2009/04/12 - 2009/04/14
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harihariさん
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七年に一度の善光寺御開帳。
1日目は善光寺とその近辺の散策、文化財建築の見学。そして、国登録有形文化財・湯田中温泉の「よろづや松籟荘」に宿泊。
ちょうど桜が満開の季節。善光寺と長野界隈の旅行記です。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
-
4月12日 21時すぎ なんば駅発の夜行バスに乗車。
翌13日早朝 長野駅に到着。
また人の姿はまばら。
とてもよい天気。
最近はバス旅行に慣れてきたようで、寝苦しいなりにも睡眠はちゃんと取れた感じ。 -
コインロッカーに荷物を預けた後は、開いている店が見当たらなかったので、とりあえず朝マック。
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駅前から参道を、ひたすらまっすぐ歩いて善光寺まで。
途中にはいくつかの寺院も。 -
権堂という商店街。
朝早いため、まだお店の多くはシャッターが閉じられています。 -
土蔵造りの町屋が立ち並ぶ街並み。古くから門前で営む老舗のお店でしょうか。
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この界隈には古い商店建築の洋館も目立ちます。
大正末期に建てられた笹本商店。 -
こちらは中澤時計店。
大正末期築の登録有形文化財建築物。 -
時計店に文化財級の西洋建築が見られるのは、時計というものが庶民では持てないような貴重品だった頃の名残でしょうか。
カットした角にデザインを施して、交差点という立地を上手く活かしたデザインです。 -
黒壁の商家建築。
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大門という交差点。
かつては善光寺の大門があったのでしょうか。
青空に桜の樹が映えます。 -
善光寺郵便局。
昭和7年建築の元旅館を活かした郵便局。 -
旧中信濃牛馬合資会社。
今は「楽茶れんが館」というフランス料理店。
明治45年築レンガ造りの登録有形文化財です。
ちなみに、今日の昼ごはんはここの予定。
笹本商店や中澤時計店もそうですが、外観のデザインはとてもシンプルですよね。 -
さらに門前を進むと…
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旧御本陣藤屋旅館。
今は旅館業を廃業しているようで、イタリア料理屋さん(?)になってました。
このあたりの洋館では、一番凝ったデザイン。 -
最上部にはステンドグラスの装飾も。
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入口に聳えるイオニア式のオーダーがとても特徴的です。
確か、2年ほど前までは旅館業をやっていたように思うので、残念でなりません。
あー、泊まりたかった… -
そこを越えると、いよいよ善光寺の仁王門が見えてきました。
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善光寺仁王門。
山門や本堂と違って、仁王門は割と新しく大正時代の再建。 -
仁王門をくぐると仲見世通り。
左右にお土産屋さんが立ち並んでいます。
朝早すぎて、まだまだ店は開いてない様子。 -
そして善光寺山門。1750年築。重要文化財。
今回は、こちらの2階に登楼もできるんです。 -
山門に掲げられる扁額。通称「鳩字の額」。
よく見ると、5羽の鳩が隠れています。
そういえば京都の石清水八幡宮の扁額にも、鳩が隠れていたのを思い出しました。 -
たまたま、偉いお坊さんが通っていきました。
テレビで見たことのある風景。
天台宗大勧進の貫主が朝のお勤めに行くところでしょうか。 -
いよいよ国宝・善光寺本堂。1707年の再建。
間口こそ約24mですが、奥行が54mもある堂々とした体躯です。
東日本最大の巡礼地。
積み重ねてきた信仰の歴史を考えると、畏怖の念を感じずにはいられません。 -
回向柱。
善光寺の本尊は、絶対秘仏なので誰も見ることが許されません。
なので、御開帳は御前立本尊といって、本尊のかわりに我々に姿を見せてくださる仏様。
この御前立本尊も通常秘仏で、今回7年ぶりの公開なんです。
で、この回向柱には御前立本尊からずーっと紐がつながっていて、その紐とか柱に触ってご利益を授かろうというもの。 -
これが、ありがたい仏様につながっている結縁の紐。
-
当たり前ですが、堂内は撮影厳禁。
この時点でまだ9時前だったため、混雑することもなく結構長時間秘仏を拝見させてもらいました。
俗物の僕でも、多少は魂の浄化を感じるくらいですから、江戸時代の人はどれほど救われたことでしょうか。 -
本堂を出て、経蔵。重要文化財。
内部は、江戸時代から昭和にかけての落書き(どこどこ郡なになに村のだれそれ…みたいなの)が多いのにびっくり。 -
善光寺史料館。
江戸期以来の数多くの奉納絵馬、快慶作と伝わる仏像などを収蔵。 -
花には詳しくないので...
なんでしょ!?
きれいです。 -
山門登楼に10分ぐらい並びました。
これは、並んでいる時に見上げて撮った山門の写真です。 -
そしてこれが、山門に登る階段の順番待ちをしている時に撮った、参道の写真。
回向柱を触るための30分待ちの行列。そしてその向こうには、本堂に参拝するための30分待ちの行列。朝早くに拝観しといてよかった…
ちなみに昼過ぎになると、どちらも60分の行列ができてました。 -
善光寺を出て、子院の世尊院へ。
ここでは、重要文化財の釈迦涅槃像を拝観。
大変な人の賑わいです。 -
ひとまず目的の善光寺参拝を終えたので、夕方までは長野観光。
江戸時代に建てられた白壁の旧三河屋商店。国登録有形文化財。 -
現在は、「ちょっ蔵おいらい館」という資料館やギャラリーの貸出などに利用されているようです。(訪れた時は月曜日で休館日でした)
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白壁と、雲ひとつない青空と、満開の桜のコントラスト。
最高の時期に旅行に来たもんだ。 -
このエリアには、古い商家建築が数多く点在していて、善光寺とともに栄えた面影を垣間見ることができます。
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常徳院。
庫裏や茶室、本堂などが国登録有形文化財です。 -
木造三階建のユニークなお寺。1階部分は車庫になっています。
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昼食。
午前中写真に収めた、れんが館でフレンチのランチコース。
前菜は海老と春野菜が美味しいサラダ。 -
鴨のロースト、山菜添え。
普段は口にしない野菜を食べられるのが嬉しいです。
このあと、デザートがついています。 -
店内の様子。
2階に上がりたかったけど、なんとなく上がりそびれてしまいました。
残念。 -
煉瓦の壁で仕切られた部屋。
どうも4〜5人の予約客は、あの中で食事がきでるような感じです。
煉瓦の色が普通より濃いのは、通常より長時間焼いてるからだっけ?高温で焼いてるからだっけ?なんか、そんなとこです。 -
少し歩いて、長野聖救主教会。
1898年(明治31年)築。国登録有形文化財。
素朴で素晴らしい外観。 -
室内の見学。
外から見た時よりも、かなり明るく感じます。 -
丸みのある可愛らしいデザインのステンドグラス。
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寺院と似ているような、異なるような厳かさ。
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教会の目の前には信州大学教育学部があります。
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信州大学教育学部の敷地内で見つけた煉瓦造りの建物。
明治28年築の書庫で、旧長野県庁の書籍庫。
国の登録有形文化財。
これは偶然見つけたものなので、得した気分です。 -
路地に入ると、古い土蔵が立ち並ぶ景色も見られます。
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三原屋商店。
創業嘉永元年(1848年)の味噌屋さん。 -
店舗と5つの蔵が国の登録有形文化財。
覗いていたら、快く店舗の中まで見学させてもらえました。
お味噌とお醤油もお土産に買わせていただきました。 -
善光寺門前まで戻ってきて、天台宗の本坊・大勧進。
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浄土宗の本坊・大本願。
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善光寺界隈の観光を終えて、長野駅に向かいます。
途中、立ち寄った「酒饅頭本舗つるや」
安政8年(1779年)創業の老舗。 -
1個ずつ買って、歩きながら食べました。
酒の香りがよくて、美味しかったです。 -
長野電鉄に乗って、信州中野というところで乗り換えて今日泊まる湯田中温泉まで。
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車窓の風景。何気ないけど最高の景色。
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ローカル線はいいですね。
時間にゆとりを持って、のんびり旅行ができて。 -
長野から電車に揺られて1時間ぐらいかかったかな。
終点・湯田中駅に到着。 -
駅にはいくつかの旅館、ホテルのスタッフの方が、宿泊客を出迎えています。
僕らもお迎えの車に乗せてもらって、5分ほどで今日のお宿「よろづや」に到着。
寛政年間創業の老舗温泉宿です。 -
よろづやさんには、本館、新館「アネックス」、そして昭和4年に建てられた「松籟荘」があります。
僕らは「松籟荘」に宿泊。国の登録有形文化財の宿です。 -
今回、「松籟荘」には2連泊するのですが、1泊目は標準室。明日は特別室を予約しました。
なので、こちらは標準室の室内。
3畳の踏込みと8畳の本間。 -
そして、2畳のほどの縁。
のんびりくつろぐには、十分な広さです。 -
そして、夕食までの間に早速温泉に入りに行きます。
温泉は桃山風呂という、こちらも有形文化財に登録されている建物。
脱衣所の彫刻などは、かなり贅を尽くした意匠が施されています。 -
浴場はこんな感じ。
ちなみに、9時半までは女性がこのお風呂。男性は新しい大浴場。10時頃から朝までは逆になります。 -
見事な純木造伽藍建築。どれだけ眺めても飽きることがありません。
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露天風呂からみた桃山風呂。大きな唐破風が迫力満点。威風堂々とした佇まい。
背後にある赤い銅葺屋根の木造三階建てが、僕たちの泊まる松籟荘です。 -
お風呂から上がると、待ちに待った夕食。
食前酒 ブルーベリー酒。
飲みやすい。ついお代わりしたくなる。
先附 松茸の土佐煮。
これからの期待を煽るような味。お酒と一緒に、ゆっくりと味わって。 -
お造り カンパチとヨコワと海老。
添え物に土筆。全品に言えることですが、器が素晴らしい。
食べる前も食べている間も、食べ終えてからも楽しませてくれます。 -
揚げ物 山菜の天麩羅。
筍、蕗の薹、こしあぶら、たらの芽、独活、こごみ。
山菜の豊かな味わいを抹茶塩で。苦味や仄かな甘味がめちゃめちゃ美味しい。 -
吸物 身上に桜を練りこんだ団子と、甘鯛。
桜の風味。季節の味わい。
何より椀を開けた時の出汁の香り。 -
焼魚 鰤照焼。
香ばしく焼いた鰤。これでご飯が2杯はいける。 -
お凌ぎ そばがき胡桃だれ。
そばがきデビューです。
蕎麦の風味と山葵をきかせた胡桃だれは、相性もいいもんですね。 -
煮物 日の出牛蒡と筍。
日の出牛蒡というのは、堀川牛蒡のような太い牛蒡をくり抜いて、すり身などを詰めているもの。
旬の筍も美味しかった。 -
お鍋 信州牛のすきしゃぶ。
お肉が柔らかくて美味しいのと、しめじ、エリンギ、しいたけ、なめたけなどのキノコがたくさん食べれたのが嬉しかったです。 -
留め椀 地魚のつみれのはいったお味噌汁。
菜飯、香の物。
お味噌汁は、いわゆる信州味噌。素朴で懐かしい味噌汁の味。 -
デザートは林檎。
シーズンは少し外してしまいましたが、やっぱり信州では林檎でしょう。 -
食後、館内の見学に。
-
例えば天井。
杉、檜、さるすべり、桜など数種類の樹木を使っているのがわかります。
掛け軸は有栖川宮熾仁親王の書。 -
花灯窓の障子の向こうには、廊下がずっと続いてるんです。
こういう遊び心がまた、面白い。 -
松籟荘の内玄関。
素晴らしいの一言。今から数十年前にできたものとは思えません。
ここから見える範囲だけでも、いったい何種類の樹木を使ってるんだろう。
昭和の名工の巧みな技に見とれてしまいます。 -
こんな足元にも、遊び心が。
館内の隅から隅まで、見逃さないように注意しないと。
テーマパークのようです。 -
館内もいいですが、せっかくなので夜の街を散歩。
10時過ぎなので、もう開いているお店は地元の飲み屋さんぐらい。 -
街灯に照らされた桜の花。
夜桜見物ということで。
できれば月明かりがよかったのですが、それは贅沢言いすぎですね。 -
散歩から帰ってきて、サービスで頂いた山芋のお菓子。大学イモのような感じです。
甘くて、素朴な味わいで。
お蒲団を敷いてくれたおじいちゃんと少し会話も楽しんで。
明日は朝から須坂をうろうろします。
善光寺御開帳の目的を終えた一日目は、12時頃に就寝。
善光寺御開帳〜湯田中温泉よろづや「松籟荘」に泊まる その2につづく。
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