が公開されています。
見どころも多くて、なかなかササっと見られる感じではなく、ゆっくり半日くらいかけて回っていただきたいところですね。
では〜(^o^)/
-
- churros さん 2009/07/06 13:59:28
- ほ〜勉強になります!
- みにくまさん、今日は。
大徳寺、勉強になります、表紙の写真も芸術的!と言うか哲学的ですねぇ、
私はお寺・教会・神社が好きなんですが、宗教にマツタク興味無しなんです、でも歴史大好き、成り立ちの興味が有るのですが、中々自分で調べるのが面倒つ言う無精者です、なのでみにくまさんやMILFLORESさんの旅行記大好きです。
churros ひらた
- みにくまさん からの返信 2009/07/06 15:38:30
- RE: ほ〜勉強になります!
churros ひらたさん、こんにちは〜。
表紙の写真は、ちょっと私の写真としては珍しく、人物を中心にしたものでした。たまにはこういうのもいいかな〜と思って(*^_^*)
実は私はお寺をいろいろ回っていますが、そのほとんどは事前勉強なしで行っています。
このお寺も、信長の葬儀を行ったところだとか、利休に関係のある寺だとかは、現地に行って「ああーここだったんだー!」って感じで、その時知ったような次第です。
そんなこんなで、ちょっとずつ勉強をしていると、超巨大な歴史のジグソーパズルが、ほんの少しずつ頭の中で組み合わされていくのを実感できて、とても楽しいです。
そこで一句
「歴史は、教科書で学ぶものではなく、足で学ぶもの?」
では〜(^O^)/
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