![(3 http://4travel.jp/traveler/wanyamapori/album/10336561/ の続きです。)<br /><br /><br /> もう夕刻です。<br /><br /> 吾妻小富士の火口は、周囲が1.5kmもあります。<br /><br /> 東側が高く、道はかなりの勾配になっています。<br /><br /> もう、辺りには誰一人いません。<br /><br /> こんなところでこの火口に転落してしまったら、再び登りつけないことになるかも知れません。<br /><br /><br /> 西に望む一切経山の山腹からは、不気味に煙が立ち昇っています。<br /><br /> 浄土平という名に反して、ここは地獄の風景のようにも思えます。<br /><br /><br /> でも、ここまで来たからには、何としてでもこの火口を周り切りたいと思いました。<br /><br /> さあ、完全に陽が暮れてしまう前に、急いで周ることにしましょう。<br /><br /><br />(5月2日の旅です。)](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/34/09/650x_10340938.jpg?updated_at=1336280141)
2009/05/02 - 2009/05/02
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(3 http://4travel.jp/traveler/wanyamapori/album/10336561/ の続きです。)
もう夕刻です。
吾妻小富士の火口は、周囲が1.5kmもあります。
東側が高く、道はかなりの勾配になっています。
もう、辺りには誰一人いません。
こんなところでこの火口に転落してしまったら、再び登りつけないことになるかも知れません。
西に望む一切経山の山腹からは、不気味に煙が立ち昇っています。
浄土平という名に反して、ここは地獄の風景のようにも思えます。
でも、ここまで来たからには、何としてでもこの火口を周り切りたいと思いました。
さあ、完全に陽が暮れてしまう前に、急いで周ることにしましょう。
(5月2日の旅です。)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 徒歩
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-
大変な斜面です。
こんなところで足を踏み外せば、もの凄い勢いで、火口の底まで転げ落ちてしまうでしょう。 -
北側の斜面です。
ここなら、火口に落ちても何とか登ってこれるでしょうか?
いや、もしかすればどこも急斜面で、登れるところなどどこにもないかも知れません。
登り際にすれ違った人が最後に会った人で、もうここには私の他には誰もいません。
ここで火口に落ちてしまって、おおい助けてくれ〜! と叫んでも、誰もそれを聞く人はいないでしょう。
本当に慎重に進んでいかなければなりません。 -
こちらは西の斜面です。
落ちてしまったとしたら、ここからはとても登れそうにはありません。
あり地獄のように、登っても登っても、途中でずり落ちてしまうでしょう。 -
浄土平(西)側です。
陽は最後の輝きを放っています。
きれいな風景ですが、今はとてもゆっくりそれを眺(なが)める余裕はありません。
このまま沈んでしまえば、辺りは真っ暗になってしまいます。
そうすれば、足元がよく見えずに、きっとこの火口に落ちてしまうに違いありません。
さあ、急いで周ることにしましょう。 -
さあ、4分の1ぐらい来たでしょうか。
この辺りは、火口の南側になります。
ああ、この斜面なら、落ちても何とか登って来れそうです。
やれやれです。
でも、落ちるときに骨折してしまったりしたら大変です。
そのままこの火口の底で、陽が暮れてしまうかも知れません。 -
火口の底です。
-
北側です。
この後、右からまわり込んで、帰りはあの縁を通ることになります。 -
東斜面です。
これからあんな上まで、登っていかなければなりません。
あの上がちょうど半分ぐらいでしょうか。 -
火口の縁(へり)を歩いています。
向こう(南)に、高い山が見えます。 -
石が積んでありました。
その向こうは見渡す限りの盆地です。
郡山はこの方向でしょうか?
果たして、8時のチェックイン予定時刻に間に合うでしょうか? -
ああ、いい光景です。
-
こんな積み石もありました。
-
こちらは西側です。
陽はもうほとんど沈んでしまっています。
このような崖(がけ)っぷちの路を進んでいます。 -
こちらは北側です。
-
ああ、火口の頂上は、近いようで遠い。
進んでも進んでも近づけません。
ああ、陽が暮れないことを祈るしかありません。 -
ああ、ついに陽は沈んでしまったようです。
さあ、急ぎましょう! -
南東の向きです。
-
南東です。
-
同じく南東です。
郡山はこの向きです。 -
西向きです。
この火口の縁を登ってきました。 -
南東です。
-
西です。
-
西です。
-
西です。
-
西です。
もう半分近くにやってきたでしょうか? -
東です。
福島の方角です。
ここから見渡せるということは、福島などのかなり広い範囲から、ここが見えるということになります。
ここにこのような山があるとは、まったく知りませんでした。
今回、それを始めて知って本当に驚きました。
ほぉえぇ〜〜! -
再び西向きです。
ああ、完全に陽は沈んでしまったようです。 -
この縁を登って来ました。
もしも足を踏み外していたら、この斜面をかなり下の方まで、ずり落ちてしまっていたでしょう。
でも、そのときの落ち方はどんな風だったでしょうか?
転がり落ちていたでしょうか?
それともずり落ちていたでしょうか?
どちらの落ち方をしていたかは、はっきり想像できません。 -
西向きです。
ようやく下りにかかりました。
もう、3分の2ぐらいは来たでしょうか。 -
ああ、夕焼けです!
おおお・・・
感動します!
この写真の中央辺りの火口の縁が、ゴールになります。
何とか、明るいうちに戻れそうです。 -
ああ、美しい!
-
あああああ・・・!
-
大きな火山岩がありました。
北東向きです。 -
北東向きです。
-
北東向きです。
-
さあ、だいぶ戻って来ました。
これからこの縁を下って行きます。
あと4分の1ぐらいでしょうか? -
北西向きです。
ここを下って行きます。
スキーを履(は)いているようなつもりで、ジグザグに降りていきました。 -
南西向きです。
あの縁をここまで一周りして来ました。 -
南向きです。
あの縁を進んで来ました。 -
南向きです。
-
北西向きです。
このくらいの幅のところを下っています。
この後は車で、ずっと下に見える道を通ることになるのでしょう。 -
西向きです。
再び浄土平が見えてきました。 -
火口の北斜面です。
南西向きです。
あの縁をここまで進んで来ました。 -
北斜面です。
-
南東向きです。
この火口の向こう側が郡山です。 -
南東向きです。
こちらの斜面なら、転げ落ちても何とか登って来れそうです。 -
もうだいぶ薄暗くなってきました。
-
西向きです。
この山(一切経山というようです。)は、相変わらず煙を吐(は)いています。 -
さあ、ついに元のところに戻って来ました。
-
火口の東側の斜面です。
あそこの縁をぐるっと一周して来ました。
思ったより遠くて、ずい分時間がかかってしまいました。
(この時、6時22分だったので、一周するのに22分かかったことになります。) -
少し前に、地元の人でしょうか、二人の年配の婦人たちが、犬を連れて上って来ました。
今は、この写真のずっと右の方にいます。
少し会釈(えしゃく)しただけで、特に何も話しませんでした。 -
さあ、降りていきましょう。
-
この下は浄土平の駐車場です。
車に乗って、さあ、出発です。
時刻は6時半を回りました。
チェックインまで後、1時間半です。
ここでだいぶ寄り道をしたようですが、大満足でした。
この後予定していた福島市内の観光はあきらめなければならないようです。
でも、こんなところを一周できて、本当によかったと思いました。 -
何か、異様な臭いがしてきました。
硫黄(いおう)の臭いです!
かなり強い臭いです。
あああ、このガスを吸い込んで、ここで倒れ込んでしまうのでしょうか?
でも意識を失う前に車を停めなければ、大事故になってしまいます。
ああ、たとえ車を停めることができたとしても、その後、ここで眠り込んでしまったとしたらどうなるのでしょうか?
再び気がつくことができるのでしょうか? -
ああ、何とか危険地帯を走り抜けたようです。
助かりました。
どんどん、どんどんと山道を下って行きます。
でももう暗くてほとんど景色は見えません。
温泉地帯も通過しました。
立ち寄り湯もたくさんの車が停まっていました。
カーナビの案内どおりに走ると、福島西インターから高速道路に入りました。 -
東北自動車道をどんどん南下して行きます。
途中は山の中を走って、二本松市を通過しました。
いよいよ郡山です。
郡山に着きました。
少し8時を回りましたが、無事にチェックインできました。
ホテルはゴールデンウイーク中のために一杯でした。
郡山駅の中の店で晩酌(ばんしゃく)セットを注文しました。
ああ、生ビールが美味い!
豆腐も枝豆も、焼き魚もああ、美味い美味い。
店員の女性も親切でした。
ああ、とても満足でした。
その後、コンビニで、ビールと水割りウィスキーとつまみのナッツと豆菓子を買いました。
部屋に帰って、風呂に入った後、缶ビールを開けました。
シュパッ!
ああ、美味い!
今日は、磐梯山、五色沼、吾妻小富士と大自然の中で素晴らしい景色を堪能(たんのう)して、とてもいい一日でした。
今回の福島の旅は、後2日です。
明日もきっといい旅ができるでしょう。
(5 東北サファリパーク http://4travel.jp/traveler/wanyamapori/album/10337456/ に続く)
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