ドイツ　2008年夏　ヨーロッパ駆け抜けの旅

2008/07/21 - 2008/07/24

スウェーデン→ノルウェー→デンマーク
→ドイツ→チェコ→オーストリア→ハンガリー

どたばたと縦断してみました。

エリア ベルリン(ドイツ)

ベルリンから電車で１時間、ザクセンハウゼン強制収容所に行きました。

門に書かれたことばは「働けば自由になれる」という意味だそうです。
曇天のせいもあってか、足を一歩踏み入れたとたん思い雰囲気。

当時のままの姿で残っている小屋。

ちらちら揺れる花を見ていると、何だかよけいに物悲しくなってしまいました。

この収容所にはユダヤ人だけでなくロマの人々も集められていたそうです。

こちらは市内のユダヤ博物館です。

これまでユダヤ民族が歩んできた道のりを表現しているという建物。
斜めになった廊下は目まいを誘い、暗く細長いホールの天井からは一筋の光が小さく小さく射していました。

手塚治虫氏の『アドルフに告ぐ』で、ユダヤ人少女がこのバッジをつけることを強要されるシーンがあったのを思い出しました。

赤いザクロを形どった紙に平和への願いを書いて木の枝にくくりつけます。
一枚ずつ見てみると、色んな国の言葉で書かれていました。

迷路のような中庭。
ここも地面が傾斜になっていて
真っ直ぐ歩こうとするとクラクラしてしまいました。

迫害された人たちにも迫害した人たちにも、それぞれ
歴史や物語があって　その中の一人一人にもあって　

「悲しみ」とか「憎しみ」とか
負の感情にふりまわされないように
過去を振り返らなければいけない時があるのだと思いました。