2009/05/02 - 2009/05/02
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がりさん
夕日がきれいな街・足利の夕暮れを歩きました。
名曲に歌われた八雲神社、床屋の角の公衆電話…。
そして渡良瀬橋で見る夕日は本当に美しいものでした。
戻れない日々を追うかのように、夕日はどこまでも沈んでいきました。
夕暮れから夜へと移り変わる夢幻的な渡良瀬橋を、紹介します。
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足利に到着したのは夕方でした。
日が沈むまでにはまだ2時間ほどの余裕があります。 -
藤まつり号の特別列車が走っていきました。
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フラワーパークはたくさんの観光客でしたが、こっちはあまり人がいません。
静かなところだな、という印象です。 -
JRの足利駅です。
こちらは北口側ですね。 -
駅前の風景です。
そんなにお店とかはなくて、思ったより小さな街のようです。 -
足利は歴史的な都市で、多くの史跡や文化財があります。
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太平記館に立ち寄ります。
大河ドラマの放映を記念して建てられたところで、観光案内所にもなっています。 -
お土産に香雲堂本店の古印最中を買いました。
足利出身の相田みつをさんの筆による栞が入ってます。
あんこがとっても美味しかったです〜。
ちなみに、このお菓子はフラワーパークでも売ってましたよ♪ -
そして、ここで手に入れたのがこれ!
渡良瀬橋のパンフレットです。
曲の歌詞に出てくるスポットが地図で紹介されています。 -
森高千里さんからのメッセージも載っています。
歌碑の完成に際して頂いたメッセージです。 -
渡良瀬橋へ行く前に、有名な足利学校へ寄ってみました。
日本最古の学校で、国の史跡に指定されています。
最近は世界遺産への登録運動も行われてるようです。 -
時間が遅かったので、中へは入りませんでした。
こんなところで学んでいたんですね。 -
周囲は堀で囲まれています。
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こちらは足利学校に隣接する鑁阿寺です。
足利市の氏寺としての歴史をもちます。 -
ここもまた周囲を堀で囲まれています。
だから空から見ると、正方形の形をした面白いお寺です。 -
橋を渡って、境内へ入ってみましょう。
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境内では親子連れが遊んでいたり、ほのぼのとした光景がありました。
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多くの文化財を保有する寺でもあります。
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境内にある大銀杏。
黄色く色づいた姿も見たいですね。 -
明日からは春の大祭が行われるとのこと。
すでに屋台が組まれてたり、準備がはじまっていました。 -
そろそろ渡良瀬橋へと向かいましょう。
渡良瀬橋へ行くために、今日はこの足利まで来たんです。 -
渡良瀬川の近くまで歩いてきました。
この階段を上ると、渡良瀬橋が見えるはず!
ドキドキ…。 -
おおっ!?
いや、これは違う橋です。
渡良瀬橋の1本横の橋、中橋です。 -
そして、はるか向こうのあの橋が、渡良瀬橋です。
本物の渡良瀬橋。
見れてちょっと感動しました。 -
鉄道橋のようにも見える橋ですよね。
名曲に歌われた渡良瀬橋が、ここです。 -
橋の近くには2年前に完成した歌碑があります。
ボタンを押すと、森高さんの歌う「渡良瀬橋」がフルコーラスで流れます。
この場所で聞く「渡良瀬橋」はほんとに素敵です♪ -
森高さんが「渡良瀬橋」を発表したのは1993年のこと。
実際に足利の街を歩いて詩をつくりました。
誰もが「あの頃」を思い出す、後世に残る名曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=khRQJzgCxww -
この曲を本当の渡良瀬橋を見ながら聴けるなんて、幸せでした。
でも、ちょっと人の目が気になりますね(笑)。 -
僕が「渡良瀬橋」を知ったのは、森高さんではなく、松浦亜弥ちゃんによってだったと思います。
なんせ森高さんが曲を出したとき、僕はまだ小学一年生だったんですから…。
その後、森高さんの曲も聴き、いいなと思いました。
あややの歌う「渡良瀬橋」は、少しテンポがゆったりめで、なんというか丁寧に歌い過ぎてる感があります。
決して悪くはないのですが、やはり森高さんの歌のほうが、より自然に心に届いてくる感じがするのです。
http://www.youtube.com/watch?v=Av9gyn0Cxt0 -
では、さっそく渡良瀬橋、渡ってみましょう!
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でも、実は渡良瀬橋は自動車専用の道路なんです。
JR駅側と東武駅側を結んでいるだけあって、交通量はかなり多いです。
静かな橋をイメージして来た人はびっくりするかも。 -
横に歩行者用の橋が架けられています。
歩いて渡るには、ここを行くことになります。 -
左が自動車用の橋、右が歩行者用の橋。
歩いて渡る人はほとんどいないようでした。
思ったより、長い橋でしたね。 -
橋から眺める渡良瀬川です。
確かに「きれいなとこ」です。 -
日が沈むのはまだ先のようです、
今日はきれいな夕日が見れそうです。 -
橋を渡り終えると、そこは「渡良瀬橋」という名の交差点です。
ここを左に行くと、東武駅に出ます。 -
東武駅側から見る渡良瀬橋。
橋のシルエットが浮かびます。 -
渡良瀬橋ができたのは、明治時代のこと。
当時は繊維の流通に使われました。
その後、架け替えが行われ、現在の姿になりました。 -
橋から眺める景色は、広々とした美しさです。
ほんとに気持ちの良いところでした。
思わず深呼吸しちゃいます♪ -
ずっと流れを見ていた、渡良瀬川の河原。
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この渡良瀬川の河原では、かつて「足利事件」が起きています。
最近、犯人として逮捕された人物のDNA型が不一致となり、注目を集めました。
20年近くを経た今も、事件は終わってないのです。 -
早くしないと日が暮れちゃう!
歌詞に出てくるスポットめぐりを、急いではじめました。 -
まずはこちら。
あなたのことを祈った八雲神社です。
住宅街のなかにある小さな神社でした。 -
境内には先客の男性が一人だけでした。
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緑に囲まれた神聖な雰囲気のする場所でした。
ここがあの八雲神社なんですね〜。 -
つづいて「床屋の角の公衆電話」です!
ほんとにあるんだって思いますよね!
本当に床屋の角にポツンとありました。 -
床屋さんは「オザワ」といいます。
どんな床屋さんなんだろうと思って、外から店内をのぞき見ていたら、中から店主のおじさんが出てきました。
げげっ、怒られるかも!?と思ったら。
「ここにパンフレットがあるよ」
えっ?
床屋のおじさんは、外の掲示板のところに渡良瀬橋のパンフレットが置いてあるのを教えてくれたんです。
(ちなみにパンフレットは太平記館で手に入れたのと同じものでしたが(笑))
おじさんは嬉しそうに、店内へ戻って行きました。 -
床屋のおじさん、ほんとにいい人でした。
わけのわからん旅人を迷惑に感じてもいいはずなのに、温かく受け入れてくれる。
今日一番嬉しい出来事でした。
まさに曲のまんまの、素敵な床屋さんです。 -
そして、こちらが公衆電話。
撤去が予定されてたんだけど、市のお願いで延期になったそう。
この光景、いつまでも残ってほしいな。 -
思わずかけたくて、なんどもとった受話器。
あなたはどこにかけますか? -
長居しちゃって、急いで渡良瀬橋に戻りました。
夕日が沈んじゃう〜! -
夕日が沈みきる寸前、なんとか間に合いました。
ほんとにきれいな夕日です〜。
素晴らしい夕景が広がります。 -
夕日がきれいな街。
今日も暮れてゆきます…。 -
ほんとはもう少し早く橋に戻ってきてたら、もっと綺麗な夕日が見れたんだけど…。
でももう過ぎ去った時は戻せません。
二度と戻れぬ「あの頃」を追うかのように、夕日は静かに沈んでいきました。 -
夕日が終わりました。
河原のコンクリートに座って、しばらく休息。
河原では女の子達が談笑していたり、男性が運動をしていたり。
思い思いの夕暮れです。 -
夕から夜へと、時が移り変わります。
見上げれば月、夢幻的な時です。
どこからかトランペットの音色が聴こえてきて、それが素敵なバックグラウンドミュージックになりました。 -
夜の渡良瀬橋はライトアップされます。
同じ橋でも、時間によってずいぶん印象が変わりますね。 -
気がつくと、女の子達は帰り、トランペットの音も止んでいました。
なんとなく立ち去りがたい気分でしたが、僕もそろそろ腰を上げることにしました。
夜の渡良瀬橋に別れを告げて。 -
その後は、東武線の足利市駅へ。
ここから東武伊勢崎線で帰ります。
電車に乗る前に、どこかで夕食を食べていくことにしました。 -
しかし、全然店がない!
居酒屋とかは何軒かあるんだけど、レストランとかはまるでない。
駅周辺を見てまわりましたが、これといったお店は見つかりませんでした。 -
ということで、駅にあるドムドムで食べていくことにしました。
夕食にファーストフードなんて避けたかったのですが、まあたまにはいいか。 -
期間限定のナチュラルチーズバーガーのセット。
そういえば、ドムドムで食べるのって初めてかも。
味は、可もなく不可もなく。 -
今日の一冊。
東大の柴田元幸先生による少女少年小説選『昨日のように遠い日』。
少女や少年が主人公の海外の小説を集めた作品集です。
久々に素晴らしい本に出会えたって感じ、とっても魅力溢れる本です。
これもやはり、二度と戻れない「あの頃」を思い出させてくれる一冊。
興味あれば、ぜひ読んでみてくださいね。 -
帰りの電車は空いてました。
たった一日の旅でしたが、とっても満喫できました♪
こうして、夕日へ向かったある一日は終わりを告げたのでした。
パチパチ。
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