2009/04/16 - 2009/04/19
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ドイツの春の味覚と言えば、何と言ってもシュパーゲル(アスパラガス)。
スーパーも青空市場も雑誌のお料理特集もシュパーゲル一色。
日本でアスパラガスと言えば緑色の物の方を指す事が多くて、白い方は白アスパラガスと呼びますが、ドイツでは逆。
シュパーゲル=白アスパラガスで、緑色の方はグリューナー・シュパーゲル(緑アスパラガス)という呼び方をするようです。
この白と緑の違いは何だろうと思ったら、品種の違いではなくて栽培方法の違い。
土を20ー30cmほどかぶせて栽培したものが白アスパラガス、普通に日に当てて栽培したものが緑色のアスパラガスになるんだそう。
ドイツでは4月の終わり頃から6月にかけてこのシュパーゲルが旬。
盛り土をして栽培したシュパーゲルは人の手で収穫するので、この時期には中欧方面から季節労働者が多数やってくるんだそうです。
春先にドイツに来る事は少ないSUR SHANGHAI。
今回は親戚Bさんにシュパーゲルの選び方と簡単レシピを教わりました。
表紙の画像は、週末マーケットに出ていた緑と白のシュパーゲル。
注:アスパラガスを食べると尿の匂いがきつくなると感じる人がいるようですが、これはアスパラガスの成分が一つの原因で、もう一つの原因はなんとその人の遺伝子によるものだそうです。
気になる方は検索してみるといいですよ。
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シュパーゲル(白アスパラガス)のクッキング体験の前に、今回のドイツへの道筋もちょっと記録しておこうと思います。
目下在住の上海からドイツへ行く時にはタイのバンコク経由で飛ぶ事の多いSUR SHANGHAIとその旦那。
前回上海からの出発予定の08年11月26日には反タクシン派のグループがバンコクのスワンナプーム国際空港に集結してしまい空港は封鎖。結局は上海からの直行便でドイツに行ったっけ。
今回はまさかあんな事はないよねえ、なんて言ってたら今度はタクシン派がデモ。^^ゞ
それでも09年4月16日の出発当日までに大きな変化は無かったのでヒヤヒヤしながらもそのまま出発。
その時の上海→バンコクのタイ国際航空ビジネス・クラスはご覧のようにガラガラ。 -
バンコクのお気に入り宿のシェラトン・グランデ・スクンビットも、明けて翌日の4月17日の朝食スペースはガラガラ。
ひゃ〜、いつもなら豊富なメニューの朝食ブッフェを楽しみにやって来るお客さんが多いのに…。
このあと、これまでに溜まっていたバーツの小銭をお札に変えてもらいにフロントに行ってみたSUR SHANGHAI。
現地のおねえさんスタッフに「お客さんが少ないみたいだけど?」聞いてみたら、「不況のせいと、あとは今回のタクシン派のデモでしょうねえ…。昨夜は数十人しかお客さんがいませんでした。」
「帰りにもまた泊まるけど、その時にはお客さんが増えてるといいですね。」
「そう思ってます。」とまじめな顔のおねえさん。 -
今回は結局バンコクのスワンナプーム国際空港は封鎖される事は無く、無事に飛び立ったフランクフルト行きのタイ国際航空B747ー400。
B747?400のファースト・クラスだと、シートは窓側の一人用(できれば最前列の1Aか1K)を予約しておくとゆったり気分。
テーブルがこんなに大きいのがまずお気に入り。
作業中のPCを片付けなくても食事が出来ます。
ただし、飲み物がPCにこぼれたりしないようにご用心。
スナックに続いて出てくるキャビア。
その添え物は裏ごししたゆで卵の白身や黄身、みじん切りタマネギ、サワークリーム、ライムやクラッカー。
SUR SANGHAIは卵の黄身はあんまり好きじゃないので、画像のお皿の上には乗ってません。
で、お酒の飲めない体質のSUR SHANGHAIはペリエを待っているところ。
このキャビアも、覚えてる限りだと2,3回自然保護のためと言ってサービスが中断された事がありましたが、その度にまた復活してます。 -
フランクフルト到着後はルフトハンザのエコノミーでハンブルクへ。これは1時間足らずの空の旅。
ハンブルクでは親戚AさんBさんのお宅に滞在。
Aさんは今も介護付き養老院に入っているので、そのお見舞いも兼ねてます。
今回は、家の内外の不用品整理のお手伝い、庭の刈り込みや雑草取りもがんばります。
で、これはAさんBさん宅での朝食。朝食に重点を置いているのが一目で分かる品揃え。この時にはSUR SHANGHAIとその旦那も一緒だったせいもあるんでしょうけど。
手前のパックに入っているのは、小エビのマヨネーズ和えや一口大に切った酢漬けニシン+ビーツをマヨネーズを和えたもの。
あとはクリームチーズやバター、酢漬けニシン、ゴーダ・チーズ、サラミが数種。
Aさんが健康でこの家にいた時にはハム・ソーセージ、チーズ類がこれより多かったっけ。
それにゆで卵やリンゴ、ヨーグルト、それぞれの好みのパン、コーヒー。 -
親戚Bさん、SUR SHANGHAIとその旦那がそれぞれ好きなパンをご紹介。
ドイツ語だとパンはブロートですが、掌に乗る位の大きさに焼いた主食用のパンはブロートヒェンと言います。
≪ヒェン≫というのは日本語で言うと≪○○ちゃん≫のように親しみを込めて呼びかける時に使います。
で、親戚Bさんのお好みは右上に写っている細かく引いた穀物をまぶして焼いたブロートヒェン。カリカリした表面の食感としっとりした内側の食感のバランスがいい感じ。
SUR SHANGHAIは、あれこれ試したあとで最近1番好きなのは左上に写っている丸ごとヘーゼルナッツやカボチャの種も入っているブロートヒェン。それぞれの穀物やナッツの歯応えと味が楽しめます。
十字の切込みがあるのは旦那の好きなラウゲン・ブロートヒェン。ちょっと燻したような味のモチモチした食感で、塩の粒がついてます。 -
普段は朝食にはあんまり食べないSUR SHANGHAIも、上のような品揃えと味のオンパレードを目の前にすると食べ過ぎたと思うくらい食べてしまうのが怖い。
でも、これで今日から始まる家の内外の不用品整理、庭の手入れのエネルギーもバッチリ!
この日は最初に週末マーケットに行って、旬を迎えようとしているシュパーゲルを買ってきます。
シュパーゲルと言うのは、表紙で書いたように日本語では白アスパラガスのこと。
あとで簡単レシピも教わって料理もしてみます。
この時Bさんは用事があったので、市場にお買い物に行ったのはSUR SHANGHAIとその旦那。
Bさんからはおいしいシュパーゲルの選び方を伝授されているので大丈夫なはず。
で、そのシュパーゲルの選び方とは…、 -
…あくまでも親戚Bさんのアドバイスなので、別のご意見をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、
1.太すぎず細すぎず、この後の調理準備シーンに出てくる位のシュパーゲルがよし。食感が1番いいそうです。
2.先から根元までまっすぐで傷が無く、長さは20数cm位のシュパーゲルがよし。?短いのは畑から掘り出す時に途中で折れたもの。シュパーゲルをメイン・ディッシュにする時には見た目も重視。
3.全体が真っ白いものがよし。?先が紫がかっているのは地上に出て来かけたものでほろ苦味が出てきています。(それが好みの人もいるそうです)
4.根元の切り口がみずみずしいものがよし。?乾いて硬くなったのは畑から掘り出してから時間が経ちすぎています。
これらのアドバイスを念頭に、SUR SHANGHAIとその旦那は週末マーケットのお店を回ってみます。
そうそう、付け合せの新ジャガと、これも旬のイチゴも買って行こうね。 -
このおばさんのお店のシュパーゲルは途中で折れたものが多い。
これだってシュパーゲル味のクリームスープなんかにできるよね。1kgが5.8ユーロだって。
その隣の長いのは、1kgが6.5ユーロ。
ちょっと先が紫っぽくなっている。
Bさんが言うには、紫っぽくなったのは地上に出て来かけたものでほろ苦味があるらしい。
それが好みの人もいるらしいけど、Bさんは苦味の無い真っ白いシュパーゲルの方が好きって言ってたからこのお店はパス。ごめんね、おばさん。 -
あ、このおばさんのお店のシュパーゲルは、Bさんのおいしいシュパーゲルの条件を満たしてるんじゃない?
お値段は1kgが6.5ユーロ。
この日見かけたシュパーゲルのお値段は、最高が1kgで7ユーロ。ほとんどが6.5ユーロ。
傷があったり形が悪いものは5ユーロしない物も。
ハンブルクの南にあるニーダーザクセン州のリューネブルク産が多かったみたい。
このお店にする?
う〜ん、もうちょっと見て回ろうか。 -
このおばさんのお店が1番人気があるようだった。
ハンブルクの北にあるシュレースヴィッヒ・ホルシュタイン州産のシュパーゲルだって。
黒い服を着たお客さんの後ろにも5,6人がお待ちの列。
手前に見えている箱の中のシュパーゲルは1kgで7ユーロ。Bさんのアドバイスに従って見てみるとちょっと太過ぎかも。それでもまっすぐ真っ白で質はよさそう。
欲しいと思う1kgで6.5ユーロのものはもうそろそろ売り切れだね。これから並んでも買えないんじゃない?
残念ながら見送り。 -
旦那が自分で見て気に入った店のシュパーゲルを買って来ると言うので、SUR SHANGHAIは付け合せにする新ジャガと、朝食の果物用にイチゴを買いに。
イチゴもちょうど旬で、この色形を見ただけでおいしそう!
農薬不使用の500gパックが4.2ユーロ。
ん? メイン予定のシュパーゲルより高いじゃん!(。・w・。) ププッ
新ジャガの方はお値段は失念。
皮が緑に変色していなくて大きさが揃ったものを1.5kg購入。 -
で、上記までの経緯で買ってきたシュパーゲルを実際に調理したのは翌日の午前中。
これは一日置いたほうがいいという理由ではなく、前日の午後Bさんに急用が出来たため。
買ってきたシュパーゲルはBさんの言い付け通りに紙袋に包んだまま冷蔵庫に入れておきました。
今日の片付け物や庭の手入れの合間に料理してお昼に食べようねと下ごしらえを始めたBさんとSUR SHANGHAI。
昨日旦那が買って来たシュパーゲルは6.5ユーロ/kgのものが2kg。
Aさんはうちにいないのに、3人で2kgは多いんじゃない?とお思いでしょうが、この後は皮を剥いたりゆでたりするので最後にはカサがずいぶん減りますよ。
まずはシュパーゲルを一本ずつ洗って汚れを落とすんですが、紙袋を開けてみたBさんは何やらご不満のご様子。
Bさん:「これは誰が買ったの?」
旦那:「俺だけど。」
Bさん:「先が紫になったものが混じってるじゃない!」
旦那:「そんなはずないけど。」
Bさん:「袋に入れる時、お店の人に混ぜられたんだよ、きっと。ちゃんと見てなかったんでしょ。」
旦那:「そこまで注意してなかった…。」
Bさん:「次は気をつけてね。」
で、洗い終わったあとのシュパーゲルをBさんとSUR SHANGHAIと半分ずつに分けて皮を剥く事に。 -
旦那が買ってきたシュパーゲルにちょっと不満のあったBさん。
それでもBさんは気を取り直して、洗ったあとのシュパーゲルの皮剥きを開始。
これから始まるシュパーゲルの下ごしらえや調理方法は、人によって違いがあると思います。
ここではあくまでも親戚Bさんの方法をご紹介します。
まず、シュパーゲルの先を手に持って、皮剥き器で根元の方向へと全体の皮を剥いていきます、と手本を示すBさん。
根元近くの皮が厚めの部分は2度剥くと、筋張らず柔らかい食感に。
あとはぺティ・ナイフで根元部分2〜3cmは切り落とします。
この作業中に出た皮や切り落とし部分は後で使うので、ボールにまとめて取っておきましょう。
さ、SUR SHANGHAIもあの青い皮剥き器でお手伝いします。 -
シュパーゲルの皮剥き途中で一枚パチリ。
Bさんの言うとおりに皮を剥いていくと、中に詰まっていたエキスがジワジワと滲み出して来てました。
上でも言ったように、剥いた皮と根元の切り落とした部分はこの後使い道があるので捨てずにまとめておくのをお忘れなく。
庭に出したテーブルでの皮剥き作業が終わった後は、キッチンへ移動。 -
居間のテーブルの上に置いてあった雑誌をパラパラッとめくってみると、シュパーゲルのお料理特集。
≪今年もシュパーゲルの季節到来!≫と言った感じで、ドイツ人にとってシュパーゲルはお約束の春の味覚なんだと言うのがよく分かる力の入れよう。
ハムやターキー、ビーフやシュニッツェル、緑シュパーゲルや新ジャガと組み合わせたりの見た目にも楽しいお料理。
画像をクリックして元画像で見てみると、お料理の様子がはっきりします。
今日、Bさんが教えてくれるのは、シュパーゲルがメインの新ジャガ添え。
シンプルだけど、これが1番! だそうです。 -
シュパーゲルお料理特集の続きのページ。
こっちはちょっと他の国の調理法も取り入れたエキゾチックなお料理。
サルサがけ、オムレツ、グラタン、小エビ添え…。
へえ、こんな食べ方も出来るのね。
目新しいソースも紹介されてあるし。
これも画像をクリックして元画像で見てみると、お料理の様子がはっきりします。
Bさんは溶かしバターだけで食べるのが1番と言うんですが、定番のホランデーズ・ソースも後ほどご紹介。 -
さっきの皮剥きで出たシュパーゲルの皮と切り落とした根元部分をひたひたの水に入れて中火にかけます。
厚さ1cm位の輪切りにしたレモン2枚も入れて、あとはコトコト煮ていきます。
レモンが無かったら、オレンジジュース100cc位に変えてもいいそうです。これはちょっと柑橘系のフレーバーを添えるため。
こうやって皮や切り落とした部分のエキスを煮出していきます。
あとで皮や切り落とし部分、レモンは捨てて、エキスがたっぷりしみ出した煮汁でシュパーゲル本体をゆでるんです。 -
皮を剥かれたシュパーゲルが出番を待ってる場面。
この時、旦那が買ってきたシュパーゲルには先が紫っぽくなったものが混じっていたのがちょっとご不満のBさん。
先が紫色のものは、地中で育っていたシュパーゲルの先が地上に近づいて来て光に少し当たった証拠なんだそう。
Bさんに言わせるとちょっと収穫時期が遅れたもので、ほろ苦さがあります。
そのほろ苦さがお好きな方は別にいいんですが、Bさんはまだ地中深くにあった真っ白いシュパーゲルの方が苦味が無くていいと主張。
人によって好みは分かれると思うので、どちらも試してみては?
数日後に再度シュパーゲルを料理した時には農場直送のお店で買った全部真っ白いものを使ってみたところ、なるほど味わいが全然違ってました。
また春に来る事があれば、今度はシュパーゲル畑もある農場で掘り出し作業も見学して掘りたてを買ってみたい! -
シュパーゲルの皮や切り落とした根元部分、それに厚い輪切りのレモン2切れをひたひたの水に入れて煮出し始めてから20分。
時々蓋を取って軽くかき混ぜていると、エキスがしみ出してきた煮汁が白くとろりとしてきた感じ。
「このままあと10分位煮ようかな。お昼までまだ時間があるし、このあとはキッチンの他の仕事もしながら新ジャガの下ごしらえもしておくよ。」と言うのはBさん。
SUR SHANGHAIとその旦那は、ここでちょっと不用品整理や庭の手入れに行ってきます。 -
昔々、SUR SHANGHAIはBさんの家へ庭の手入れへ、旦那はガレージ内の不用品整理へ行きました。
…って、日本昔話か? (;^ω^)
その様子は別編でご紹介する事にして、これはその作業の合間に見た春のドイツの立ち木。
花も咲いて勢いよく新芽が出始めた様子には、また来た春を謳歌する生命力を感じる。
この09年の4月下旬には日中は25℃を越える陽気だったハンブルク。
そのあと6月に入ってからの朝夕には10℃を切った日もあったらしい。これも温暖化による天候不順? -
さて、一旦外の仕事が一段落して戻って来たキッチン。
これは上の方でシュパーゲルの皮や切り落とした根元部分、レモンの輪切りを煮ていた煮汁。
これはBさんがもうザルで漉して、皮なんかは捨てたあとのもの。
エキス分が溶け出して、これだけでも薄いクリームスープのように見えるし、シュパーゲルの香りが濃い。
う〜ん、ドイツの春の香り。
これからシュパーゲル本体をこの煮汁でゆでるんですが、汁の味付けはまだしていない段階です。 -
SUR SHANGHAIたちが家周りの仕事をしている間にBさんが下ごしらえを終えていた新ジャガ。
薄い皮をスポンジでこすり落とした後、ほんのり塩味で硬めにゆでて取っておいてありました。
お昼時間も近づいてきたし、これから本題のシュパーゲルの調理に取り掛かります。 -
さて、上記の煮汁が入った鍋を中火にかけ、砂糖、塩、バターで味付け。
その量は?
Bさん曰く、「私は目分量。自分がちょうどいいと思う味になるよう加減してるよ。」
見ている限りでは、砂糖は大匙1、塩は大匙半、バター大匙1と言った感じの割合でした。
Bさんは甘めがお好き? -
煮汁の味付け具合を確かめつつ、沸いてきたところへ待機させてあったシュパーゲルを入れていきます。
ドイツにはシュパーゲルを縦に入れてゆでられる専用鍋も売っていますが、シュパーゲルを横にして入れられる大きさの平鍋があればそれでOK。 -
さ、あとは中火でクツクツとシュパーゲルをゆでていきます。
Bさんによると、フォークがスッと柔らかく突き通せるまで最低20分はゆでるそうです。
一旦固ゆでにした新ジャガはコーン油を塗って熱くした厚手のフライパンに並べて、中火でじっくりおいしそうな焦げ目を付けていきます。
手前の鍋に入っているのはシュパーゲルには付き物のホランデーズ・ソース(オランダ・ソース)。
コクがあって、あたたかいホワイトソースとマヨネーズの中間ような見かけと味わい。
出来合いのパックの物も売られていますが、作りかたは簡単。
ホランデーズ・ソースの材料(2,3人分)
1.室温のバター 125g(軽く仕上げたい時は半分オリーブ油にしてもOK)
2.生の卵黄2個分
3.水 大匙1くらい
4.塩・コショウ、少々
5.レモンの絞り汁またはオレンジジュース 大匙1
ボールに2、3、4を入れて湯せんにかけながら泡だて器で滑らかに混ぜる。水の量は好みで増減。
バターを少しずつ入れて、滑らかになるまでよく混ぜて、最後に5を入れて出来あがり。
Bさんは熱いホランデーズ・ソースが好きなので、鍋に移した後、かき混ぜながらごく弱い火にかけて保温しています。 -
ホランデーズ・ソースとは別にシュパーゲルにかけるための溶かしバターもレンジの余熱で出来たし、新ジャガもそろそろいい焼き色がついてきた。
ただ、旦那が買ってきたシュパーゲルがなかなか思うような柔らかさにならないので、Bさんはちょっとイライラ。
「なんか火が通りにくいねえ、このシュパーゲル…。もうちょっとゆでないと。」 -
さ、シュパーゲルもゆで上がり。
トングで用意しておいたお皿へと移します。
最初剥いた皮や切り落とした部分のエキスを煮出した時の煮汁は薄いクリーム・スープのようだったけど、シュパーゲル本体をゆでた後の煮汁は一層濃厚。
この煮汁は取っておいてスープに使えますよ。
その時には市販の粉末シュパーゲル・ズッペ(スープ)の素を煮汁に溶かして温めると、簡単に濃い味のスープに早変わり。 -
Bさん好みにしんなりと柔らかくゆで上がったシュパーゲル。
キッチンいっぱいにシュパーゲルの香りが充満。
ゆで上がりに時間がかかったので、もうみんなお腹がグウグウ。 -
テーブルに就いて、それぞれのお皿にシュパーゲルを取り分けた後は、溶かしバターをかけたりホランデーズ・ソースをかけたり。SUR SHANGHAIはホランデーズ・ソース。
お腹が空いていたのでみんなそわそわと「グーテン・アペティート!」
あ、その前に写真、写真。 パチリ!
あとは今年初めてのシュパーゲルを味わうしばしの沈黙。
旦那の買ってきたシュパーゲルにずっと文句を言っていたBさんも「うん、味はまずまず。」
ドイツの春ですねえ、Bさん。♪(o´∀`b)b♪
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この旅行記へのコメント (15)
-
- スーポンドイツさん 2009/10/08 08:47:49
- 白アスパラ!
- SUR SHANGHAIさん、おはようございます。
秋になって・・今頃このクッキングに気がつきました(笑)
この煮汁でゆがく!!眼からうろこです。
2号(主人)のドイツ出張時がまさにその季節!でしたので大いに気に入り、帰国後神戸にあるレストランへ連れて行ってくれました。
日本じゃ高〜いし、ほんの少しの量にびっくり(>_<)
スーパーでは痩せた生or缶入り、太っているのはメキシコ産:瓶入りのゆがいたものだけでした。
グリーンアスパラと同様にしてゆがくと硬い感じでしたし、マヨネーズでは物足りない・・本場ではこのようにするのですねぇ。素敵なお料理を紹介をしていただき有難うございます。来春を楽しみに♪是非挑戦してみます。
すーぽん
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/10/10 16:56:49
- RE: 白アスパラ!
- こんにちは。ご訪問、ありがとうございます。
白アスパラガスの皮や切り落とした部分を煮出して、そのゆで汁で白アスパラガス本体をゆでると言うのは私も初耳でした。
この旅行記で紹介したBさんのレシピがスーポンドイツさんのお口に合うかどうか判りませんが、来春にでもお試ししてみてくださいね。(*^^*)
ご感想もお願いしま〜す。
白アスパラガスは掘り出すのも人の手で行うようですから、日本だと栽培してもお値段が高くなりそうですね。空輸も運送費が高くつきそうですし。
機会があれば、春のドイツで一度味わってみてください。
-
- M-koku1さん 2009/08/09 02:18:51
- シュパーゲル礼賛
- Sur Shanghaiさん
白アスパラガスが大好きで、春になるとドイツに行きたくなります。
今回の旅行記で、選び方、料理の仕方、とてもわかりやすく
ためになりました。
(^0^)
紫色の先端のものを選んではいけないんだ・・・
NHKの今日の料理か何かに
ソースの作り方があったので、
缶詰の (−_−;)ホワイトアスパラにかけてみましたが
それなりにおいしかったです。
今度はSur Shanghaiさんのレセピーで
やってみます。
きっともっとおいしいでしょうね!
ああ、又ドイツに行きたくなってしまった・・・
M
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/08/09 10:12:37
- RE: シュパーゲル礼賛
- ご訪問、ありがとうございます。
私はドイツへは毎年行くんですが、春のシュパーゲルの季節に訪問したのは久しぶりだったんです。
お陰でシュパーゲルの味わいも思い出しました。
日本でも作らないのかなあと思いますが、土をかけて育てるシュパーゲルは掘り出すのも人の手で行うようですから、人件費がかかりすぎて採算が取れないのかもですね。
ぜひ春のドイツで堪能してみてください。(*^^*)
> 紫色の先端のものを選んではいけないんだ・・・
これは人それぞれの好みがあるようです。
この旅行記のレシピを教えてくれたBさんは真っ白でほろ苦さがまだ無いシュパーゲルのほうが好きなので、私の主人が買ってきたシュパーゲルの中に先が紫になってほろ苦さが出たものが混じっているのを見てちょっと不機嫌になったんですよ。
どちらも試してから、M-koku1さんのお好みを見極めてみては?(*^^*)
-
- RiEさん 2009/06/17 12:57:39
- グツグツ★家庭の味
- SUR SHANGHAIさん、こんにちわ(*^_^*)
お久しぶりでございます♪
ホワイトアスパラって日本ではなかなかお目にかかれない野菜…
見かけるのは大抵、缶詰や瓶詰されたモノです。
ドイツでは春の到来を知らせる味なんですね〜!
御親戚からドイツ家庭の味を直に教えていただけるとはう〜んッ♪
なんとも贅沢(*^。^*)
各家庭ごとにこだわりポイントがあるんでしょうね〜。
ドイツ料理って、あまり馴染みがないのですが、
素材の美味しさがギュッと濃縮された、季節の味を想像してみました★★★
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/06/18 08:17:17
- RE: グツグツ★家庭の味
- お久しぶりで〜す。久しぶりに最近の新作アップが出来ました。
ご訪問、ありがとうございます。
> ホワイトアスパラって日本ではなかなかお目にかかれない野菜…
私も子どもだった頃は、母が缶詰の物を買ってきてマヨネーズで食べているのを見たくらい。
ドイツでは春先の味覚になっていて、あちこちの市場や野菜売り場は白アスパラガスがずらり。
春先(4月下旬から6月にかけて)にドイツに行く事があったらお試ししてみてください。(*^^*)
> 各家庭ごとにこだわりポイントがあるんでしょうね〜。
皮を煮出してエキスがしみ出た煮汁を作るというBさんが教えてくれた方法が一般的なんだろうと思ったら、ネットで紹介されているレシピとはずいぶん違っていました。いくつか比べて見てみては?
では、今日のちほどお伺いしますね。
-
- Rockyさん 2009/06/17 09:37:11
- エキス
- SUR SHANGHAIさんの傑作旅行記に1票!
>皮や切り落とした部分のエキスを煮出す..
ドイツ人の生真面目な性格な料理方法に感心
こんなところにも有るんですね!
買い物模様&ドイツ人の生活模様を見れて面白かったです♪〜
かって、ベルギー・ブルージュで食べて美味かった白アスパラガスを、
思い出しました。
今月下旬は北海道...運良くこれ食べれたらとの期待がチョット有ります。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/06/18 07:57:23
- RE: エキス
- お久しぶりで〜す。ここしばらく留守にしていました。
ご訪問、ありがとうございます。
> >皮や切り落とした部分のエキスを煮出す..
私はBさんが教えてくれたこの方法が一般的なのかと思ってましたが、ネットのあちこちで見た調理方法とはずいぶん違ってました。
お料理って、どこでもその人なりの方法&こだわりがあるものなんですね。
また旅先でいい勉強が出来ました。
春先はドイツの近隣諸国でも味わえる白アスパラガス。
Rockyさんはベルギーで召し上がったようですね。(*^^*)
北海道で採れる白アスパラガスも一味違っていいかもです。
では、今日のちほどお伺いいたします。
-
- belleduneさん 2009/06/15 16:58:21
- 白アスパラガスを茹でて...
- SUR SHANGHAIさん、白アスパラガス、美味しですね!
先月だったか青山通りで、トラックを停めていた路上販売の八百屋さんを見つけました。警察の取り締まりが厳しいので、いつまでここに居るか分からないと言われ、これから用事で渋谷まで行こうとしていたのですが、私の目はずっと束になった白アスパラに釘付けでした。一束500円と言っても30本位ありましたから、そんなに高くはない筈です。
ケチなドイツ人も、白アスパラガスが出回る時は、必ず食べると聞きました。
ただ茹でるのではなく、ネットで検索した結果、私はお湯にバターと塩、それに砂糖を加えて茹でました。
写真を見ると、茎を剥いたところも一緒に茹でていましたね。これも食べるのでしょうか?でも固い部分ですよね。
白ワインと一緒に食べると美味しかったです。
8月末からノールウェ−のフィヨルドとアイスランド、グリーンランドと旅行して来ます。
今年行った南米のパタゴニアで氷河が美しかったので、すっかり氷河ファンになってしまいました。
初めての北欧なので、各地で美味しいものを見つけて食べてみようと思います。
今、脚力のトレーニング中です!
また御邪魔します。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/06/16 10:56:24
- RE: 白アスパラガスを茹でて...
- こんにちは、お久しぶりです。私もbelleduneさんもここしばらく留守にしていたみたいですね。
白アスパラガス、belleduneさんも召し上がったんですね。
最近は日本でも缶詰ではない生の白アスパラガスが店頭にも並ぶようになって、段々ポピュラーになってるんだなと思います。
> 写真を見ると、茎を剥いたところも一緒に茹でていましたね。これも食べるのでしょうか?でも固い部分ですよね。
あれは皮や切り落とし部分のエキスを煮出している場面です。(*^^*)
あとで皮や切り落とし部分は捨てて、そのエキスがたっぷり出た煮汁で白アスパラガス本体をゆでてました。こうすると味わいが一層増すんだそうです。
画像にはあとで説明を付けますので、次の機会にお試ししてみては。
では、後ほどまたお伺いいたします。
- belleduneさん からの返信 2009/06/16 11:39:59
- RE: 白アスパラガスを茹でて...
- SUR SHANGHAIさん、
そうなんですか、茎の下部のやや硬い部分にも、エキスが含まれているんですね。
次回はそうしてみます!
-
- 横浜臨海公園さん 2009/06/15 15:45:52
- 春のドイツ
- SUR SHANGHAIさま、こんにちは。
春とは申せ4月のドイツは未だ肌寒かったのではありませんか。
ライン川の流れなどを見ていても4月の光景というのは日本で言う2月辺りと変わらない様な気がしてなりません。
やはりヨーロッパ・ドイツの春は独逸語に於ける「Mai」に表わされている様に小生の実感でも5月からと言うのは正しいと思っております。
然し、旅行記の中で野菜などのショットを見ておりますと、長くどんよりとした冬が終わり確実に春が忍び寄っている事を感じさせずにはおられません。
早速1票を投じさせて頂きました。
横浜臨海公園
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/06/16 10:41:17
- RE: 春のドイツ
- こんにちは、ご訪問ありがとうございます。
> 春とは申せ4月のドイツは未だ肌寒かったのではありませんか。
私もそう思って、一応セーターやジャケットも用意して行ったのですが、朝夕は多少冷えたものの晴れた日中は25℃を越える陽気になってびっくり。
逆に6月に入ったら、今度は朝夕は10℃を切る日もあったと聞いて、これも温暖化による天候不順かと思いました。
旅先の市場でふと見る花や果物、野菜にその土地の季節を感じるのもいいものですね。
そういう小さい発見が旅の一つの楽しみかもです。
後ほどお伺いいたしますね。
- 横浜臨海公園さん からの返信 2009/06/16 13:41:29
- 続 春のドイツ
- SUR SHANGHAIさま、こんにちは。
早速メッセージを賜りまして誠に有難うございました。
>
> > 春とは申せ4月のドイツは未だ肌寒かったのではありませんか。
> 私もそう思って、一応セーターやジャケットも用意して行ったのですが、朝夕は多少冷えたものの晴れた日中は25℃を越える陽気になってびっくり。
> 逆に6月に入ったら、今度は朝夕は10℃を切る日もあったと聞いて、これも温暖化による天候不順かと思いました。
世界的に異常気象なのでしょうか。
小生、30年前の4月にエルベ河で多数の氷塊が浮き流れているのを目の当たりにしている世代故に25℃と言う気温に驚きを隠せません。
横浜臨海公園
-
- 横浜臨海公園さん 2009/06/15 15:45:52
- 春のドイツ
- SUR SHANGHAIさま、こんにちは。
春とは申せ4月のドイツは未だ肌寒かったのではありませんか。
ライン川の流れなどを見ていても4月の光景というのは日本で言う2月辺りと変わらない様な気がしてなりません。
やはりヨーロッパ・ドイツの春は独逸語に於ける「Mai」に表わされている様に小生の実感でも5月からと言うのは正しいと思っております。
然し、旅行記の中で野菜などのショットを見ておりますと、長くどんよりとした冬が終わり確実に春が忍び寄っている事を感じさせずにはおられません。
早速1票を投じさせて頂きました。
横浜臨海公園
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