中国悠久３０００年の旅（２９）曲阜から済南への高速バス。

2009/03/20 - 2009/03/25

学生の頃より憧れていた町、曲阜。来て見れば、半日の行程で見終わってしまう。あちこち孔子さんの遺跡が多いが、孔子の研究家でもなく、ただ単に名前を知っている、程度の人間には、上っ面の建物、事物を見れば、後はもうすることもない。

午前中に長城ホテルをチェックアウトし、バスセンターの横で、お昼を食べ、１時の済南行きのバスに乗る。

中国もタイと同様、バス便が発達していて、さして人口の多くないこの町でも、大きなバスセンターを持っている。ここからは、近くの済南初め、青島、雲台等、山東省各地、或いは上海方面まで行っているようだ。それだけ高速網も整備されているということである。

日本の遠距離バス。新宿西口辺りに、こじんまりとあるが、タイとか中国の大発展を見ていると、随分と遅れているようだ。

乗ったバスは豪華とは言えないが、良く整備された高速道を１００キロを越えるスピードでした走る。殆どが草原で、見晴らしも良く、済南までの約２時間半、快適なバス旅行であった。

途中に、泰山の横を通過するが、昨日登頂した泰山が直ぐ横に聳えている。見事な山だ。

ああ、そう言えば、曲阜の意味。丘のある町、という意味らしいが、草原の遥か先の方に、薄っすらと背の低い山並が見えていたが、それを言ったのか。何故か、泰山の峻峰を見ていて、急に曲阜の丘を思い出した。

エリア 曲阜(中国)

曲阜の街中にあるバスセンター。人口の割り（６０万人）には大きなターミナルだった。

高速バス。日本のと変わらない。

遠距離から近距離、バス網は日本よりも発達している感じ。

山東省、道路公団による高速道路。日本同様、有料である。

交差する道路も立体化されている。前方が泰山の端の山。

この高速道は、南は徐州。日中戦争時のあの徐州。北は、烏城になっている。黄河の畔の烏の国。

バスの中ではテレビなども放映されている。

平原の中に泰山が近づいてくる。

泰山とその前に開けている泰安市。

泰山の端のこの山を最後にバスは済南の平原に入っていく。後は黄河までずっと平野が続く。