2009/05/01 - 2009/05/06
64位(同エリア785件中)
ありママさん
5月4日
今回の旅行で、私が一番楽しみにしていたのが、龍勝棚田見学でした。
途中、予定にはなかった、少数民族の集落に立ち寄り珍しい文化に触れたり、お年寄りに遊ばれたり思いもよらず楽しい一日でした。
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午前8時半、桂林のホテルを出発し、10時に龍勝地区に到着しました。
入村料を払い、通行が許可されます。
この地区のお天気情報です。
日本語と同じ文字もあるので、理解できます。
この日も30度位の暑い一日でした。 -
ガイド君の勧めで、ヤオ族の民族芸能を鑑賞することにしました。
開演時間は未定。
観客が12名集まれば始まるとのこと。
10時の時点で観客は私たち2人だけ。
そのうち7人に増えましたが、もうしばらく待たなければなりません。
人が集まる気配は全くなく、どうなることかと思っていた矢先、いくつもの団体客がど〜っと押し寄せ、劇場は満員になりました。
(7〜80名位はいたと思います)
先ずは、未婚女性と自由に記念撮影の時間が与えられます。 -
ショーが始まると、あられが浮かんだ地元のお茶がふるまわれます。
このとき、お箸を自分で取るのですが、当然2本取ったところ回りの中国人から爆笑されました。
1本しか取らないらしく、2本取るのは、何か恥ずかしい行為らしかったのです。
それが何だったかよく分かりませんでしたが。 -
そうこうする内、未婚女性の歌と踊りが始まりました。
内容は分かりませんでしたが、おそらく農産物の豊作を祈る踊りではないでしょうか? -
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何種類かの歌と踊りが終了し、このショーの目玉、民族の模擬結婚式です。
司会者の呼びかけに、会場から独身男性が5名ステージに上がります。
中国人4名は自らスゴイ勢いでステージに駆け上がりましたが、この白人男性はシャイな人で、no,noと言って中々あがりません。
会場の皆で拍手をして、出て行くように促しまして、やっと5人の花婿が決まりました。
お婿さんの格好はなんだか滑稽ですね。 -
結婚が成立すると、餅つきをします。
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これが、つきたてのお餅です。
ごま塩味で美味しかったですよ。 -
模擬結婚式が終わったあとは、既婚女性の結髪ショーです。
この地区に住むのは、紅ヤオ族で、女性は長髪で、多くの人は1メートル、中には男性の身長ほどの長さの人もいるそうです。
髪を切るのは、成人となる18歳の時一度だけだそうです。
髪を束ねたままステージに上がり、全員一斉にほどきます。 -
ほどいた髪を、観客の前で再び結って行くのですが、
慣れているとは言え、皆さん手際よく瞬く間に一人で元通りに結い上げて行きました。 -
子どもがいる人は、前にお団子を作ります。
いない人は、ぺったんこです。 -
すべてのプログラムが終了すると、観客もステージに上がって輪になって踊りをおどります。
その後、また記念写真撮影タイムがあり、約1時間のショーが終わりました。
あ〜面白かった!! -
劇場の周りには、民族の刺繍製品や銀細工のアクセサリーが売られています。
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幼い女の子も綺麗な刺繍の帽子をかぶっています。
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来た時は人が渡っていなかったので、あまり怖がらずに渡れた吊り橋ですが、帰りは沢山のひとが渡るので、大揺れです。
高所恐怖症(って、たいした高さではありませんね)
なので、怖くて怖くて命がけで渡りました。
(大げさですかねぇ?) -
ヤオ族の集落から、専用車で龍勝棚田へ向かいます。
途中、大分や熊本の山間部を走っているかのような景色が続きます。
そう言えば桂林は熊本市と姉妹都市だそうです。
さて、ある程度車で登り、途中から徒歩で更に上を目指します。
観光化され、山道は石畳や階段が整備されています。 -
傾斜は急ではありません。
万里の長城の方が段が高いです。が、手すりがないのでこの程度の階段も長く歩いていると、足が上がらなくなります。 -
次第に休憩の回数が増えて行きます。
立ち止まれば膝が笑い、背中を、胸の谷間(大したことは無い)を滝のような汗が流れます。
話しかけられても、息絶え絶えで答えることが出来ません。
日頃の運動不足を痛感しました。 -
頂上まであと少しのところで、昼食です。
少数民族の家庭料理と聞いて、どんなゲテモノがでるのか?と少々不安だったのですが・・・
これが、あぁーた、おいすぃ〜〜〜のなんのって。
今回の旅行中の全てのお食事の中でダントツNo.1でした。
では説明いたします。
まず、手前は竹筒おこわです。
野菜や猪肉が入っています。
その奥、右は鶏肉としょうがのスープ。
中国のスープは、どこでも超薄味ですが、これはしっかり味がついていて、なんと飲み干しました。
左は見た目は黒くて「何じゃこりゃあ??」とおもいましたが、分かりやすく言うと、ほんのり甘い蕨もちを油で揚げた素朴なデザートです。
外はサクッサク、中はもっちり・・・わ〜もうたまらん、よだれが出て来たあ〜〜。
どんなパティシエが作るケーキよりも美味しいと思いました。
もちろん、完食。おかわりしたかった!! -
猪肉と筍の油いため
ARIC齢50ウン才にして初の猪です。
恐る恐る口にいれると・・・んも〜〜ばりうま、激うま、超うま、極旨。
ベーコンにしてあるので、燻製の香りがとても香ばしく、かなり塩分が強いのですが、ここにたどり着くまでに大汗をかき、エネルギーを消耗して体が欲しているのか、バクバクいけるのです。
ビールがあれば最高なのでしょうが、ここで飲酒すると、あと動けなくなりそうだったので、お茶でがまんしましたが、これからの季節、ビールのジョッキ片手にこれを食べたいと切に思いました。
当然完食。
ダンナARICは、ガイド君に「この辺を走り回っているイノシシを捕まえて作ったんですか?」なんて尋ねていましたが、養豚・・じゃなく養イノシシだそうです。 -
野菜オムレツ?玉子焼き?
その辺に自生しているペンペン草か?
何の野菜かわかりませんが、溶き卵と混ぜ合わせて焼いたお料理です。
卵の表面はかりかりして、これまた美味しい!!
そうです、もちろん完食です。 -
白菜の炒め物
桂林滞在中、毎回出てきた白菜です。
日本の白菜のように大きくありません。
超薄味ですが、他のお料理がかなり塩がきいていたので、美味しく頂きました。
隣のテーブルの日本人3人と同じ量だったようですが、私たちは全料理完食。
その3人はかなり残していました。
揚げ蕨もちは、もらって帰りたかった。マジで。 -
3〜4人分はあろうかと思われる数々のお料理を全てたいらげて、Fカップに膨らんだ豊満なお腹を抱えて、更に上ります。
これらの建物は観光客の宿泊施設です。
朝陽を見るためにわざわざここに泊まる人達がいるのだそうです。 -
私が見たかった景色が見えて来ました。
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美しい棚田の景色が続きます。
何枚も写真を撮りました。 -
田植えの時期や稲刈り直前に来ると、もっと美しい風景が見られたのでしょうが・・・
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軒先で刺繍をする、平安壮族のおばあさん
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桂林に戻り、象鼻公園に行きました。
象が水を飲んでいるように見えると言われる岩です。 -
象鼻公園にあった、”愛”がテーマの彫刻です。
ここで、若いカップルはこのようにして記念写真を撮っていました。
↓
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これは、日本人中年バカップルですが・・・
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夕食は、日本人団体客で一杯のレストランで、四川料理を頂きました。
右は、卵とトマトの炒め物。
トマトに含まれるリコピンは、火を通すと美白効果が得られるそうなので、しっかり頂きました。
左は、インゲンと豚肉の炒め物。
かなり辛い料理でした。 -
麻婆豆腐?
豆腐は、普段日本で食べるものより歯ごたえがありました。 -
見よ!この唐辛子。
辛くて何を食べているのか分かりませんでした。 -
青菜の炒め物とチャーハン
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冬瓜のスープ
桂林で出されたスープの中身は、いずれも冬瓜が入っていました。 -
ビールは青島ビールではありませんでしたが、美味しかったです。
2本飲みました。
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この旅行記へのコメント (14)
-
- あずさん 2009/09/15 12:29:36
- いいなぁ〜〜
- ARICさん、こんにちわ。
少数民族の写真も素朴でいいですね^^
龍勝棚田がまた、ステキ!
中国って、ホント・広いんだなぁ。。。
そろそろ、ソウルに出かける頃かな?っと思い、お邪魔させてもらいました。
な・なんと!!
ソウルは寄り道で。。。
ロス・サンフランシスコ・シャンハイへの長旅なのですね’’
いいなぁ〜〜〜〜
どうぞ、今回も良い旅を〜〜
楽しい旅行記を期待しています!
あず
- ありママさん からの返信 2009/09/15 14:39:27
- RE: いいなぁ〜〜
- あずさん、拙い旅行記へのご訪問とメッセージにお礼申し上げます。
初めて出会った少数民族の皆さんが、今でも民族の文化と伝統をしっかりと受け継いで守っている姿に感銘を受け、次回の中国旅行も、他の民族村を訪ねたいと思いました。
棚田は田植えや稲刈りの時期ならば、もっともっと美しい風景がみられたのでしょうが、ハァハァ喘ぎながら登った後に見た風景は本当に素晴らしかったです。
人力と牛だけの農作業に携わる民族のたくましさにも感動しました。
一見の価値はあると思いますヨ。
あずさんもプロフに書いておられましたが、旅行準備中が一番楽しいときでしょうね。
それも明日で終わり。
あさって、福岡を発ちソウルに向かいます。
あずさんを見習って、あちこち、ものおじせずに散策してきます。
アメリカと上海では、音楽三昧です。
> どうぞ、今回も良い旅を〜〜
> 楽しい旅行記を期待しています!
*ありがとうございます。
帰国したら、記憶が薄れないうちに旅行記をアップしますので、是非またいらして下さいね。
それでは行ってきま〜す。
ARIC
-
- ishicameraさん 2009/05/20 23:50:59
- かわいい〜
- ARICさん こんばんは♪
表紙の子かわいいですねぇ〜。
民族衣装が素敵!!!
そして、この表情が最高ですね。
あぁ、私も棚田見に行きたいんですよぉ〜。
そして、あらためてプロフィールのお言葉を拝見し、
”兼高かおる世界の旅”に反応してしまいました。
私も子供の頃、”兼高かおる”さんに憧れてました。
芥川さんと兼高さんの名コンビの語りが最高でしたぁ。
あぁ、懐かしい。
ishi
- ありママさん からの返信 2009/05/21 15:15:41
- RE: かわいい〜
- ishiさん、こんにちは♪
メッセージありがとうございます。
ishiさんのプロフ写真のお子チャマもとっても可愛いですね。
ishiさんも、可愛い・・・
旅先で子どもを見るととっても癒されますが、じっとしてくれないので写真を撮るのは至難の業。
「こっち向いて〜、じっとしてて〜」なんて中国語で言えないから、いつも失敗ばかり。
この子はどうしても写したかったので、辛抱強くチャンスがくるのを待ちました。
ところで、ishiさんも兼高かおるをご存知なのですかぁ?
お若いでしょうに。
ま、あの番組は二十数年続いたそうですから、きっとご幼少の頃ごらんになっていたのでしょうね。
私が外国に興味を持つきっかけとなったのが、あの番組と東京オリンピック
(これは知らんやろ?)でした。
今は、NHK「世界ふれあい街歩き」で旅の情報を収集しています。
ブータンの旅行記にもまたゆっくりお邪魔します。
ではまた。
ARIC
-
- がんもさん 2009/05/20 21:16:29
- ヒューヒュー♪
- ARICさん、ラブラブじゃないですか(笑)
+;・ο。..+(●´▽`)o个o(´▽`●)+。ο・;+
棚田の美しさとダンシング〜ぅにびっくらぽんだったけど
それよりもこれ!この写真!!
今日のナンバー1です。
がんもより
- ありママさん からの返信 2009/05/20 21:43:48
- RE: ヒューヒュー♪
- 中年夫婦のこんな写真、痛いばい。
あたしゃ、がんもちゃんのこげな写真を見たいんやけどぉ〜・・・・・
ARICより
- がんもさん からの返信 2009/05/20 21:47:08
- RE: RE: ヒューヒュー♪
- > あたしゃ、がんもちゃんのこげな写真を見たいんやけどぉ〜・・・・・
→いっぱいありすぎて選ぶのが大変なのよ(笑)
英国紳士がいい?
黄金仏がいい?
パイロットがいい?
車掌さんがいい?
ミッキーもあるよ。
悩むでしょ(爆)どれにしよう!!!
がんもより
- ありママさん からの返信 2009/05/21 15:16:59
- RE: RE: RE: ヒューヒュー♪
- > > あたしゃ、がんもちゃんのこげな写真を見たいんやけどぉ〜・・・・・
>
> →いっぱいありすぎて選ぶのが大変なのよ(笑)
> 英国紳士がいい?
> 黄金仏がいい?
> パイロットがいい?
> 車掌さんがいい?
> ミッキーもあるよ。
>
> 悩むでしょ(爆)どれにしよう!!!
>
一番若くて生きのいいのにしてぇ〜〜。
ARIC
-
- Michyさん 2009/05/20 12:40:50
- 拍手喝采!ヤオ族の民族芸能
- ARICさん、お待ちしておりました!
いつ次の旅行記が見られるのかと…。
焦って製作途中というのにコメントを失礼します。
ヤオ族って、この人達だったのね?!って驚きました。
実はかなり前に中国旅行をした人からヤオ族の刺繍の小物をお土産にもらって、
ヤオ族って何者?って気になっていたのです。
ここは中国でもかなり内陸の方へ行くのではないですか?
行った人が大変だったと言っていたことを想い出しました。
楽しいステージ、そして民族衣装が素敵!かわいい、着てみたい!(^。^;)>
つきたてのお餅も美味しいそうですね。
そしてなんですか?!あの長い髪は!(@0@)
これはなかなか貴重なものを拝見させて頂きました。
そしてお楽しみのお食事♪
写真だけでかなり美味しそうと見受けました。
早くコメントが読みたいです!
Michy
P.S.前回の旅行記のコメントに、優しいお返事ありがとうございました。
あのかわいいお尻を見ながら、嬉しくて感激しておりました。
- ありママさん からの返信 2009/05/20 16:34:46
- RE: 拍手喝采!ヤオ族の民族芸能
- Michyさん、お待たせしました。
やっとコメント書き込みが終了しました。
10回目の訪中で、初めて国内線に乗り換えての旅行でしたが、ちっとも内陸ではなかったってことが、さっき地図を見て判りました。
中国はとてつもなく広い国なんですねえ。
ヤオ族の文化にこんなに身近に触れることができるなんて思っていなかったので、アノ長髪を見たときは、びっくりすると同時に、自国の発展なんか他人事のように、民族独自の文化を守り続けている人々に感動しました。
そして、他の民族のことも知りたいと思いました。
そうそう、棚田に行く途中や頂上には、民族衣装のレンタルサービスがあるのですよ。
多分、礼装ではないかしら?
凄く綺麗で、銀の髪飾り(ティアラのような)も付けてもられるみたいです。
着替える体力が残っていたら着てみたかも。
私も、刺繍製品を自分の思い出に買いました。
後日、お買い物編でご紹介しますね。
また、いらして下さいね。
ARIC
-
- シンバさん 2009/05/19 21:58:05
- 結髪ショー♪
- ARICさん こんばんは〜
作成中に失礼します。
“餅つきショー”と“結髪ショー”楽しいですねー♪
私は、特に“結髪”に興味が沸きました。
考えれば、髪をほどき、また結うだけですね。。。^^;
・・・けど、見てみたいなぁ〜
シンバ
- ありママさん からの返信 2009/05/20 14:23:26
- RE: 結髪ショー♪
- シンバさん、ようこそいらっしゃいました。
そ〜なんですよ。
ただ、髪をほどいて又結いなおすだけ。
特別な訓練をした人の芸でもなんでもなく、毎日やっていることを見せられたわけですが、日本でも、中国の他の地方でもそうそうは見られるものではないので、面白かったですよ。
全員同じ髪型だなんて・・・人と同じが苦手な私は、ヤオ族にはなれねぇ〜。
10回目の訪中にして初めて少数民族の文化を垣間見ることができ、すっかりはまりました。
私も、シャンプーしてドライヤーでくせ毛を必死で伸ばす姿を、お金取って見せようかなあ・・・
ARIC
- シンバさん からの返信 2009/05/20 21:33:53
- くせ毛伸ばしショー♪
- ひょっとして、お姉さんとお嬢さん、いとこさんも、くせ毛ではありませんか?
ただ、シャンプーしてドライヤーでくせ毛を必死で伸ばす姿・・・興味深いショーですよー!!!
――次回は、ヤオ族のみなさんが観客です。
歓声とおひねり、楽しみですね♪
- ありママさん からの返信 2009/05/21 15:20:16
- RE: くせ毛伸ばしショー♪
- ARIC族の”くせ毛伸ばしショー♪”いいねえ!!
稼げそう。
シンバさんのために、かぶりつきのお席を関係者席としてとっとーけね。
ARIC
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