☆北海道の日本百名山＜幌尻岳＞ー夫婦揃って日本百名山完登！

2005/08/13 - 2005/08/14

　２００５年８月、登山が目的で北海道にやって来ました。
　目指す山は、羅臼岳と幌尻岳。車で移動し、この二つの山に登りました。羅臼岳に登るのは２度目でしたが、幌尻岳は、私達夫婦にとって、日本百名山の登山で最後に残った山でした。羅臼岳と幌尻岳の二つの山を登り終えた今、夫婦揃って百名山を完登出来たことは、本当に幸せなことだとおもっています。２００５年夏の登山は、天候にも恵まれて最高でした。
　これは幌尻岳登山のアルバムです（*^_^*）　

エリア 北海道

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 船

　木下小屋を出発、幌尻岳に登るために日高方面へと移動しました。
　岩尾別温泉〜ウトロ〜斜里〜美幌〜陸別〜足寄〜帯広〜清水〜日高〜平取と移動の途中立ち寄った足寄の道の駅での１コマです。

　この日は小平の民宿「喜楽家」に泊まりました。
　ＡＭ７：００　民宿発で、車で額平川コースの林道終点ゲートの所まで入りました。

ＡＭ８：３０　登山開始です。歩いて30分の旧ゲートの所に登山届けのポストがありました。
ＡＭ１１：１５　北海道電力の取水施設の所から渡渉開始です。幌尻岳登山では登山道が沢ですから、何度も、何度も渡渉があります。幸い私達が行った日は、水嵩もあまり多くなかったので、気持ちのいい沢歩きでした。

　これも幌尻岳登山の額平（ぬかびら）川コースの沢の渡渉中のものです。

　ＰＭ１：３０　幌尻山荘に到着です。この日は、もうすることもないので、小屋の前に敷かれた青いシートの上で、他の登山者とおしゃべりを楽しみました。広島、群馬、東京、埼玉からの人たちです。
　自然保護の立場から、テントを小屋の周辺には張らせてもらえない幌尻岳登山では、小屋の予約が大変で、私たちはキャンセル待ちでやっと１泊だけ取れました。
　

ＡＭ４：３０幌尻山荘発。登山開始です。登り始めから急登で、ジグザグに針葉樹林の中を登ります。
　６：１０命の水の所です。エゾキンパイソウが咲いていました。

うっそうとしたトドマツの森の中の急登をがんばり、命の水を見て、尾根にでると、ダケカンバの間に幌尻岳が見えていました。ただし、この写真は下りに取ったものです。

　尾根に出て進むと、ハイマツと岩稜、カールもあってその斜面にはお花畑が広がり、まるで北アルプスの山を歩いているような気持ちになりました。幌尻岳はいい山です。

ＡＭ８：５０幌尻岳２０５２．４ｍの頂上に着きました。これで深田久弥の日本百名山を夫婦揃って完登です。
　「万歳！」「万歳！」

二人とも仕事の合間にだったから、長くかかったけど、それでも夫婦揃って完登出来たのは、何よりの幸せです。いろんな物や人、全てに感謝したい気分です。（*^_^*）　

　幌尻岳の三角点にタッチです。幌尻岳には二等三角点がありました。

　幌尻岳頂上は広いですが、登山者がいっぱいです。一昨年に日高地方を襲った災害で、昨年は沢コースからの入山が出来なかったので、みんな今年をまっていたようです。私たちもそうでした。キャンセル待ちで、やっと山小屋が１泊だけとれたので、今回の登山が実現したのですから。
　

　幌尻登山では、七ツ沼方面からぐるりと回って下りるコースが人気がありますが、１泊しか小屋が取れていない私たちは、同じコースをピストンして、今日のうちに登山口へ下山するしかありません。
　それならと、お花畑を楽しみながら、ここだけはゆっくり下ります。

　これは幌尻岳のお花畑です。下りはゆっくりと、お花を写しながら下りました。
　エゾツツジとその向こうにはアズマギクが見えます。

これは幌尻岳のアズマギクです。

これは幌尻岳のフウロです。
　

下り、命の水の上の尾根から振り返り見た幌尻岳です。
下りはお花の写真を撮りながら、ゆっくり、ゆっくりだったのですが、１２：１５には幌尻山荘に下山。
昼食後に、小屋を出発。
　そのまま、沢の渡渉を経て、長い林道歩きの後、車の所に帰りついたのは、１９：００になる寸前でした。
　明るいうちになんとか下山できてよかったです。のんびり行ったので、この日の行程は結構長く14時間30分でした。
　とにかく深田百名山を登り終えたので、満足しています（*^_^*）