2009春バルカン半島を駆け抜けろ！Vol.9～アルバニア

2009/05/16 - 2009/05/18

アルバニア-現代でもめずらしく鎖国している国。
高校時代、地理の授業で習った知識のまま時間は過ぎ。。

2007年の旅行博。
アルバニアからやってきた旅行会社の担当者が猛烈にアピールしていた。
ローマ時代の遺跡、アドリア海、山間の要塞跡など見所たくさん！

そのころはふーん、いつか行くことあるかなあ、くらいの印象だった。
その2年後、このバルカン半島旅行で訪れることに。

★バルカン半島周遊ルート
5/5 成田→台北→(チャイナエアライン)
5/6　ウィーン→リュブリャナ(列車)
5/7　リュブリャナ→ザグレブ(列車)→プリトヴィツェ(路線バス)
5/8　プリトヴィツェ→スプリット(路線バス)
5/9　スプリット→ドブロブニク(路線バス)
5/10 ドブロブニク→モスタル(バス)
5/11 モスタル→ドブロブニク(バス)
5/12 ドブロブニク→コトル→ベオグラード(夜行バス)
5/13 ベオグラード→ソフィア（夜行列車）
5/14 ソフィア→リラ僧院→スコピエ(夜行バス)
5/15 スコピエ→オフリド(路線バス)
5/16 オフリド→ストルーガ→ティラナ(バス)
5/17 ティラナ→スコピエ(夜行バス)
5/18 スコピエ
5/19 スコピエ→リュブリャナ→ウィーン(アドリアエアライン)
5/20 ウィーン→台北→成田(チャイナエアラン)

エリア その他の都市(アルバニア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5

• 交通手段: 高速・路線バス

マケドニアからアルバニアへのローカルバスは、Ohridから約20分の町Strugaから出ている。

一日一便で午後12:30発、料金は650DEN。ユーロだと約15。
（2009年5月現在）

Strugaバスターミナル。

バスターミナルにあった時刻表。

イスタンブールへも行けるんだね！

椅子に座って待っていたら、地元の人がにこにこと話しかけてくる。
どこから来たの？へー、日本。。。

日本のイメージがわかない様子。
知ってたらトヨタとかカワサキ、フジヤマ、ニンジャ、とか知ってる単語をいうものね。

待ってる間、何人もの人が色々食べ物をくれた。
マケドニア人、親切だね。

出発時間を過ぎてもなかなかバスがやってこない。
近くにいた旅行者風の人に聞いてみる。
ドイツ人のお医者さんで、これからアルバニアに向かうという。

旅仲間発見。色々旅の話をして時間をつぶす。

でも待てども待てどもバスはやってこない。

バス遅いねえー。スコピエから来てるから、遅れてるらしいよ。
近くにいた外国人たちが話しかけてくる。
イタリア人とアルバニア人だった。

記念に一枚。

題して、バスを待つ旅人たち。

2時間以上待ったと思う。
結局スコピエからのバスは来ず、代わりにミニバスが代打で出ることに。
みんなアルバニアに向かいたいもんね。

ここからアルバニア。

国境を過ぎると、山を下って行く感じで車は走る。

さっきまでのマケドニアの田舎とそんなに変わらない風景。

ただ違うのは、無数にあるこの半円形のコンクリートの突起物。
兵士の見張り用として作られたものだそうだ。

国境からティラナに向かう間も、何十個も見た。

黄色いモスク！

このころ、まだモスクがとっても新鮮に感じた。

この4ヵ月後に、モスクが日常にある国に赴任することになるとはこの時はまだ知る由もない。

途中の町。

春の花が咲いている。

トイレ休憩。

ずいぶん立派なビル。

女性用トイレのマーク。

トイレも最新式。
立ち上がると自動的に洗浄してくれるタイプ。

このバス、ちょっと遠回りして海辺の町Durres経由だった。
ティラナから日帰りで来ようかと思っていたけど、
バスからの眺めで満足してしまった。

Durresのバスターミナル。

ここで半分以上の人たちが降りて行った。
ここから船でイタリアへ向かうという夫婦、ビジネスマンたち。

日が落ちてからやっとティラナに着いた。

アルバニア人以外の旅人3人は、今夜の宿を確保しなければならない。
Hotel Miliniというのが中心部の便利な所にあり、私以外はそこに泊るという。私はちょっと離れたバックパッカー宿に向かおうとすると、今夜はもう遅いから、今夜はここに泊ったほうがいいという。
50ドル以上するし高いなあと渋りながらも、今夜はここに泊ることにする。

翌日、チェックアウトしようとすると、すでにチェックアウトしたドイツ人が、私の分も支払ってくれていた。お礼も言わないまま連絡先もきけず仕舞いで申し訳ない。
ありがとうございました。

夜は、一緒に国境越えをした旅人だちとご飯を食べに行く。
ホテルの隣のレストランで。

アルバニアへ無事入国を祝して乾杯。
彼らはビール、私はハウスワインを頼んだ。

メインは肉、記憶ではラムを頼んだはず。。

そのあと、みんなでバーへ。

東洋人が珍しいのか、ウェイターたちがかわるがわるやってきて、色々質問してくる。
一人じゃないから絡まれることがなくてよかった。

ボディーガードが2人いるので、夜の街歩きも楽勝。
ホームレスの人がときどきじーっとこっちを見てくるくらい。

ライトアップされたやたら大きな建物。
政府系の建物かな。

モスクも美しくライトアップ。

朝方、部屋までアザーンが聞こえてきました。

翌朝、そのモスクへ。

管理人さんに中を見学してもいい？と聞くと、
どうぞ、このスカーフをかぶりなさい、といわれる。

素敵な配色のスカーフ、買いたいくらい。

床に座ってしばし内部を眺める。

美しく描かれた模様。

ドームの天井

管理人さんにお礼を言ってモスクを後にする。

Skanderbeg Square　周辺の建物

国立博物館

UFO大学

市の中心を東西に流れるLana River

一番高い建物。

外資系資本の会社やショッピングセンターが入っていた。

ビビッドな色の建物が並ぶ通りと

古い建物が立ち並ぶ通り

ティラナを一通り歩き回った後は、ティラナから片道40分の城壁都市Krujaへ日帰り旅行。

ティラナ鉄道駅の西側にあるマーケット（200mくらい）を抜けた所にある広場から、ミニバスとバスが出ていた。
私はミニバスを利用、料金は200Lek。

土産物屋通り。
レースの編み物、木彫り細工のほか、
周辺国の物をかき集めてきた雑多なものが売られていた。

観光は1時間足らずで終え、街をぷらぷら歩く。
店もあまり空いていない。
飲み物を買おうと入ったスーパーで、地元の人たちとおしゃべり。
日本語にすごく興味を持ったみたいで、しばし日本語レッスン。

午後のバスでティラナ戻り。
たまたま一緒に国境越えをしたイタリア人とアルバニア人と会い、一緒に戻ることに。
このバスに、よくわからない場所で降ろされてしまったが、アルバニア人が道を知っていたので助かった。
Skanderbeg Squareまで15分くらい歩いたかな。

もう一泊ティラナに滞在しようと思ったけれど、特に長居する目的がなく、今夜のバスでスコピエへ戻ることに決める。

このスコピエ行きのバスを探すのにかなり苦労した。
バス乗り場へ行き、スコピエ行きのバスチケットを取り扱っている旅行会社を教えてもらうも、何度か来てみるも閉まっている。

同じフロアにあったお店のおじさんに、あの会社いつ開くの？と聞くと、夕方くらいには営業してるのを見るけどねー、と。
そうか…四度目の挑戦で、ようやく旅行会社が空いていた。

コソボのプリスティナ行きの夜行バスがスコピエに立ち寄り、夜6時に昨晩泊ったMiniriホテルのすぐ横から出発らしい。
荷物もそのホテルに預かってもらってるし、ちょうどいい。
なんとかバスチケットを確保し、ほっと一息。

プリスティナ行きのバスは、コソボ人の学生たちがほとんど。

夕食＆トイレ休憩で止まった時に、バスの運転手が、英語を話す学生と共に私のところにやってきた。

実は今日の乗客で、スコピエに行くのは君だけなんだ。他はみんなプリスティナへ行くので、君もこのまま一緒に行かない？
（そんな急に行き先変更しろと言われても。。でもこの時コソボへ強行しておくんだったと後悔）
それか、スコピエ近く（スコピエへは行かないのか！）へ行くバスがもうすぐ来るからそれに乗ってくれないか？運転手には話をするから、と。

5/19にスコピエからリブリャナ経由でウィーンへ飛ばなきゃならないため、後者の提案をのむことに。

（結局別のバスに乗り換え、スコピエ近くで降ろされ、そこからはタクシーでスコピエ市内のYHへたどり着きました。）

1泊2日のアルバニア。

まだまだ観光インフラが整っておらず、便利に旅できるところではない。
外国人に対し、色々質問してくる地元の人たちは素朴で人のいい人が多かった。

この旅行記へのコメント （5）

• obaqさん 2009/06/15 07:07:40

  まさか

  写真が少ないと思っていたら・・・
  PCの不調だったのですか。
  一番大切な画像ファイル、まさか失われたわけでは・・　無いですよね。
  ハードディスクさえ壊れていなければ大丈夫ですよ。
  
  sunnyさんならではの写真、楽しみにしています。
  
  あっ！　　　お帰りなさいを忘れてました。
  お疲れ様でした。
  ・・ってもう十分に休養は取れていることでしょうね。
  9月まではまだ十分に時間が・・・
  どんな計画を立てているのかな〜
  
  obaq

  sunnyさん からの返信 2009/06/15 11:41:32

  RE: まさか

  obaqさん
  
  ご無沙汰しております。
  国内旅行からお帰りなさい〜
  
  
  私、日本にはいるのですが厄年のたたりが色々と。。
  ＰＣ、ハードディスクがお陀仏になってしまいました。とほほ。
  写真ですが、バルカン旅行の写真は大丈夫です。
  問題はアフリカ。
  見事に全部なくなってしまいました・・・（涙）
  このフォートラに既アップしているもののみしか残ってません。
  ああ、バックアップとって置けばよかった。
  
  とりあえず、景気付に明日から弾丸台湾へ行ってきます･･･
  ああ、厄年早くおわらないかしら。
  
  またなまはげ退治に行きましょうね！
  
  sunny
  
  

  obaqさん からの返信 2009/06/15 22:45:07

  RE: RE: まさか

  ホントに？
  う〜〜ん・・　　つらいですね〜　　聞いた私もすごく悔しい！！
  プロのお店で救出することも出来なかったんですね？
  
  
  展示会の最終日に来たHPでの友人が、北ヨーロッパとアイスランド、北欧を回ってアムステルダムでネットカフェでカメラを置き引きされたんですが、その後の南ヨーロッパをあきらめ、オランダでカメラを買い今までと全く同じコースをやり直したことがありました。
  北欧では2回とも雨だったと悔しがっていましたが・・・
  
  私も毎日PCへ入れて、すぐにメモリーはフォーマットしてしまうので、あり得るんですよね〜
  
  気持ち、お察しします
  
  台湾できっちりと厄払いしてきましょう！！
  
  obaq
  

• ishicameraさん 2009/05/17 16:28:55

  To the End of the Journey

  Tresa Teng
  何日君再来
  
  http://www.youtube.com/watch?v=V37qYQzDPYc&feature=related
  
  Seize the day.
  
  See You In Tokyo!!!
  
  
  
  
  ishi

  sunnyさん からの返信 2009/05/18 12:20:08

  心にしみる、テレサ。

  ishiちゃーん
  テレサ、ありがとう！アルバニアからマケドニアに戻ってきました。
  
  コソボ行きの夜行バスで戻ってきたよ。
  途中下車（首都スコピエ）する予定だったんだけど、予定より遅れてて時間がないから、コソボ行っちゃうから君ここで降りてこのバスに乗り換えて！でも目的地まで行かないからそこからはタクってね☆
  
  といわれたよ。
  なんつーアバウトさ。
  
  真夜中の三時半にその辺で下ろされる（爆）
  その辺の人に助けられる（涙）
  
  これも旅ねえ。
  
  松っちゃんの結婚にびっくらぽん！
  
  早くみんなに会いたいよー。日本語しゃべりたい！
  
  sunny