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西国三十三ヵ所・谷汲山華厳寺の御開帳は昭和30年以来54年ぶり。<br />次はいつになることやら…ということで、春先にちょっと足をのばして行ってきました。<br /><br />宿泊は養老公園内の料理旅館・千歳楼。明治から昭和にかけて作られた数奇屋建築の名旅館。<br /><br />谷汲~養老~桑名紀行の一日目です。<br />

養老~桑名紀行:千歳楼に泊まる 一日目

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2009/03/09 - 2009/03/10

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harihari

harihariさん

西国三十三ヵ所・谷汲山華厳寺の御開帳は昭和30年以来54年ぶり。
次はいつになることやら…ということで、春先にちょっと足をのばして行ってきました。

宿泊は養老公園内の料理旅館・千歳楼。明治から昭和にかけて作られた数奇屋建築の名旅館。

谷汲~養老~桑名紀行の一日目です。

同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
JRローカル 私鉄

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  • 7時59分大阪発の「ワイドビューひだ」。<br />ここのところ、電車では一番前になることが多い気がします。<br />見晴らしがいいので嬉しいですが。<br /><br />

    7時59分大阪発の「ワイドビューひだ」。
    ここのところ、電車では一番前になることが多い気がします。
    見晴らしがいいので嬉しいですが。

  • 10時頃に大垣着。<br />乗り換え時間は5分。走って養老鉄道のホームに。<br />

    10時頃に大垣着。
    乗り換え時間は5分。走って養老鉄道のホームに。

  • 養老鉄道の終点、揖斐駅。<br /><br />

    養老鉄道の終点、揖斐駅。

  • ここからは20分ぐらいバスに乗って。

    ここからは20分ぐらいバスに乗って。

  • バス停からは参道を歩くのですが、午前中なのでまだ人出はぼちぼち。<br /><br />

    バス停からは参道を歩くのですが、午前中なのでまだ人出はぼちぼち。

  • 寒い中にも春の気配。<br /><br />

    寒い中にも春の気配。

  • 仁王門をくぐって…<br /><br />

    仁王門をくぐって…

  • ここからは境内の参道を歩いていきます。<br /><br />

    ここからは境内の参道を歩いていきます。

  • 歩くこと10分。本堂に到着。<br />御本尊は外陣からの拝観になりましたが、見えるポイントがほんの一か所しかなかったので、かなりの混みようでした。<br />

    歩くこと10分。本堂に到着。
    御本尊は外陣からの拝観になりましたが、見えるポイントがほんの一か所しかなかったので、かなりの混みようでした。

  • 本堂階段脇の鯉。<br />三十三か所の巡礼を満願したときに、この鯉を撫でるのだそうです。<br />

    本堂階段脇の鯉。
    三十三か所の巡礼を満願したときに、この鯉を撫でるのだそうです。

  • 帰りのバスの時間まではずいぶん余裕があったので、何気に近所をブラブラ歩いていると、すぐ近くに駅を発見!

    帰りのバスの時間まではずいぶん余裕があったので、何気に近所をブラブラ歩いていると、すぐ近くに駅を発見!

  • と思ったら、名鉄旧谷汲駅。<br />2001年に廃線になった後も保存されている廃駅です。<br />

    と思ったら、名鉄旧谷汲駅。
    2001年に廃線になった後も保存されている廃駅です。

  • ノスタルジックな車内。

    ノスタルジックな車内。

  • この電車も、きっとつい最近まで現役で走っていたはず。それなのに、なんだかもう何十年も止まっているかのように、寂しげに見えます。

    この電車も、きっとつい最近まで現役で走っていたはず。それなのに、なんだかもう何十年も止まっているかのように、寂しげに見えます。

  • 少し廃線でも歩きましょうか。

    少し廃線でも歩きましょうか。

  • 大勢の人でにぎわう華厳寺はすぐ近くなのに、ここには誰も来ないので静かです。<br /><br />

    大勢の人でにぎわう華厳寺はすぐ近くなのに、ここには誰も来ないので静かです。

  • 大正15年の開業以来、70年以上もの激動の歴史を噛み締めながら歩いたり…<br /><br />

    大正15年の開業以来、70年以上もの激動の歴史を噛み締めながら歩いたり…

  • 線路はここで終了。<br />気がつけば、乗らなきゃいけないバスの時間を過ぎていました。<br />次のバスまでは1時間以上か…<br />

    線路はここで終了。
    気がつけば、乗らなきゃいけないバスの時間を過ぎていました。
    次のバスまでは1時間以上か…

  • 仕方がないので、急きょ予定のルートを変更して、樽見鉄道・谷汲口駅までバスでやってきました。

    仕方がないので、急きょ予定のルートを変更して、樽見鉄道・谷汲口駅までバスでやってきました。

  • ところが大誤算。<br />ここでも次の電車までは1時間40分…。<br />見ての通り、なぁんにもないところ。<br />まぁ、こんなのもいいかな。<br />

    ところが大誤算。
    ここでも次の電車までは1時間40分…。
    見ての通り、なぁんにもないところ。
    まぁ、こんなのもいいかな。

  • ここでも電車の時間まで付近をブラブラ。<br />観光地ではない知らない土地は、それはそれで好奇心を刺激します。<br />根尾川に架かる鉄橋。<br />

    ここでも電車の時間まで付近をブラブラ。
    観光地ではない知らない土地は、それはそれで好奇心を刺激します。
    根尾川に架かる鉄橋。

  • ここにも春の気配を感じてみたり。

    ここにも春の気配を感じてみたり。

  • 旧谷汲村のマンホールは、ギフチョウ。

    旧谷汲村のマンホールは、ギフチョウ。

  • 田畑の広がる日本の風景。<br />一日中見ていても飽きない気がする。<br />

    田畑の広がる日本の風景。
    一日中見ていても飽きない気がする。

  • 17時過ぎ、ようやく大垣行の電車がやってきました。

    17時過ぎ、ようやく大垣行の電車がやってきました。

  • 大垣で樽見鉄道から養老鉄道に乗り換えて、18時20分養老駅に到着。

    大垣で樽見鉄道から養老鉄道に乗り換えて、18時20分養老駅に到着。

  • 今日宿泊をお願いしている千歳楼の迎えを待つ間、駅の向かいにある「きびようかん本家」で買い物。

    今日宿泊をお願いしている千歳楼の迎えを待つ間、駅の向かいにある「きびようかん本家」で買い物。

  • 「笙ヶ岳」と名物「吉備羊羹」を購入。<br /><br />

    「笙ヶ岳」と名物「吉備羊羹」を購入。

  • そして駅から車で5分。<br />養老公園内の料理旅館・千歳楼に到着。<br />玄関部分、そして階段を上がった2階の大広間は明治時代の木造建築。<br /><br />

    そして駅から車で5分。
    養老公園内の料理旅館・千歳楼に到着。
    玄関部分、そして階段を上がった2階の大広間は明治時代の木造建築。

  • まずはロビーでお茶を頂いて…<br /><br />

    まずはロビーでお茶を頂いて…

  • 松の間。大正期の築です。<br />大正天皇の御寝所にもなった格式の高い部屋。<br /><br />

    松の間。大正期の築です。
    大正天皇の御寝所にもなった格式の高い部屋。

  • 床柱には上質の松材を使用。<br /><br />

    床柱には上質の松材を使用。

  • 釘隠しには松ぼっくりのあしらい。<br />欄間には松葉のデザイン。<br />

    釘隠しには松ぼっくりのあしらい。
    欄間には松葉のデザイン。

  • 天井も松。<br />松づくしの間。<br /><br />

    天井も松。
    松づくしの間。

  • 引き手は鶴。<br />これは珍しくて面白い。<br />

    引き手は鶴。
    これは珍しくて面白い。

  • 外はもう真っ暗。<br />お腹空いたな…<br />

    外はもう真っ暗。
    お腹空いたな…

  • でも食事の前に、まずお風呂。<br />洗面台も古き良き日本旅館の雰囲気。<br /><br />

    でも食事の前に、まずお風呂。
    洗面台も古き良き日本旅館の雰囲気。

  • 僕たちの他に宿泊客がいないからか、お風呂は貸し切り。<br />とてもいい雰囲気のお風呂。<br />春とはいえまだ寒い中歩き回った一日の疲れを、ゆっくりと癒すことができました。<br />

    僕たちの他に宿泊客がいないからか、お風呂は貸し切り。
    とてもいい雰囲気のお風呂。
    春とはいえまだ寒い中歩き回った一日の疲れを、ゆっくりと癒すことができました。

  • お風呂の明かりはステンドグラス。

    お風呂の明かりはステンドグラス。

  • 夕食。<br />地酒を燗で。<br />

    夕食。
    地酒を燗で。

  • 前菜。<br />胡麻豆腐、菜の花の酢味噌、コンソメのジュレ。<br />

    前菜。
    胡麻豆腐、菜の花の酢味噌、コンソメのジュレ。

  • 季節の山菜、枝豆と貝の和えもの。

    季節の山菜、枝豆と貝の和えもの。

  • 鮪、貝柱のお刺身。

    鮪、貝柱のお刺身。

  • 鶏肉とアスパラの炭火焼き、グレープフルーツ添え。

    鶏肉とアスパラの炭火焼き、グレープフルーツ添え。

  • ちょっといい感じのお銚子。

    ちょっといい感じのお銚子。

  • 器も盛り付けもすごく綺麗なんですよね。<br />そして春らしさが満載。<br />お酒が進む。<br />

    器も盛り付けもすごく綺麗なんですよね。
    そして春らしさが満載。
    お酒が進む。

  • 茶蕎麦。湯葉、蟹身、海胆をのせて。<br /><br />

    茶蕎麦。湯葉、蟹身、海胆をのせて。

  • 炊き合わせ。<br />ほんのり暖かくて、出汁の染みたいい味わい。<br /><br />

    炊き合わせ。
    ほんのり暖かくて、出汁の染みたいい味わい。

  • 食事は「桜の間」という違う部屋で頂きました。<br />建物好きとしては、いろんな部屋を楽しませてくれるのは最高に嬉しいです。<br /><br />

    食事は「桜の間」という違う部屋で頂きました。
    建物好きとしては、いろんな部屋を楽しませてくれるのは最高に嬉しいです。

  • 鱒と海老のソテー、キウイソース。<br /><br />

    鱒と海老のソテー、キウイソース。

  • 多分、牛肉を焼いて焦げ目をつけて、野菜と一緒に蒸してるのかな…<br />出汁のきいた餡で食べます。<br />

    多分、牛肉を焼いて焦げ目をつけて、野菜と一緒に蒸してるのかな…
    出汁のきいた餡で食べます。

  • 菜めし、香の物、お味噌汁。<br />このあとにデザートがあります。<br />

    菜めし、香の物、お味噌汁。
    このあとにデザートがあります。

  • 桜の間の襖。養老だけに引き手は瓢箪型。<br /><br />

    桜の間の襖。養老だけに引き手は瓢箪型。

  • よーく見ると、襖には透かしのデザインが。<br />細かいところがお洒落ですねえ。<br /><br />

    よーく見ると、襖には透かしのデザインが。
    細かいところがお洒落ですねえ。

  • 食事を終えて、2階の大広間を見学させていただくことに。<br />明治13年に建てられた玄関棟の階段を上って…<br />

    食事を終えて、2階の大広間を見学させていただくことに。
    明治13年に建てられた玄関棟の階段を上って…

  • 目を見張る豪奢な大広間。<br />現在は宴会などに利用されているようですが、かなり格式が高そうです。<br />正面の額は有栖川宮熾仁親王の直筆。<br />

    目を見張る豪奢な大広間。
    現在は宴会などに利用されているようですが、かなり格式が高そうです。
    正面の額は有栖川宮熾仁親王の直筆。

  • こちらは三条実美公の直筆。<br />さすがにすごい。<br /><br />

    こちらは三条実美公の直筆。
    さすがにすごい。

  • 欄間、屏風、三幅の軸。<br /><br />

    欄間、屏風、三幅の軸。

  • そして天井。<br />天井にまでデザインが施されています。<br />

    そして天井。
    天井にまでデザインが施されています。

  • 明治を代表する書家、中林悟竹の書。

    明治を代表する書家、中林悟竹の書。

  • 館内のいたるところに数寄が散りばめられていて。<br /><br />

    館内のいたるところに数寄が散りばめられていて。

  • 誰の書だろう?<br />こういう字が読めるようになりたいのですが…<br /><br />

    誰の書だろう?
    こういう字が読めるようになりたいのですが…

  • 設計者の粋が伝わるかのよう。<br /><br />

    設計者の粋が伝わるかのよう。

  • 淡い明りに照らされた廊下。<br /><br />

    淡い明りに照らされた廊下。

  • ところどころに目を引くあしらいが。<br /><br />

    ところどころに目を引くあしらいが。

  • 少し廊下を歩いて…<br /><br />

    少し廊下を歩いて…

  • 松の間に戻って。<br />歪み具合からすると、ガラスは古い手製のものかと。<br />

    松の間に戻って。
    歪み具合からすると、ガラスは古い手製のものかと。

  • 部屋の床の間。

    部屋の床の間。

  • 軸は近代日本の画家・竹内栖鳳から三代目当主・吉岡松太郎氏への手紙。<br />今回は見られませんでしたが、竹内栖鳳がデザインした部屋・「袖の間」にも泊まってみたいです。<br />

    軸は近代日本の画家・竹内栖鳳から三代目当主・吉岡松太郎氏への手紙。
    今回は見られませんでしたが、竹内栖鳳がデザインした部屋・「袖の間」にも泊まってみたいです。

  • 夜、少しお茶とお茶菓子が欲しくなったので、駅前の和菓子屋さんで買っておいた「笙ヶ岳」という落雁を食べました。

    夜、少しお茶とお茶菓子が欲しくなったので、駅前の和菓子屋さんで買っておいた「笙ヶ岳」という落雁を食べました。

  • 寝る前に電気を消すと、欄間の松葉がくっきりと浮かび上がってとても素晴らしい。<br />いい宿、いい食事、いい建物で大満足。<br /><br />養老〜桑名紀行:千歳楼に泊まる 二日目に続く

    寝る前に電気を消すと、欄間の松葉がくっきりと浮かび上がってとても素晴らしい。
    いい宿、いい食事、いい建物で大満足。

    養老〜桑名紀行:千歳楼に泊まる 二日目に続く

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